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http://gendai.net/articles/view/syakai/127957
2010年12月15日 掲載
取り調べ中の“暴言”がTVに流され…
●「大阪だけでなく全国に共通する手口」
これで警察の取り調べがやさしくなる――? 大阪府警の刑事が取り調べで暴言を吐いた件で、大阪地検が脅迫で立件する方針を固めた。
発端は9月3日に、府内の女性が落とした財布を着服した疑いで30代の男性を取り調べたときのこと。任意の取り調べにもかかわらず7時間も拘束し、34歳の警部補と31歳の巡査部長がシメ上げたというのだ。
その際、警部補が「おまえの人生メチャクチャにしたるわ」「おまえの関係してるところ全部にガサ行くぞ」「家族が何回便所流したかも全部調べたる」とヤクザ顔負けの大声で恫喝(どうかつ)し、男性がICレコーダーで録音した。この音声がニュースやワイドショーで報じられて大きな問題に発展。男性の弁護団83人が10月、警部補ら2人を特別公務員暴行陵虐容疑などで地検に告訴した。
ヤクザ映画も顔負けの大阪府警の荒っぽい取り調べ。今回の一件で少しは穏やかになるのか。地元関係者が言う。
「あの怒鳴り声がニュースになったときは府警内に衝撃が走りました。捜査関係者の中には“家族のことまで持ち出して脅したのはやりすぎ”と口にする人もいた。そのせいか、最近はやや調べが穏やかになってるようですが、“白状してよ”と言うほどソフトではない。“警官は犯人を捕まえてナンボだ”といまだに厳しい構えのようです」
30代男性の弁護団の一人である森直也弁護士も同じような考えだ。
「おいこらと脅して自白させるのは大阪だけでなく、全国の警察に共通する手口。証拠を積み重ねるよりしゃべらせたほうが捜査が楽だからで、要するに警察が手抜きをしているのです。当面は取り調べが穏やかになるかもしれませんが、すぐに乱暴に戻るでしょう。警察の体質は変わりようがないのです。密室で警察の思うままにさせないためには、取り調べを撮影・録音する可視化を実施するしかありません。英、米、仏などの先進国はとっくに始めているし、韓国も10年前から導入しています。日本は可視化が大幅に遅れているのです」
刑事たちも、“住みにくい世の中”になったことに早く気づかないと……。
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