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http://www.pjnews.net/news/490/20101216_5
国民新党の亀井静香代表が15日夜、都内で開かれた『月刊日本』(南丘喜八郎主幹)主催
の講演会でマスコミにおもねる民主党政治を批判。70人を超える市民を前に、日本人の
魂を守るため小政党でも連立政権にかかわる意義を強調した。
亀井氏は冒頭、「最近はもう、講演なんか断っている。大脳皮質で考える日本人がほと
んどいなくなっているから。国民新党の支持率が0%だから言っているわけじゃないが、
そういう中で政治家をやってる」と切り出した。
7月の参院選での惨敗や05年の郵政選挙を回想。郵政改革法案成立が民主党から反故(ほ
ご)にされたことを01年の自民党代表選で小泉純一郎候補に政策協定を反故にされたこと
になぞり、「政治家は約束を破るのが趣味ですか」と皮肉った。
国民の郵貯・簡保資金350兆円を米国に貢ぐため「ゴールドマンサックスの書いた法律」
を通した自民党と、民営化を促す世論をあおったマスコミを批判。「何も郵政だけじゃ
ない。この日本が日本でなくなっている状況を、われわれは少数になっても、どんなこ
とがあってもひっくり返さなければならない」と訴えた。
その上で、「政治家は商売人じゃない」と世論におもねる政治をけん制。「大塩平八郎
が幕府を倒せると思って挙兵したのか。しかし、あのとき彼らが決起しなければ日本人
の大事な魂が、生き続けることはできなかった」と、闘いの価値が数の多寡でないこと
を強調した。
零細な共済事業を存続させるための保険業法改正や中小企業金融円滑化法の成立・延長
を例に、少数政党でも政権にとどまることによる功績を説明。その一方、郵政改革法案
については「衆議院の3部の2条項を使えるよう、全部約束していた。菅さんが10日間延
長すれば通っていた」と嘆いた。
また同日、菅総理と昼食を共にした際、『朝5時から勉強している』と自慢されたことを
明かした。亀井氏は「そんなことしなくなって、政策を断行すればいい、政権を委ねら
れたのだから」と苦言したという。
「菅さんや仙谷さん、岡田さんにも言ったが、民主党は支持率を気にしすぎる。マスコ
ミの調査なんかしょっちゅう変わるのに。気にしてたら何も言えなくなる。時には国民
を敵に回してもやってみなはれ。やりたいことをやらないで支持されなかったらしょう
がない」と実行を求めた。
経済政策については、小泉内閣以来の緊縮財政でGDPが40〜50兆も縮小したことを挙げ、
予算編成が政治主導でなく財務省主導であることを指摘。11年度予算の歳出枠はわずか
71兆円で固まっているが、「われわれが連立をやめたら、もっとひどい予算になる。腹
を立ててやめるわけにいかないつらさがある」と吐露した。
脚光を浴びる事業仕分けについても「困るのは国民」と指弾。「最初のやつは自民党が
作ったのを切ったが、今は自分たちがやったのを自分たちが仕分けてる。こんなばかな
ことがあるか。チンドン屋みたいなことをやって国民が喜んでる。国民がいかれてるん
だ。それをマスコミが商売のネタにしている」とばっさり。
日本が権益を持つイランのアザデガン油田を米国の要請で手放したことや普天間の辺野
古移設を盛り込んだ「共同宣言」に触れ、「独立国家としての誇りも何もない、よその
国の機嫌を損ねずにやれば外交だと思っている。占領期と同じだ」と批判した。
会場の後ろにはテレビカメラが砲列を作っていたが、マスコミに容赦はない。「アメリ
カの言う通りにしないと何かあるのか。新聞やテレビが言うだけ。今日もマスコミが来
ているが、どんな大変なことになるか、教えてくれ」と挑発した。
大政党の民主党と組む小党の立場について、「でっかい太刀だけが勝負に強いとは限ら
ない。研ぎ澄ませたドスで懐に入ってスパッとやれば、倒せることもある」と比喩(ひ
ゆ)。大戦翼賛政治にあらがった中野正剛(せいごう)や三木武吉、鳩山一郎の3人の奮闘
を引き合いに、「少数でも心細く思うことはない」と胸を張った。
最後は「皆さん、頑張りましょう、政治家だけが世の中をつくっていくわけじゃない。
今はメールもあるんだから、嵐のごとく、声なり提言なりをぶつけてみましょう。官邸
や民主党がパンクするくらい」と鼓舞。会場を埋め尽くす参加者から万雷の拍手を浴び
た。【了】
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