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(回答先: 青少年健全育成条例改正に劇作家協会などが抗議(審議会は前面公開が当然!) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2010 年 12 月 20 日 20:34:19)
条例可決まで、この「都職員」の説得活動を知らなかったが。詳細をブログで公開された方があったことも知らなかった。/(--;)
コミック関係部分を転載させていただく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここから)
http://mckoy.cocolog-nifty.com/hansei/2010/10/1025-d6be.html
(10/25)青少年健全育成条例の改正に関する都職員の方からの説明・その4
(承前)
3)性的な表現を含むコミック
最後に、今回一番反対が強くてですね、著名な漫画家のちばてつやさんとか永井豪さんまで記者会見をして反対をされてしまったという部分です。
(以下コミック誌、単行本を見せながら)
これはどういうものかと言いますと、表紙を見ますと非常にかわいい女の子の絵なんですね。こんなの子供の机の上の置いてあってもどうってことないと思うんですけど、中開くともう最初からセックス場面ばかりです。要するにエロ漫画なんです。ただエロじゃないんです。学校の中でセックスしていたり、父親と娘、あるいは兄と妹、姉と弟、そういうような形のエロ漫画としか言えないものです。こういうものを普通は、出版社のほうの自主規制という制度があってですね、18禁ですとか成人コミックというマークを本来こういうものにはつけてくださいという今の条例でもって決まっているんです。ところがそのマークをつけてしまうと販売のルートが限られてしまうということで、出版社は本当に過激なもの以外はマークをつけていないで売っているという状況なんですね。ですから東京都は小・中学生がまだそういう判断能力を持たないうちに、父親と娘がセックスをしている絵だとか、あるいは愛情があれば兄弟でもセックスをしていいんだ、セックスをすることによって愛情が確かめられるんだというようなちょっとおかしい漫画、こういうものを子供に小さい頃から見せるべきでない、と考えています。決していい影響は与えないと思うんですよ。ですからこういうものは大人の棚、成人コーナーに置いてくださいということを条例の中で盛り込もうということです。
現在ですね、不健全図書指定という条例があります。これは性的感情を刺激する、それから自殺を助長する、犯罪を誘発する、残虐性を高めるというのは、青少年に見せるべきではないというような本を東京都が不健全図書と指定して成人コーナーに移す、子供に売らないようにするという制度なんです。
どういう形で指定があるかと言いますと、まず都の職員が都内の書店ですとかコンビニを回りまして、一般の書棚に並んで得られている本を調査購入という形で買ってまいります。どういう基準で買うかといいますと、題名ですとか帯紙に書かれている内容、それから出版社等を判断しまして買ってまいります。というのは今立ち読み防止でもってこういう本は全部ビニール包装かかっているので本屋さんで中身確認することができないものですから、性的なものがある、あと残虐性があるかなと思われるものをだいたい月に120から130冊くらい買ってきて東京都のほうで中を見ます。で事前審査ということで基準に基づいてだいたい月に4,5冊ですね、一冊というときもありますけどだいたい4,5冊くらいこれは子供に見せるべきではないという本を選別します。
次に何をするかと言いますと、自主規制会議というふうに書いてあるんですが、これは出版関係でもって自主的な取り組みをしている出版倫理協議会とか出版倫理講話会という団体があります。そこの団体の方、それから新聞販売懇談会ということでもって新聞の駅の売店なんかを担当しているようなところ、それからフランチャイズチェーン協会、これはもうコンビニさんが全部属しているところですね、そういうところで自主的に取り組みを行っているという方々の集まりのところに都のほうで選別した本を全部一冊一冊中身を見ていただきます。そして意見をいただきます。そしてその意見と本を添えて健全育成審議会と書いてありますが、これは都民の代表の方ですとか、それから保護者の代表の方、都中Pの方もいますし主婦連の方も入っております。それから学識経験を有する方々ということで新聞の論説委員の方等に入ってもらっていますが、その方々に、自主規制の専門の方々の意見と実際の本、これを全部見ていただきます。でそこの審議会の意見に基づきまして、これは青少年に見せるべきではないという答申をいただいたものについて都知事名でもって指定をするということになっております。
都知事名で指定をするとどういうふうに周知をするかと申しますと、東京都の広報に告知するのとあわせまして、都内の書店、コンビニ、それから警察と市区町村、それと都民の方々で健全育成協力員という、千名ほどですね、都内の売店、書店やコンビニをまわってもらってこういう不健全な図書が子供に売られていないかどうかの調査をしていただいている方がいるんですが、その方々が約一万箇所にですね、周知はがきということではがきでもって不健全図書の指定をした本の題名と出版社名を周知いたします。そうしますと本屋さんではそのはがきがきたところでは成人コーナー、子供の手に取れないところに置く、図書館でも大人のほうに置く、コンビニなんかは指定になった本は一切取り扱わないというような取り組みをしていただいております。
というようなことで流れはあるんですが、その不健全図書の現行の条例、先程言いました通り今でも既に性的感情を刺激する漫画と言うのは十八禁図書という事で子供に見せないことになっているんです。ただし現行の基準というのは本当にドギツイエロ漫画なんですね。ところが本日持参した漫画は、ちょっと見ていただくとひどいと思われるかもしれませんけど、このレベルの書き方ですと、現行基準では不健全な図書としての指定ができない状態なんです。ですから新たに今の基準を広げて、じゃあこういう子供の悪質な漫画も基準に入れましょうよということです。単に基準を広げただけだと、それこそ東京都は東京都の判断でどんどん基準を広げてしまうじゃないかと言われるので、それではちゃんとこうした子供を対象とした悪質な漫画、これを不健全図書にしますという新たな条文建てを今回考えたというようなことです。
新聞の切り抜きも一緒に配らせていただいております(朝日新聞大阪版切抜き)。これは朝日新聞の「子供とメディア」という欄で、性と漫画ということで特集を組んでいただいたものです。大阪の朝日新聞の文化部の方が東京都に取材に来まして、記事を作ってくれました。大阪では掲載してくれたのですが、大阪の本社のほうに非常に反対派からクレームがついたと。なんだこの記事はと。一週間か十日後に東京のほうの新聞でも載せる予定だったんですけど、反対の意見がきちゃったものですから、東京の朝日は躊躇して、残念ながら載せてもらえなかった。ここ見てもらいますと子供がコンビニでもって女性が縛られている絵を見てショックを受けたという状況があったりですね、子供が手に取ることのできる漫画、酷いものがあるというようなことを本屋さんの現場を見てびっくりしたという内容が書かれています。
もう一つはこれも朝日新聞なんですけど、これは朝日新聞のほうで独自に調査していただいたんですね。子供に読ませたくないなという漫画ありますかという調査をしたところ、74%の人がはいということで回答しています。一番多かったのは性的な描写が嫌だ、二番目が暴力的なもの、ということで子供に読ませたくない漫画が実際にあるということですね。その下の円グラフで漫画が子供に悪影響を及ぼすと思いますかということで82%の方が悪影響を及ぼすというような回答をしていただいております。
先程も言ったとおり条例を提出するにあたって本当に一番条例の対象になる都民の皆さんに対する説明というものをまったくしていない状況があったんです。ですから今回は条例提出前に機会を設けていただいて、東京都がやろうとしているというのは漫画を書くなとか出版をするなということではなく、こういう子供に見せるべきではないという悪質なものをせめて大人のコーナーに置いてくださいという条例であって、創作活動が萎縮するとか表現の自由を侵害するという反対派の方はおっしゃってるんですけど、いや自由に書いてください。もうエロ漫画書いていただいて結構です。出版もしてください。ただし成人コーナーに置くようにマークをつけよう、子供には見せないようにしましょう、そういうようなことを取り組みましょうよというような条例です。
東京都のHPに52ページに及ぶ質問回答集も掲載しています。インターネット上では、中には悪意をもって曲解、あえて違う方向へ先導しようというようなことで、でたらめな書き込みをしている方もいらっしゃいます。それを見た子供が私どもに電話をかけてきて「東京都の子供は漫画が見れなくなるんですか」と質問をしてくるんですよ。「インターネットにそう書いてあったんです」と。「いや違うよ、東京都でやろうとしているのは小さいうちに見るとよくないと思われる本を大人になってから見ましょうということなんですよ」と説明してあげると「ああわかりましたー」って言ってくれるんですけど、全くの誤解に基づくインターネット上の書き込みにはその質問回答集でお答えしておりますので、後ほど目を通していただくといいのかなというふうに思います。
(つづく)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここまで)
残念ながら、公開されたコミックが何かは不明。伝え聞いたところでは単行本で付箋部分だけだったらしい。
関連:
■都職員の説得奏功 性描写規制条例 石原知事「大人の責任」(産経新聞)
http://www.asyura2.com/10/senkyo102/msg/397.html
投稿者 CRUSH 日時 2010 年 12 月 17 日 23:24:59: WQV8aK7tXMB2Y
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