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http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42383055.html
北朝鮮、韓国は協議離婚するしかない(上)
2010/12/18(土) 午前 11:48
韓国メディアは今日午前9時過ぎ、韓国軍が延坪(ヨンピョン)島での射撃訓練を来週初めに延期することになったと伝えた。
韓国政府筋は「天候不良」を理由に挙げたが、北朝鮮の反発、中国、ロシアの中止要求を無視できなくなったと思われる。
自制を利かした冷静な対応は一応評価できるが、これまでの南北双方の感情的な応酬は独善的に流れやすい朝鮮民族の歴史的な弱点をもろに露呈した。
冷却期間を置き、新たな危機管理システムを考えるしかあるまい。
韓国軍は当初、「18日から21日までの演習期間、1日は延坪島で行う」とこだわっていたが、南北将官級軍事会談北朝鮮側代表は17日、「我々の神聖な領海」での海上射撃訓練の中止を要求し、実施されれば「自衛的な打撃の強さと範囲は、11月23日の砲撃より深刻な状況を再現することになる」とする通知文を韓国側に送付した。同日午後7時に朝鮮中央テレビも同様な警告を国内向けに流した。
これに対し韓国軍側は訓練を予定通り実施し、「北の挑発には自衛権を行使する」としてF15、F16戦闘機による報復爆撃を示唆した。
南北の意地の張り合いで局地戦まで予想される緊張が高まっていたが、二股的な態度を取り続けたのが米国で、訓練地域に米軍指導員、監視要員計21人を派遣して韓国軍の行動を見守るとする一方で、「演習は通常の演習の一部で、韓国軍の正当な自衛権の行使」(クローリ国務次官補)と容認する姿勢をみせた。
米国が揺れているのは北朝鮮が「万が一、朝鮮で戦争が起きれば核戦争に発展し、朝鮮半島に限定されない」(「ウリ民族同士」17日)と米本土国への核攻撃を示唆したことと関連があると読める。
しかし、中国が自制を呼びかけ、ロシア外務省が17日に訓練中止を求める声明を発表すると、韓国側にブレーキが掛かりはじめた。
私は16日の「韓米軍事演習なるパフォーマンスと南北砲撃戦中間収支(下)」で「延坪島の南北砲撃戦で高まった緊張は峠を越し、焦点は対話による解決へと移りつつある。韓国国防部は今日から軍人の休暇凍結措置を解き、正常任務に戻す措置を取った」と書いたが、大局的には当たっている。
しかし、「ハン(恨)」とも言える朝鮮人に特有な感情爆発による偶発戦争の危険が依然として存在することは否定できない。
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42376176.html
南北共滅の偶発戦争を起こしかねない南北それぞれの「ハン」をどう合理的に管理するか、それが問われている。
私は2年前の論文「ナショナリズムを超える南北関係と統一論試論」( 『朝鮮半島の和解・協力10年』 所収)で「南北に異なるナショナリズムが生じている」との仮説を提示して今日の事態をある程度予測した。
「南北は同一民族であるから統一は当然だ」とする幻想を根源的に再検証する必要があろう。
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