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今年は民主党にとって既に紆余曲折の1年だった。だが、年末のこの時期にきて、民主党は果たして分裂することなく新年を迎えられるのかとの疑問がにわかに広がっている。
民主党内では、小沢一郎元代表が、衆院政治倫理審査会(政倫審)に出席し、政治資金にまつわる疑惑を自らの言葉で説明すべきかどうかをめぐり、緊迫感が頂点に達している。党内には険悪なムードが漂い、小沢氏とその支持派は年内にも離党する可能性があるとの憶測も一部でささやかれるほどだ。
小沢氏に対する政倫審への出席要請を主導しているのは、「ミスタークリーン」こと岡田克也幹事長。岡田幹事長は、菅直人首相と仙谷由人官房長官からも支持を得ている。菅首相と仙谷官房長官にとって、現在最も優先すべきは、年明けの通常国会再開時に衆参ねじれ国会を乗り切れるよう、野党の支持を取りつけることだ。
野党は以前から、10月に検察審査会が小沢氏の起訴を議決して以来、小沢氏がほとんど公に姿を現さないままでいることについて、菅首相が容認しているとして批判している。日本のメディアによると、起訴は早ければ1月にも行われる可能性がある。
岡田幹事長は14日、「自ら政倫審に出て説明してもらうのが基本。かなわないときは、党として決定しなければならないというところまで役員会で確認した」と述べた。政倫審は、小沢氏に証言を強制する権限はないが、証言を求める議決を行うことはできる。
民主党幹部が対決姿勢を強めていることに、小沢氏支持派はいら立っている。支持派の多くは、自らの当選に関して小沢氏に恩義を感じている新人議員だ。幹部内支持派では、鳩山由起夫前首相が急先鋒に立ち、「小沢先生に対して、首に縄を付けてでも衆院政治倫理審査会に出席させよという議論がある。野党も要求していないことをなぜ与党の一部が要求するのか」との批判を口にしている。
小沢氏支持派の離党が差し迫っていることを示す明確な兆候はない。だが、離党があるとすれば、年内に行われる可能性が高いとの憶測もある。新党を結成し、11年から政府の各種補助金を受け取るには、新党登録を年内に済ませる必要があるためだ。
小沢氏が与党の地位をあきらめるとしても、今回が初めてではない。小沢氏は1993年にも、30数人の同僚議員と共に当時の与党・自民党を離党し、「新生党」を新たに結成した。これをきっかけに、日本の政治は激動の時期を迎え、やがてほかならぬ民主党の誕生へとつながっていった。
記者:Yuka Hayashi
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