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岡田克也幹事長が「国民が疑惑を抱いていて、説明を求めているのだから、国会で説明をしてもらうのは当然のことだ。」のような発言をしているようだ。そして、国会での説明は政倫審でのもので証人喚問ではない。狙いは小沢元代表が出席を拒否することで党の意向に従わなかったから離党を勧告し小沢氏の政治的生命を断つことだと見られている。 しかし、今起こりつつある事はもう少し複雑だ。今回の岡田克也の動きによって少なくとも次のようなことが起こりつつある。 1.茨城県議選挙などでの民主党大敗の責任追求が話題から外され、本来ならさるはずの、選挙責任者である幹事長岡田克也の責任追及がされていない。 2.マスコミにより、岡田克也は「ミスタークリーン」であるという宣伝がされ、一般市民にそのイメージが擦りこまれる。一方、政治や選挙にある程度関心があり、実態を知っているものは、この時期に民主党内紛を表面化させた岡田克也の政治的センスの無さを思い知り、民主党に見切りをつける。 3.小沢支持議員から仙石官房長官への辞任要求が出るなど、内閣改造の圧力が高まる。 多分今回の岡田克也の動きの狙いは、仙石官房長官が兼務している法務大臣を誰か別の人間にして、検察の在り方検討会議へ圧力を加え、検察改革を止めさせることだ。特捜部は様々な事件に取り組んできたが、その多くが残念ながら政治的な背景を持ち、アメリカ政府やアメリカの軍産複合体の意向を実現するための道具として機能してきた。検察の特捜部は植民地支配の最も強力な道具であり、それを残したいというのがアメリカ政府やアメリカ軍産複合体の意思であるのはほぼ確実だ。その為にこそ、柳田前法務大臣の本来なら何でもないような発言があれだけ問題視され、辞任に追い込まれたのだ。仙石官房長官自身もそういった経緯を理解し、検察の在り方検討会議を存続させてきているのだろう。なかなか検察改革が難しく法務大臣の担当者を決めることができないのではないだろうか? 12月16日大林検事総長の辞任が発表されたが、多分、この背景には検察内部での大きな暗闘があるはずだ。そして、警察関係者もそこに一枚も二枚も噛んでいるだろう。公安関係者も登場しているはずだ。 警察は捜査を担当し検察が起訴を担当するという分業は、司法としての正当性を維持するためにはかなり重要な機能だ。ところが、特捜部は捜査と起訴の両方が出来る。言わば万能の世論操作機関であり、そのことを暴露したのが村木氏の事件だった。 特捜部の捜査では、事件の全体像を知るのは主任検事だけで、何人検事がその事件捜査に投入されていようと、自分の担当した調べを主任検事に報告するだけで、同じチームの他の検事がどんな情報を得ているか、それを共有することをしないという。つまり、特捜部捜査自体が非常に恣意的にやれるような方式になっている。 検察の在り方検討会議の中間報告がもうすぐ出るはずだ。死刑廃止の問題や裁判員制度、検察審査会の在り方、取り調べ可視化など、検察や法務行政に関する問題は様々なことが指摘されていて、今が改革の時期だ。この機会に特捜部の廃止をやってもいいのではないだろうか? 検察関係者の多くも、現実の検察の動きの影響を知っている方は、特捜部の廃止が日本の将来に良い影響を与えると考えているはずだ。 岡田克也の究極的な狙いは、上に述べたように、最終的には検察改革潰しである可能性が高い。小沢一郎元代表を支持されている議員の方たちには、ぜひ、そのことを理解して動かれることを要請したい。 *6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<269>>
なぜ、岡田克也が小沢一郎元代表の政倫審出席を言い出したか?それは検察改革潰しでは?
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