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「今年一年を漢字一字で表すと?」との質問に、「総理大臣という仕事は修行している身だという意識でやらなきゃいけない」と、「行」の字を挙げた菅直人首相。その首相が自ら課すのは「脱イラ菅」。感情に任せて発した言葉がいかに反発を招くか、苦い思いを積み重ねてきたからだ。
その最たるものは、衆院本会議で「不適切な発言との指摘を真摯に受け止める」と陳謝させられた十月の国会答弁。「詐欺とも言うべきマニフェストで政権をかすめ取った」などと挑発した自民党の稲田朋美議員に対して、首相は色をなして「私も野党時代、かなり厳しい言葉を使ったが、これほど汚い言葉は使わなかった」「『原稿を読まないで答弁しろ』と言うなら、原稿を読まないで質問するのが筋だ」と反論。自民党から「質問者に原稿を読むなと言うなら、今後は事前に質問通告しない」と抗議を受け、無念の陳謝に追い込まれた。
なんとか臨時国会を乗り切ったものの、自分の質問時間以外も予算委員会室に詰め、大声でヤジを連発する稲田氏ら自民党の若手議員に、首相は閉口していた。「あの連中は何とかならないのか」とボヤくことしきりだという。衆院では稲田氏、参院では当選一回の西田昌司、丸川珠代、森雅子の三氏が代表格だ。
自民党関係者が語る。
「“若手ヤジ将軍”の四人組は、いずれも町村派所属で、安倍晋三元首相の一派です。平沼赳夫たちあがれ日本代表が最高顧問、安倍氏が会長を務める超党派の保守系議員集団『創生「日本」』でも事務局長代理に稲田氏、事務局次長に西田、丸川両氏が名前を連ねています。安倍氏らは菅政権を『左翼偏向政権』と敵視し、日韓併合百年の首相談話や尖閣問題への対応を強く批判。四人組はその尖兵なのです」
安倍チルドレンのヤジには、自民党内でも眉をひそめるベテラン議員が少なくない。今月二日の党所属議員のパーティーで、伊吹文明元幹事長はこう挨拶した。
「いい機会だから幹事長に頼んでおく。党を代表して委員会や本会議に出る人は品格をもってやってもらいたい。菅さんはどうしようもない人だけど、一応みんなで選んだ日本の代表だ。その人をバカだとか何だとか言うのは自民党の品位を下げ、非常に悪い印象を与える」
石原伸晃幹事長は「ご指摘は至極ごもっとも」と応じたが、“確信犯”の四氏にブレーキをかけられない?
http://bunshun.jp/shukanbunshun/thisweek_pol/101223.html
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