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2010年12月19日
マスメディアは、小沢の政倫審出席問題に国民の目を向けさせようと躍起だ。小沢一郎の「政治とカネ」以外に政治を語るテーマを失った如くだ。
菅の硫黄島遺骨収集も沖縄訪問もただの演出、三流演出家の政治パフォーマンスに過ぎない。それよりも、菅政権が決定すると云う「新防衛大綱」や「税制改正・法人税引き下げ」等の議論こそがマスメディアのなすべき報道だ。
「新防衛大綱」や「税制改正・法人税引き下げ」などの方向性は、日本をトンデモナイ方向に導くものである。
「新防衛大綱」は米国の唯一の食い扶持になりつつある戦争屋(軍産複合体)を利する政策以外の何ものでもない。「税制改革」は一見良さそうに見える部分もあるが、如何にも小手先な改革で、心棒と将来展望に欠け、マクロ経済的視点では実は国力を失う結果になるだろう。
これらの一つひとつのテーマは報道する側には扱い難いテーマであり、避けて通る気持は判る。多くの読者や視聴者のレベルに合わせて報道している、と彼等は嘯く。
しかし、ジャーナリスト魂が疼かないのか? 難しくても、国益に関する問題を、国民に知らせるのが報道の務めだろう。
馬鹿でも判るテーマが良いテーマ。小沢一郎の「政治とカネ」「政倫審出席問題」などは、到底国益云々の話ではない。国益に関わる問題から、国民の目線を混乱させる為に、創られたテーマに過ぎない。何とも生甲斐と云うものを失った連中だ。金さえ稼げれば、矜持など知ったことではないと云う事なのだろう。今さらだが、言ってはいけない愚痴と怒りが、心の中で行き来する。
さて本題だが、小沢一郎の「政治とカネ」について証人喚問ではなく、政倫審で自発的に「弁明せよ!」 そうすれば、民主党の自浄能力を国民が認め、支持率も急回復、本予算の国会審議及び野党も協力する、と云うのが菅民主党の主張だ。
それに対し、小沢一郎は問題が司法の場に移っているので、政倫審に出席する理由がない。そもそも潔白な自分が何を弁明すれば良いのか、皆目見当もつかない。
仮に政治上、政倫審の出席が民主党の政権運営に有効に作用する、と云う担保があるなら出席も吝かではない。しかし、何一つ担保されているものがない。野党と正式に小沢政倫審出席に関する話し合いすら行わず、国会運営が有利になる、自浄能力が認められ支持率が上がる等、とらぬ狸の皮算用につき合う気はない、と云う主張である。
岡田幹事長をメッセンジャー扱いした小沢一郎は、20日月曜日午前中に菅直人とも会談する運びになった。Wメッセンジャーとの無駄話である。しかし、「私が決めた!」のキャッチコピーで調子に乗る菅直人だけに、この決断で「私が決めた」の真打にしようと云う腐れ切った腹が見え見えだ。ただ相当に小沢一郎が怖いらしく、岡田も同席させるのだと云う。情けない!
まぁ当然小沢は「なに寝言を言っているのだ。連戦連敗の菅君には政権担当能力がないのだよ。選挙には負ける、政策は小泉自公政権 回帰、「人からコンクリート」政策ではないか。菅君、君は自民党以上に自民党政治をしている、反動だよ。俺が政倫審に出席したら、民主党の政権運営にプラスになるのか?」
菅直人は「先ず支持率が回復します。自浄能力も国民に伝わります。当然政権運営もいい方向に向かうでしょう。それに、政倫審に出席されることでガス抜きが出来ると云う事は、小沢さんにとっても良い事かと我々は考えているのです」
小沢一郎 「野党と出席問題で根回しはしたのか?そして、運営協力は担保されたのか?」
菅直人 「その辺は岡田君に任せています、岡田幹事長どうですか?」
岡田幹事長 「ムニャムニャ・・・それは好ましい事だ、と公明党の方が・・・」
小沢一郎 「誰と誰が話し合ったのかね?」
岡田幹事長 「それは、そのように仙谷官房長官から聞かされておりまして、具体的状況は・・・」
小沢一郎 「つまり、何一つ担保はないちゅうことだな。やはり出るのは無理だな、悪いが断る」
菅直人 「いや小沢さん、それでは民主党内も野党もおさまりがつきません。そうなると、我々としては政倫審委員会で出席の議決をせざるを得なくなるのですよ」
小沢一郎 「するのは君の判断だよ、菅君。少なくとも今、君は民主党代表だからね。
するなら議決することだ、それも政治判断の一つだ、頑張ってくれ」
菅直人 「苦渋の議決だと云う点、お判り頂けたようで感謝します。それなら議決を待たずに…」
小沢一郎 「何度も言わせるなよ、俺は出ないよ。民主党の政権運営にマイナスの結果を生む危険はおかせんよ」
岡田幹事長 「そうなると、国会の議決を無視する小沢さんと云う事に・・・」
小沢一郎 「君の政権では、選挙で連戦連敗しても誰も責任を取らんようだが、「選挙は最大の国民の議決」と云う事をわきまえた方が良い。それに、問責とかいうヤツで、国会で議決された閣僚が二人もおるな」
岡田幹事長 「あれは野党の一種の嫌がらせでして、それは小沢さんもご存じでしょう」
小沢一郎 「菅君、あの二人の議決が野党の嫌がらせだと言うなら、「政治とカネ」ドウじゃコウじゃと云うのも嫌がらせと同じだろう、違うか菅総理」
菅直人 「・・・・・・」
岡田幹事長 「いずれにしても、議決と云う流れが出来ておりまして・・・」
小沢一郎 「もう話しても無駄だな。何とでも君らの思うようにすれば良いだろう。
しかし、結果責任は決断した者に取って貰う事になる、菅君良いね」
菅直人 「どういう事です?その結果責任というの」
小沢一郎 「そんな事を説明する義理はない。責任は責任だよ。兎に角、挙党一致の民主党をアピールし、政権交代時の民主党にすることが、支持率回復の原点ちゅう事だよ」
岡田幹事長 「小沢さん、それでは党内の反発を招きます。総理が出席を決定したのに、応じない党員がいると云うのは如何でしょう。もっと激しい流れが出来てしまいます」
小沢一郎 「流れは出来るものではなく、作るものだぞ。誰かが作っているから出来るものだ。まぁそれも政治の判断の一つだな、思う存分考えてやれることをヤル決心は、決心だ」
まぁこんな程度の話合いだろうが、迷いに迷うのは菅直人と岡田幹事長だ。仮に小沢一郎の政倫審出席が実現した場合は 仙谷と馬渕の問責決議による更迭が約束された場合のみだろう。注意すべきは、菅・岡田対小沢の三人の会談だけの約束で小沢は呑まない。証人を加えるだろう。
しかし、その線は薄い。菅直人が小沢一郎との話し合い決裂で「離党勧告」「除籍」等の決断をするかしないかの段階に入っていく。
実はマスメディアが国民目線、民主党議員目線を政倫審出席(政治とカネ)云々に向けようと必死だが、勝負はもう臨時両院議員総会の場に移るものと思われる。
両院議員総会での結果如何で、菅直人の代表更迭もあり得るし、小沢一郎の別動隊新党が立ちあがるかもしれないし、ドラスティックに小沢新党の誕生まであるだろう。
12月は日本の方向性にとって、9月の代表選以上の重大な局面に向かっている。
筆者は概ね小沢側に有利に事が運んでいると推察する。これほど支持率の低い菅直人の政権運営を信じる馬鹿議員は相当数減少していると見るのが妥当だ。
にもかかわらず、馬鹿は死んでも治らないのであれば、これ以上馬鹿とつき合う事は、馬鹿が感染する。早々に隔離、または避難するのが賢明な選択だと言えるだろう。
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