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2010年12月17日
先ずは、臨時両院議員総会開催の請求に必要な民主党全国会議員の1/3の署名が集まった事は大きい。1/3の議員が署名することが重要だった、あとは雪崩を打つのが政治の潮流というものだ。
週明け早々に岡田幹事長が小沢一郎の政倫審出席議決を取るだろうと云うのが、腐れマスメディアの今日昨日の見立てだ。しかし、岡田がすんなり議決を強行するかどうかは疑問だ。議決を出しても、小沢一郎に強制力を与えるものではない。現民主党菅政権の姿勢を示すと云う事が言いたいのだろうが、誰に向かって、何を訴える議決なのか性格が曖昧な議決を、ただ強行した実績が残るだけだ。
こんな曖昧な性格の議決は、民主党政権樹立の大功労者の一人を生贄にしてまで延命を画策する菅民主党の性格を国民にあらためて示す事になるだろう。野党自公は小沢の証人喚問まで、兎に角理屈抜きに攻める腹のようだ。ここで手を打ったら、谷垣の首が飛ぶ。公明の山口の態度は煮え切らないが、ここで菅直人に力を貸す事は、来春の統一地方選の重視の党是からいっても不可能だろう。公明党が許しても、学会が許さない。
実は国会議員の殆どが、小沢一郎の「政治とカネ」はマスメディアが創った捏造イメージである事を知っている。ただ損得で、見て見ぬふりをしているに過ぎない。有権者である国民も「少し変じゃないか?」と眉つば状態で、ことの推移を見守っている。テレビ洗脳愚民は専ら「政治とカネ」を信じ切っているだろう。
おそらく、絶対に小沢が悪い事をしていると思い込んでいる有権者は15%。小沢に政権を握られたくないと積極的な反小沢層が15%。合計30%が完璧な反小沢だ。残り50%のうち、35%はその時の状況次第でどちらにも転ぶ浮動層だ。確実に小沢支持を掲げる有権者層は15%とみて良いだろう。
このような状況下で、民主党政権樹立の立役者・小沢一郎を「生贄」として、誰に差し出し、何を訴えるのか? マスメディアと世論に差し出すのが目的で、「クリーンとオープン」を訴え、支持率の回復を願うのだろうが、支持率はビクともしないと見るのが妥当だ。否、もしかすると雪崩を打って、更なる急降下と云う結末になるかもしれない。
そこまで、岡田も仙谷も馬鹿ではないだろう。極めて下賤な政治家たちではあるが、まるっきりの阿呆ではないのだから、政倫審議決への躊躇いは大いにあるし、「離党勧告」など端から頭にないと思われる。
仮に政倫審議決をもって、両院議員総会が開かれたら、小沢一郎側には「政治家としての矜持・大義が与えられる」 この事は、意外に大きなファクターだ。逆に、小沢側にあらゆるカードを渡してしまうような結果になる。
小沢を揺さぶる手持ちカードがゼロになる愚行をするとは思わない。まぁ最近は菅直人が「私が決断!」を愉しんでいるから、うっかり決断するかもしれない。否、やれることは何でもしてから総理を降ろされようと腹を括っているのかもしれない。(笑)
両院議員総会が開かれたら、何が起きるか? 小沢が政倫審に出席するしないの問題など、議論にもならないだろう。逆に政倫審出席を議決した岡田幹事長、参議院選以降、悉く選挙に敗れた責任追及の嵐 になる。また、国会で議決された問責決議案の履行の
方が理屈上優位だ。仙谷と馬渕の更迭だ。(馬渕は前原の身代わりだが)この時点で、筆者は民主党議員の60%以上が 反菅の姿勢を見せると思っている。
生半可な修正で、民主党の旗印が選挙においてマイナスに作用する「大きな世間のうねり」に対抗できるとは思っていない。支持者の新年会で、謂い繕える態勢を窮乏するに違いないのだ。 両院議員総会の議決が伯仲した時、乃至はまかり間違って菅優勢に動いた場合は、この夏の参議院選当選者及び衆議院選単独比例当選議員の中から、親小沢系議員20名程度の「小沢別動新政党・日本一新党(仮称)」の旗揚げもあるだろう。(この事はZAKZAKも憶測記事で書いている)
彼らには、潤沢な政党助成金と秘書軍団の猛烈な選挙支援が約束される。勿論、小沢一郎には公式に関係のない新党だが、いざ鎌倉時には十二分な基地となる。参議院の問責決議案無視は国会軽視も甚だしく、参議院議員にとって大義は充分だ。 是々非々新政党の誕生は菅政権の崩壊に直結する。
小沢・鳩山グループは民主党内に残り、菅直人に挙党一致政権の運営を強く主張し、衆議院2/3議決に歯止めをかけ、民主党の更なる軌道修正を主張する。正月を越す間に、未だ反小沢の議員達に、支持者の「挙党一致がなぜ出来ない」との疑問が強く発せられるのは、時の流れだろう。愚衆も上手に使うのが政治だ。
それにしても、急に我が国を支配していた60年間の体制に、色んな変化が起きている。
朝日新聞主筆でCIA情報提供者と噂の高い船橋洋一が退社することになった。65歳の定年規定と云う解釈も可能だが、必ずしもそれだけではないかもしれない。駐米大使へ等と云う噂もあるが、前原が間違って総理にでもならない限りないだろう。
諫早湾開門で上告断念も農水省は最後まで上告方針で進めていたようだが、前後の見境なく「私が決断!」と叫び、突然上告断念宣言したようだ。世論政治の典型総理の菅直人、彼にとって、政治なんてどうでも良いが、総理の椅子だけは失いたくない。支持率が上昇しそうなアイディアは全部こなしたいのだろうが、その意味不明な努力が一段と支持率を下げることは自明なのだ。
沖縄にも行くらしいが、何を仲井真知事と話してくるのだろうか? 総理が知事にひょうけい訪問ですか? どんな土産を持っていっても、流石の仲井真も辺野古移転だけは容認の道は閉ざされている。沖縄県一括交付金特別区にするからとか言うのだろうが、首を縦にした瞬間、仲井真知事リコール運動が始まる。そんな事は百も承知の知事が動く筈がない。仙谷は訂正こそしたが、本気で「沖縄辺野古は甘受せよ」と言ったのだ。
しかし、船橋洋一の退社と関係があるかどうか判らないが、朝日新聞の沖縄辺野古問題に関する「世論調査」は注目に値する。日米で合意した「普天間移設先は名護市辺野古とする」を59%の人が「見直して米国と交渉すべき」となった。「そのまま進める」は30%だった。これは沖縄県民ではなく、全国3000人調査の結果だ。
以前であれば、このような数値が出ても操作した筈だが、今回は手つかずのようだ。自民党支持者でも「見直し」が「このまま」を上回っていた。こんな状況で菅直人が沖縄に行って何をするのだ? 世論政治家の名折れではないか!
この世論調査は実は12月の4,5日に行われたのだが、船橋の退社が決定するまで報道を控えていた状況だ。この辺に、船橋洋一退社によって、朝日新聞の論調が変化する可能性も出てきた。
勿論、小泉以降の大本営報道機関・隷米の穢れた罪が消えるわけではないが、変わらないより変わった方が良いだろう。ここ一カ月の朝日新聞の偏向の偏向は注目に値する。
TBSの「朝ズバ」における、森ゆうこ議員の独演会が実行された裏も考えておく必要がある。みのもんた、与良正男、杉尾秀哉、高木美也子らを相手に一歩も引かず独演、反小沢5人衆を論破した姿は見事だが、それを許す局側の動きがあった可能性も見逃せない。どこか、5人衆が本気で闘っていなかったきらいがある。
案外、TBSが後藤謙次(毎日記者・三宝会)が報道した水谷建設元会長のトンデモナイ偽証を、真実だと報道した問題で、何かが動き出した事を示唆している。つまり、TBSに圧力がかかり出したのだ。この事実も朝日新聞の世論調査報道同様、チェックの要ありの状況だ。
朝日新聞の船橋洋一の退社、同社が温めていた「世論調査」の報道。三宝会・主宰福本邦雄氏の死去、後藤謙次(三宝会)の水谷建設偽証・疑惑報道へのメス。そうそう、その上 大林検事総長の引責辞任もあった。
どのようにこれらの事実が結びついているか、まだ充分に分析は出来ていないが、何かが大きなウネリで動いている。少なくとも、小沢一郎への息も切らさぬ逆風を遮り、押し戻す猛烈なパワー(どこの誰かは知らないけれど)が動き出した感がある。
親小沢の皆さん、今回は相当期待してよさそうです。気持ちのいい新年が迎えられるかもしれません。
PS:前日「首相が決断した事例」を諫早湾上告断念以外思い浮かばず言葉に窮し 立ち往生した仙谷官房長官が、菅総理に嫌味でも言われたのだろう、打って変ってずらずらと30項目の「首相が決断した事例」を14分間にわたり一方的に並べ立てた。もう笑い話である(笑)
「どうして、政倫審出席問題で、首相は決断しないのか? なぜ会わないのか?」との 質問には「党務や国会関連の政務は、岡田幹事長が首相に代わって引き受けることに実質上なっている」とムニャムニャと答えた。菅総理にも同様の質問がぶつけられたが、「岡田幹事長から話があれば検討する」ムニャムニャと「会う」とは一言も発しなかった。 どうも、戦意を喪失、 謀略も底をついた感 がある。
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