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『「ジャーナリスト同盟」通信』2010年12月19日 本澤二郎の「日本の風景」(634)から下記を転載投稿します。
=転載開始=
<農薬農政に赤ランプ>
一部のテレビが稲作地帯のタイで、あろうことか稲が収穫前に枯れるという被害を報告していた。米は人間のエネルギー源である。アジア人が生きるために不可欠の主要食料である。米なくしては生きられない日本人である。いよいよ米パンや米麺の時代と多様化、米需要の増大が見込まれてきている。そんな矢先の危機到来なのである。農薬農政に赤ランプがついたのだ。
日本の戦後農政は、60年代から飛躍的に生産が伸びてきたというが、それは稲作や野菜づくりに大量の農薬使用による害虫駆除政策が存在した。有毒物質で害虫を殺すという、一見合理的に見られたが、害虫どころか他の益虫さえも殺し、人間が生きるための生態系まで破壊し尽くしてきた。人倫に反する行為は、戦争や科学の発展を口実に推進してきた悪しき成果でもある。科学が人類の生存権さえを奪ってしまうという真実に、当の科学者が口をふさいで為政者が人々を従わせてきた。
60年代のアメリカによるベトナム戦争で、この化学兵器が大量使用された。非人道兵器として世界的に知られている。戦争犯罪である。日本のアジア侵略の蛮行にも相当しようか。その被害者は今も泣いている。人間が人間を殺すために用いた毒薬を、その後地球の至る所で、人間の食べる食料生産に用いられているのである。
罪深いアメリカ・軍隊・軍需産業であろうか。それを日本軍はハルビンの731部隊で研究、生体実験をしながら実際に使用していたのである。その実績は、そっくりアメリカ軍の持ちさられ、それが60年代のベトナムで大量使用されたのであろう。
農薬農政に日本も深く関与していたというべきか。それゆえに農薬企業が急成長した。農林官僚と癒着する中で稲作から全ての食料生産、養殖や酪農の資料などにも使用されてきた。
ガン・糖尿病・高血圧・アレルギーの現代病には、まず間違いなく農薬農政が関係しているとみるべきだろう。
<ウンカの大量発生>
タイでは、稲作を駆逐してしまうウンカの大量発生に、それまでの大量農薬の使用が存在した。農薬にも死なないウンカの大量発生によって稲作農家は致命的打撃を受けているのである。
この事実が、日本のテレビが放映したのだが、なんとも深刻この上ない。稲が根元から枯れてしまう。そこに無数のウンカがへばりついている。いくら農薬を散布しても平然と生きている。
猛毒を潜り抜けるウンカの大量発生である。打つ手はない。さらなる猛毒を用いるしかないのか。第一、大量の農薬使用米の安全性はどうなのか。関係機関は沈黙している。
良心的な科学者は不思議とこの地球上にいない。ノーベル賞もこの方面で成果を見せればいいのだが、あまりにも政治的である。
<自業自得の毒利権行政>
農薬使用そのものに問題がある。農薬は地上の農作物に使用されているのではない。地下の土壌にも散布されている。いうなれば人間は農薬漬けの穀物・野菜そして飼料から肉類も胃袋に入れている。365日である。
狂気の世界ではないか。狂気人間が現れて当然だろう。その典型は死の商人である。善良な若者を憎しみの渦に叩き込んで、人殺しに専念させるというプロは米海兵隊員であろう。自衛隊員から聞いた話だから、恐らく事実に違いない。沖縄への思いを菅直人はわかろうとしない。見方によっては、彼は恐ろしい総理大臣ということになろう。
農薬財閥を知らないが、そこへと農林官僚が天下りして農薬使用を定期的に実施している。無知な市民は「ヘリで農薬散布をすると、蚊がいなくなる」といっている。「ホタルが消えた」とは言わないが、これも農政・農林官僚に遠慮しているのであろう。
昔の水田にはドジョウやタニシなど人間が健康に生きるための食料を提供してくれた。そこへと鶴・白鷺が舞い降りて美しいのどかな田園を、さらに美しくさせてきた。
農薬農政がそれを奪ってしまった。その挙句が、この事態である。
<日本にも飛来>
驚いたことに、農薬の効かないウンカが既に九州に飛来しているというのである。これも衝撃である。農林官僚は、農薬会社にさらなる有毒農薬の研究をさせて暴利を狙っているのであろうか。
考えられる筋書きである。大分遅れて気付いたのだが、戦後の医療分野などに731部隊の医学者が沢山紛れ込んでいた。彼らには「天皇の官僚」よろしく、人間の心がないか薄いのであろうから、そうした彼らの弟子たちが現在も科学者の中に大量発生している可能性を否定できない。
善良な農家の人に笑われるかもしれない。筆者は、いま無農薬・無化学肥料でもって見事な大根を収穫できたのである。緑の葉も調理して食べている。化学肥料もよくない。農薬と化学肥料がミネラル不足の原因なのだから。
農薬と化学肥料の財閥会社のための農政を根本的に見直す必要があるのである。
<抗生物質が効かない感染症と同じ科学万能の限界>
先に病院での感染症の拡大と、抗生物質の効かない感染症のことを、善良な医学者の話を聞いている。全く同じような深刻な事態が、人の治療をしている現場で発生しているのである。
抗生物質の安易な使用、大量使用によって抗生物質の効かない感染症が新たに生まれている。つまり体力のない患者・免疫力の低下した患者は、瞬く間にこれに感染して命を奪われるのである。
731部隊の生き残りに教育を受けた医師団が、日本医師会にかなりいると想定すると、そこでは嘘と隠ぺいの文化がまかり通っている。本当の死因を公表できる善良な医師ばかりではない。
「伝統的な医療にも目を向けて」とは、キューバ革命のチェ・ゲバラの娘の医師の指摘だが、十分に理由のあるところであろう。農薬の大量使用も、抗生物質頼みの医療行政も、共に限界を迎えたのである。
因果応報といえるだろう。原点に戻るしかない。核もそうだが、人類は科学万能主義の被害を受けているのである。
2010年12月19日記
=転載終了=
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