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ムネオ氏収監に思う
鈴木宗男氏の獄中生活
また一人、数少ない本物の政治家が政界から消えた。
12月6日、鈴木宗男氏は懲役受刑者となって獄に繋がれたのである。
メドベージェフ大統領の日本批判(5月30日)に続き11月1日には北方領土訪問という緊迫したこの時期に、かの地の問題の専門家でありロシア側との友好関係を構築した唯一の政治家をなぜ政界から追放したのか?
尖閣問題に続きこの国は『検察』の猛烈な自己顕示と失墜した信用を取り戻さんとする保身行為によって危うくされている。
何よりも検察にとって民主党は最も組みし易い政党なのだろう。全共闘時代のぶれまくり活動家(官房長官)、出世した市民運動家(総理大臣)は検察の持つ強力な権力という神話に媚びているのではないか? そう思えてならない。
獄中には国家機密を握っている諜報部員もまま収監されることがある。私は、かつて某収容者からロッキード事件の真相!?(田中角栄元総理大臣は日中関係を正常化したことでアメリカに仕掛けられた工作で贈収賄事件の犯罪者に仕立てあげられたという……)を聞いたことがある。今、思い返せばそれも納得できる。
『亡国のインテリジェンス』(日本文芸社刊)という本を読んでみてほしい。
まさに恐怖に震える。
この国には、検察官を法務本省という役所から追放することができる強力なリーダーが必要だ。諸悪の根源は政府に検察官が入り込んでいることである。だから冤罪も起きるし、取り返しのつかない外交問題を起こしてしまうのである。
(ちなみに、霞ヶ関の法務省には100人を超す充検がいる。事務官のポストに検察官を就けているということだ。しかもそれらは局長などの上位ポストすべて。検察は人事権と懲戒権で事務官を縛っているのだ。だから、拘置所長も刑務所長も検察の言うなり。正に犬に成り下がっている)
鈴木さんは今、東京拘置所の独房に収容されている。
これから、係官の面接など所要の調査を経てどこの刑務所に送るかが決定されるのだ。
鈴木さんの収監前日に大阪毎日放送の情報番組『ミヤネ屋』ほかから「鈴木宗男元衆議院議員収監される」というタイトルで取材を受けたので、これからの刑務所生活について若干述べてみる。
芸能人、政治家などの有名人が事件を起こすと、報道番組や情報番組、情報系のバラエティ番組から取材を受ける。収録は30分から40分カメラを回すのだが放映はせいぜい1分程度だ。どこの局もそうだが、ディレクター自身が拘置所や刑務所を知らないので質問は似ているし、視聴者が知りたいところに行き着かない。聞かれもしないことを言ってリップサービスをするのだがどこまでOAされているかは分からない。
受刑生活初日
検察庁の車で東京拘置所に送られた鈴木さんは、初日にガックリくるだろう。
新入調室で素っ裸になっての身体検査は未決時に経験済みなので、「ああ、またか」ですむ。服を脱いだ後に渡されたのは受刑者用のグレーの囚人服。パンツもシャツもまずは官給品だ。
このあと、受刑者専用舎房に連行された鈴木さんは指定された独房に入る前に別室に入れられて、丸椅子に座らせられる。白衣の上着を着てマスクをした舎房経理夫と呼ばれる、拘置所で服役している受刑者によって頭を丸刈りにされるのだ。
初入の受刑者にとって、この丸刈りが大変なショックらしい。着る物から髪型まで同じだから貧富の差も、社会的地位の差も何も感じられなくなる。それこそ、暴力団組員、路上生活者、医者、政治家………など識別できなくなる。
独房での生活は受刑者になったのだから、週40時間の仕事をしなければならない。
部屋の中での仕事だから、薬局で処方された薬を入れる袋や、デパートの買い物袋を糊付けして製作する程度の仕事だ。
ここで、数週間は過ごすことになる。
未決勾留日数を差し引いた執行刑期は一年五月ということだが、新聞報道によると、ご本人は喜連川社会復帰促進センターを希望しているらしい。しかし、希望はまず叶えられないのが囚人の生活だ。
ましてや、検察との対決姿勢を示している鈴木さんだから、とんでもない刑務所に送られるかもしれない。
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