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竹中プラン”の闇に光か=日本振興銀行検証委の設置で
2010年12月15日12時16分
提供:PJニュース0ツイート
【PJニュース 2010年12月15日】9月に経営破たんした日本振興銀行について金融庁は14日、「日本振興銀行に対する行政対応等検証委員会」の早期設置を発表した。木村剛前会長による不正融資疑惑をはじめ、同行の不透明な設立認可に絡む竹中平蔵元金融担当相の責任まで追及されるかが注目される。
発表によれば、この検証委員会は同行の設立経緯を含めて検証することを目的とする。外部の有識者数名で構成し、副大臣と大臣政務官は必要に応じてオブザーバーとして意見を述べることができる。自見庄三郎郵政改革・金融担当相は「早急に人選を進め、第1回会合を開きたい」と意欲を見せた。
同銀行をめぐっては木村前会長が8月に起訴されたが、起訴内容は銀行法違反の検査忌避。しかし、木村氏は金融庁顧問当時、竹中元金融相の下で「金融分野緊急対応戦略プロジェクトチーム(PT)」の中核メンバーだった。このPTが、中小企業向け融資専門銀行の迅速な設立を促す「金融再生プログラム(通称・竹中プラン)」を策定した。
委員会の検証対象について自見大臣は「社会が納得する人選をし、その方にお任せしたい。予断を持ってああだこうだと言うのはなっていただく方にも失礼。法律上、預金保険機構も民法上、刑法上の責任を追及することになっている」と述べ、限定しないで臨む考えを示した。
同行は申請からわずか8カ月という異例の速さで2004年4月に開業しているが、金融庁は設立の鍵を握るPTの議事録は「ない」としている。議事録を作成しなかった理由を専門誌の記者から再三尋ねられた自見大臣は「そんなことも含めて、きちっと第三者委員会で検証の視野に入れていただけると期待している」と述べた。
同行をめぐる疑惑には検査忌避と設立経緯のほか、木村氏創設の中小企業ネットワークを利用した不良債権を隠すための迂回(うかい)融資やSFCG(旧商工ファンド)への法定金利を超える利回りでの実質的融資、10年3月期の巨額赤字決算公表前に同行株式を融資先企業に押し付けた詐欺的行為、木村氏の親族企業への不正融資などがある。
不正融資疑惑については、木村氏が社長を務める企業に3%の金利で3億9000万円、妻が社長を務める「ウッドビレッジ社」に3%の金利で1億7875万円を融資している。同行の金利は5〜15%に設定され、原則1億円以上を融資の上限にしていた。
設立経緯の検証は、竹中氏が中心的役割を果たしたとうわさされるりそな銀行のインサイダー取引事件疑惑にも光を当てる可能性がある。りそな銀行は繰り延べ税金資産が3年計上という不自然な会計処理によって税金救済されたが、木村氏は政府方針が表面化するまで、「ゼロないし1年計上」を主張していた。PT内で振興銀行の設立認可と引き換えられた可能性が指摘されている。【了】
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