http://www.asyura2.com/10/senkyo102/msg/159.html
Tweet |
民主党の小沢一郎元代表(68)の衆院倫理審査会への招致議決問題で、14日も反小沢と親小沢の駆け引きが続いた。脱小沢にこだわる菅直人首相(64)や仙谷由人官房長官(64)の意を受け、13日の党役員会でこの問題の一任を取り付けた岡田克也幹事長(57)は、場合によっては自らの裁量で議決に踏み切ると宣言。これに対して、小沢氏を支持する議員らは、党代表や幹事長の解任を決めることもできる両院議員総会開催を求める“血判状”ともいうべき署名集めを開始し、反撃の狼煙をあげた。
岡田氏は14日午前、新潟県胎内市で記者団に、役員会で決まった「幹事長一任」の意味について「小沢氏本人が政倫審に出て説明することが基本だが、それがかなわないときには、党として決定しなければならなくなる、ということまでは役員会で確認した」と説明。小沢氏が岡田氏と会談して政倫審出席を拒否した場合、自らの権限で議決に持ち込む考えを示した。
さらに「われわれが考えていることは極めて常識的だ。政治家たるもの、疑念を持たれれば国会できちんと説明する。当たり前のことを、やってくださいと申し上げているだけだ」と小沢氏側を“挑発”した。
小沢氏への会談については「申し入れ中だ。早くお会いしたい」と述べた。
岡田氏ら執行部は一両日中にも小沢氏との会談を実現させ、政倫審開催に道筋を付けたい考え。「政治とカネ」にけじめをつけて政権浮揚を狙うとともに、連携相手として期待する公明党を2011年度予算案編成に加えたいためだ。
しかし、そう簡単にことは進みそうにはない。まず、「一任」の解釈のズレは深刻だ。反小沢系党幹部は岡田氏と同様の考えだが、小沢氏に近い参院幹部は「小沢氏に伝えることだけを一任した」と述べている。
小沢氏は12日夜、鳩山、輿石両氏と会談し、「私が政倫審に出て政権運営がうまくいくなら構わない。しかしどんどん深みにはまってしまうなら政倫審に出る意味がない」と述べており、小沢氏が政倫審に出席することを了承すると見る向きは少ない。会談した時点で、対立が再燃してしまうのだ。
親小沢の中堅議員は「政倫審出席をきっかけに公明党が民主党と手を握るという確約はあるのか。根回しをした形跡はみられない」と執行部の暴走を批判。民主党関係者の1人も「小沢氏は期限を区切っていないことを逆手にとって『裁判で無罪を確信しているので、判決確定直後に政倫審に出てもいい』と答える奇策に出る可能性もある」とみる。
■赤坂でカラオケ 小沢根回し?
こうした中、川内博史衆院議員ら小沢氏に近い国会議員約40人は13日夕、国会内で会合を開き、党執行部の交代などが可能な両院議員総会の開催を求め署名活動を開始した。
両院議員総会は民主党国会議員412人の3分の1以上が要求すれば「速やかに招集」することが規約で決まっている。9月の党代表選で小沢氏は200人の国会議員票を集めているためか、川内氏は「あっという間に集まる」と自信たっぷりに語った。
狙いについて小沢氏周辺はこう打ち明ける。
「両院議員総会が招集されれば、菅政権の度重なる失政、仙谷官房長官批判、茨城県議選で惨敗した責任問題について菅執行部が大炎上する。また、岡田幹事長の解任動議を出して可決し、それに伴う内閣改造を狙うこともできる」
その小沢氏は同日夜、両院議員総会長を務める中野寛成元衆院副議長ら旧民社党系議員と東京・赤坂のスナックでカラオケに興じた。上機嫌で十八番の「北上夜曲」を熱唱したという。出席者によると、小沢氏は国会招致に関する話題には触れなかったというが、菅首相周辺には「根回しを始めたのでは」との疑心暗鬼が広がった。
菅首相は同日夜、首相官邸で記者団に「小沢氏は代表選で、国会が決めれば出席すると約束しているので、約束を守ることが本人にとっても党にとっても良いことだ」と述べたが、小沢氏に近い若手議員は「公約違反ばかりしている菅首相には『国民との約束』を口にする資格はない」(若手)とピシャリ。
もはや、抜き差しならないほどの感情的対立を生み出しているバトルの行方はいかに。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20101214/plt1012141557002-n1.htm
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- zakzakも産経グループだろ。呆れるほど産経を中心に宣伝投稿しているのだから呆れる。 ウバカカ 2010/12/14 22:04:28
(0)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK102掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。