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文藝評論家・山崎行太郎の『毒蛇山荘日記』
2010-12-22 08:00
民主党は頭から腐っていくのか?国民は「小沢喚問」など求めていない。国民は、度重なる選挙結果が示すように菅・民主党に「NO」を突き付けているだけだ。
昨日は、韓国KBSテレビの取材を受けるために、渋谷のNHK放送センターまで行ってきた。取材内容は、近親婚に関する日韓比較だったが、近親婚に、法律的にはともかくとして、道徳的・生理的な嫌悪感を持つらしい韓国人から見たら、日本人によく見られる従兄弟・従姉妹同士で結婚する「イトコ婚」もまた、きわめて異様に写るらしい。彼等が最初に質問してきたのは、菅直人・伸子夫妻が、あるいは岸信介夫妻と佐藤栄作夫妻が、いずれもイトコ同士の結婚たが、戦後の総理大臣が三組も「イトコ婚」であるという事実が不思議らしく、そこには何かがあるのではないかというわけで、それは「政略結婚」ではないのか……というものだった。戦前の例である岸・佐藤兄弟の「イトコ婚」の場合は、次男の信介が父方の実家「岸家」に養子にいき、三男の栄作は母方の実家「佐藤家」に養子にいき、そこの娘と結婚することによって、同時に家督も継いだというわけで、戦前の民法におけるイエ制度の問題が主な理由であって、別に政治的な意図を持つ「政略結婚」の類ではなかった。もちろん、戦後の菅直人・伸子夫妻の場合は、「政略結婚」なわけはなく、菅家に下宿していたらしい従姉妹の「姫井伸子」と、菅家の長男が恋愛関係になり、結婚したというものだろう。ちなみに菅直人の父親と伸子の母親が「兄妹」であるが、伸子の母親「姫井千恵子」は、岡山県金光市議会議員で、議長も勤めたこともある、かなりの女傑だったらしく、伸子はその母親の生き方を見て育ったわけで、伸子の政治センスには、政争に明け暮れる地方政治家の「汚れ」が染み付いているように見える。天下国家の問題を忘れ、意地汚い政争に明け暮れている菅直人を見ていると菅伸子の影を強く感じる。「めん鳥が時をつげると国が滅びる」という話もあるが、そうならないことを祈るだけである。しかし、それにしても、総理大臣たちの「イトコ婚」に関心を持つ韓国人の発想は面白い。(続--以下はメルマガ『週刊・山崎行太郎』で…。)
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