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毎日新聞 12月21日(火)2時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101221-00000009-mai-pol
民主党は20日の党役員会で、小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会出席を巡り、野党の協力が見込めなくなったとして、結論を27日の次回役員会まで先送りすることを決めた。これに先立ち、菅直人首相は小沢氏と会談し、政倫審への出席を求め、「政倫審に出なかったら、証人喚問になるかもしれない」と言及。しかし、小沢氏は「法的に出る義務はない」と拒否し、会談は決裂した。岡田克也幹事長ら党執行部は政倫審で招致議決の手続きを進めるが、年内の議決は困難な情勢で、招致問題の越年が確実になった。
菅首相と小沢氏の会談は2人きりで行われ、1時間半に及んだ。首相側は岡田氏の同席を求めたが、小沢氏が断り、国会招致を主導する岡田氏に対する小沢氏の強い警戒感が表れた。菅首相や関係者の説明によると「政倫審に出てほしい」「議決があっても出ない」の押し問答を10回以上繰り返したという。
菅首相「小沢さんは『国会が決めればいつでも出る』と言っていた」
小沢氏「それは(検察審査会による)起訴議決前の話だ」
自身の発言を否定する小沢氏に対し、菅首相は秘書官を呼び、起訴議決公表3日後の10月7日に、小沢氏が記者団に「国会で決めた決定に私はいつでも従う」と語った記録を示して説得を試みた。
しかし、小沢氏は重ねて拒否。代わりに、地方選の連敗や国会での野党との対立について「政治とカネの問題以外の影響が大きいのではないか。出席すれば野党と建設的な話になっていくのか」と菅首相の政権運営を批判した。
菅首相は会談後、記者団に「党として物事を決めなければならなくなると申し上げた」と説明し、政倫審への招致議決を目指す考えを示した。岡田氏も党役員会後の会見で「証人喚問は偽証罪も適用される厳しいものだ。なるべく避けたい」とあくまで政倫審招致を目指す考えを強調。しかし、首相を支持するグループからは「証人喚問するしかない」との声も上がっている。
政府・民主党内で証人喚問論が浮上したのは、自民、公明両党が政倫審の議決に応じない姿勢を強めたことも背景にある。自民党の大島理森副総裁は「証人喚問に出てもらうよう議論することが菅首相、岡田幹事長の責務だ」と語り、政倫審招致への協力を拒否。公明党の山口那津男代表も「小沢氏が出る状況が整わなければ、政倫審を開く意味は薄れる」と議決に応じない方針に傾いている。
「自民党も公明党も出てこない。うちだけで議決するのか。それこそ茶番だ」
20日の菅・小沢会談後に開かれた民主党役員会で、輿石東参院議員会長は岡田氏らを強くけん制。岡田氏らは離党勧告などの処分も検討しているが、結論は出せず、27日の役員会で改めて協議することになった。急浮上した証人喚問案も、全会一致が原則でハードルは高い。正当な理由なく出席を拒否できず、偽証罪が適用されるため、党内亀裂が決定的になる可能性もある。
【田中成之、横田愛】
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