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[高橋昌之のとっておき]小沢氏が政倫審出席に応じない理由(MSN産経)「権力闘争の手段」に使われている以上、応じられない
http://www.asyura2.com/10/senkyo102/msg/489.html
投稿者 赤かぶ 日時 2010 年 12 月 19 日 12:47:49: igsppGRN/E9PQ
 

 民主党内では今、「政治とカネ」の問題をめぐって、小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会への出席問題が最大の焦点となっています。党執行部側が議決をしてでも小沢氏を出席させようとしているのに対し、小沢氏は出席に応じない姿勢を崩していません。この成り行きによっては、党分裂、小沢新党につながるのではないかとみられているだけに、緊迫の度を増しています。

 しかし、私は恐らく、小沢氏は現状では出席に応じないと思いますので、今回はその理由を私なりに分析してみたいと思います。

 私は小沢氏がやましいところがあるために、衆院政治倫理審査会や証人喚問を恐れて応じないのではないと思います。現に小沢氏は9月の民主党代表選の際に、国会での「政治とカネ」をめぐる説明について、「国会で議決されれば応じる」と表明しています。小沢氏が応じないのは、別の理由があるからだと、私は見ています。

 その第1の理由は、現在の菅直人首相をトップとする民主党執行部が小沢氏の国会招致を実現しようとしていることについて、「小沢氏を政治的に抹殺しよう」、あるいは「小沢氏に厳しい態度をとることで内閣支持率を上げよう」という不純な動機を感じているからだと思います。

 実際、現在の党執行部は、小沢氏に批判的な、いわゆる「反小沢グループ」が中心を占めています。党幹部からは「小沢氏を衆院政治倫理審査会、さらには証人喚問に引きずり出せば、政治的にイメージダウンさせることができ、さらに偽証罪に問えれば、小沢氏を政治的に抹殺できる」との声も聞こえてきます。

 つまり、対立状態にある小沢氏を政治的に抹殺してしまえば、自分たちのグループが民主党内をおさえて、政権を自由に動かせるという「政治的思惑」があるわけです。現在の党執行部の全員が、そう考えているわけではないでしょうが、一部にそういう思惑があるのは間違いありません。

 そうした「政治的思惑」がある以上、小沢氏が国会招致に応じれば、党執行部の一部にある「小沢潰(つぶ)し」の術中にはまって、民主党内の権力闘争に敗れることになります。小沢氏は何も権力が欲しくて闘争をしているわけではなく、自分が中心とならなければ民主党政権をきちんと運営していけないと考えています。それだけにこの権力闘争に敗れるわけにはいきません。だから、小沢氏は出席に応じないのだと、私は思います。

 事実、小沢氏自身も15日、都内のホテルで開かれた「小沢一郎政経フォーラム」で、衆院政治倫理審査会への出席について「政倫審に出ることは拒まないし、国会がうまくいくのなら政倫審に出てもいいが、うまくいく見通しがない。内部でもめているのはいかがなものか」と述べています。

 第2に、そもそも衆院政治倫理審査会で議決して、小沢氏を呼ぶことができるのかどうかという問題があります。衆院政治倫理審査規程第2条によると、まず審査の申し立てをするには25人の委員のうち3分の1以上が必要です。

 そして、申し立てには「申立書に(呼ぶ)議員が行為規範等の規定に著しく違反していることを明らかにした文書を添えて、審査会の会長に提出しなければならない」と定められています。そのうえで、申し立てを受けて開催するには「出席委員の過半数による議決を要する」となっています。それで審査会は初めて開かれます。

 つまり、小沢氏の審査の申し立てをするには「小沢氏が行為規範等の規定に著しく違反していることを明らかにした文書」を提出しなければならないのです。民主党執行部は「議決してでも小沢氏を呼ぶ」としていますが、小沢氏が行為規範等の規定に著しく違反しているという具体的な事実を、文書で示すことができるでしょうか。

 小沢氏は自らの資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検の捜査を受けましたが、2回にわたって不起訴となりました。ただ、東京第5検察審査会が2回の起訴相当の議決をしたため、来年早々にも強制起訴される見通しです。

 しかし、それは刑事事件の裁判を受けるということであって、有罪になるか、無罪となるかは分かりません。ですから、このこと自体は国会議員としての「行為規範等の規定に著しく違反している」ということにはなりません。それ以外に、小沢氏が国会議員としての行為規範等の規定に著しく違反しているという事実はあるでしょうか。私が見る限り、それはないと思います。

 民主党執行部がこの衆院政治倫理審査規程を分かったうえで「議決してでも小沢氏を呼ぶ」と言っているのかどうか分かりません。あるいは「申立書はどうとでもでっち上げられる」と思っているかもしれません。しかし、そのような申立書なら、小沢氏は「申立書に瑕疵(かし)がある」と主張して、出席を拒否するでしょう。

 したがって、いずれにしても小沢氏は政倫審には出席しないと思います。そのときに民主党執行部側が「議決にさからって出席しないのは許せない」と、小沢氏に離党勧告を突きつけるかもしれません。そうなれば当然、小沢氏を支持する議員は猛反発し、場合によっては小沢氏とともに集団離党、新党結成に踏み切るかもしれません。

 一般の国民の方々からしてみると、「小沢氏はやましいところがないのであれば、堂々と国会に出てきて説明すればいいじゃないか」ということになるかもしれません。しかし、小沢氏にとっては、政倫審出席問題が先に述べたような「権力闘争の手段」に使われている以上、それに応じるわけにはいかないということなのです。

 12日に行われた茨城県議選で、民主党は6議席という大惨敗を喫しました。6月に菅政権が発足してから、民主党は国政選挙、地方選挙ともに連戦連敗です。各種報道機関の世論調査でも、民主党の支持率は自民党を下回ってきました。

 今回の小沢氏の政倫審出席問題をめぐる民主党のドタバタぶりを見て、「政府・民主党はそんなことでぶつかっているより、内政、外政ともにやるべきことはもっとあるはずだろう」、「こんなガタガタしている民主党には政権を任せられない」と、憤っている国民の方々も多いと思います。

 民主党は政権を担っているのですから、もういい加減に親小沢か、反小沢かなどという属人的なコップの中の争いはやめてほしいと思います。それよりも一致結束して国家、国民を第一に考えた政治に全力を注ぐべきではないでしょうか。それができなければ、いずれ民主党は政権を失うことになるでしょう。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101219/stt1012191201002-n1.htm  

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コメント
 
01. 2010年12月19日 13:10:33: EszHBBNJY2
>>民主党は政権を担っているのですから、もういい加減に親小沢か、反小沢か
>>という属人的なコップの中の争いはやめてほしいと思います。それよりも一
>>結束して国家、国民を第一に考えた政治に全力を注ぐべきではないでしょう
>>それができなければ、いずれ民主党は政権を失うことになるでしょう。

オリジナル民主党には不可能。 当然、党は分裂、下野する。
現執行部が馬鹿すぎ。 内部抗争に明け暮れた全闘連時代の血が騒いでいるのだろう。それで自己の存在をアピールして地位を上げてきた。政治と全闘連時代のお遊びと同じレベルで考えている低脳。


02. 2010年12月19日 13:23:25: xumQnZ2lc6
> 私は小沢氏がやましいところがあるために、衆院政治倫理審査会や証人喚問を恐れて応じないのではないと思います。
>現に小沢氏は9月の民主党代表選の際に、国会での「政治とカネ」をめぐる説明について、「国会で議決されれば応じる」と表明しています。
>小沢氏が応じないのは、別の理由があるからだと、私は見ています。

やっぱり産経は小沢憎し。
読売新聞の「ナベツネ」に政治家が挨拶に行ったり、ナベツネが政党本部などへ出向いて政界に影響力を持っている。
その後がまを産経も狙っているのでしょう。
あすなろ産経新聞の卑屈さをおおいに感じる。

新聞ともあろうものが、個人の妄想で「犯罪者」と決めつけて証人喚問に応じないというのは、産経は訴えられたら
どうすんでしょうね?

そもそも小沢氏が国会招致に応じると言ったのは強制起訴される前。
仮に国会招致に出たとしても、裁判中なので言えません。と言って終了です。
すると国会招致が人民裁判であるかのように、産經新聞が小沢氏のストーカーのように個人批判記事を
殴り書きしては自己満足している姿が目に浮かぶ。

ダルビッシュの記事も裏を取らずに思い込んで自爆死。
>ダルビッシュに空振り三振した産経新聞。
http://www.asyura2.com/10/hihyo11/msg/353.html

こういう思い込み記事の積み重ねが「産経新聞」を潰して行く。
潰れても国民にはデメリットは無いけど、ねつ造新聞社が消えるという意味でのメリットは大きい。


03. 2010年12月19日 13:24:29: gRrvgNQQuM
産経にしてはまともな内容だと思ったら、小沢番記者のようです。

04. 2010年12月19日 13:27:20: zFYR89MU2o
高橋氏、産経系列サイトのイザ(IZA)でネトウヨから叩かれまくりw
産経新聞にあるまじき記者だとさ。産経新聞だから、朝日新聞だから、読売、毎日新聞だから、フィルター外して冷静に眺めてみよう。
メディア媒体はクソでも、中の人も全部がクソというわけではないのだ。
TBS政治部には武田一顕という慧眼の記者がいる。
色眼鏡で小沢一郎を見ない是々非々を貫いている記者である。
記者クラブはゴミクズだ。そんなクズどもを飼うメディア(テレビ新聞)媒体は確かにクソだ。
だが全部がそうではないということもこの際知っておいたらいいと思う。
特捜崩壊という検察の実態を追った批判本を書き上げたのは、検察とツーカーといわれる産経新聞社会部次長の石塚健司である。
既存メディアにも骨のある記者はまだいる。

05. 2010年12月19日 14:07:57: 1pdO3vU4yQ
02さんは記事の文章を読んでないですね。

高橋記者はちゃんとしたことを書いていますよ。

産経どころかこのような記事を署名入りで書く記者は今の新聞には見当たりません。

ましてや産経新聞なんですよ。

脊髄反射せず文章を読みましょう。


06. 2010年12月19日 14:14:55: Rd1mOpUXZg

産経系列の記事にしてはおそろしく全うな記事だね。

07. 2010年12月19日 17:17:11: kbjD6Oqr1Y

当たり前の内容で、常識的な見解です。
この産経の記事は、まともな人間ならば、
全員納得する。

産経がこのような記事を出す事は、快挙。

しかし・・・朝日新聞には、できません。


08. 2010年12月19日 18:32:37: bg0qnYTEr2
産経の記事、正鵠を得て居り、大きく共感。

マスメデァで、もっとこの様な公正な記事が多く成る事を期待したい。

同じ党内の、政権交代実現の最大の功労者に対する、一連の攻撃は、政党政治上の通念からも、道義的にもオゾマシイ限り。

民主党菅代表・民主党現執行部の政争的な言動を改め、真摯な与党運営を望みたい。現状では、国民から、期待感を裏切られた反動により、国民の信頼は乖離して行くのが懸念される。


09. 2010年12月19日 19:35:39: awdI26xWYA
反小沢グループはどの党を支持するんでしょうね?
自民党も「議決はナンセンスだ。議決に加担するつもりはない」と表明しました。
しかも、あの「産経」新聞の報道です。

散々「政倫審出席」に小沢氏は逃げずに出ろ!と言っていた反小沢派は自民党も攻撃するのでしょうか?
今後のコメントが見ものです。


自民・石原氏「政倫審議決はナンセンス」 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101219-00000528-san-pol
産経新聞 12月19日(日)16時56分配信

 自民党の石原伸晃幹事長は19日午前、NHKの討論番組に出演し、民主党が衆院政治倫理審査会で
小沢一郎元代表の招致を議決する方針を固めたことに対し、「小沢氏が文書で正式に政倫審に出席しないと
言われた以上議決しても出てこない。議決はナンセンスだ。議決に加担するつもりはない」と述べ、
政倫審招致議決に自民党は協力しない考えを明らかにした。

 その上で、菅直人首相が20日に小沢氏と会談することを念頭に「『小沢さん出てください』と首相が
説得して決めれば、全会一致で何の問題もなく証人喚問が行われる」と語り、あくまで証人喚問を求める
考えを示した。

 一方、民主党の枝野幸男幹事長代理は同じ番組で「小沢氏自身が党代表選の途中で『国会でお決めに
なれば国会で国民の皆さんに説明します』と堂々と国民に約束していた。小沢氏は国会の場で自ら
ご説明をいただくのが一番望ましい」と述べた。


10. 2010年12月19日 20:11:58: nO0voNkQ72
今に至っておかしいのは、産経新聞や自民党石原でさえも、小沢氏の政倫審招致を降りているのに、自党の民主党が「小沢を差し出す差し出す」と自民・野党に言って回っていることです。管も枝野も、もう狂いまくっているとしかいようがない。
自分たちがこの3か月間でやった数限りない失態、破廉恥、国民愚弄、バカ丸出しを、何も見られない低能ぶり。こんな馬鹿に付き合わされる日本国民は泥舟に一緒に沈められるだけだ。早く泥舟から逃げないと大変なことになる。
 国民がそう気づき始めたから、あの産経までも「高橋昌之の…」をトップに出すようになったのではないか。
潮目が変わったのではないでしょうか。
今や、小沢派からも野党からもおいてけぶりになっているのは、菅内閣の大臣ばかりの状況なのではないでしょうか。国賊としてカンゴク内閣の殺処分が近いのではないでしょうか。殺小沢の企ては失敗に帰したのではないでしょうか。

11. 2010年12月19日 23:25:52: BIgfJMRMNE
>06さん

ゴミ新聞産経の中では、唯一高橋昌之はメディアの偏向に流されずまともな記者です。


12. 2010年12月19日 23:49:51: 7nGTnQinYI
赤かぶ・・か・・

たしか山形名産に赤カブの漬物があったようだが・・


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