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2010/12/11(土) 23:44:38
■これも長期自民党政権のツケか 国民は一体何を信じたらいいのか
小沢の政治資金問題なんてカワイイもんだと思えてしまう。
10日に東京地裁で判決が出る最高裁判所の「裏金」疑惑問題のことである。何しろ金額がハンパじゃない。しかも告発者は大阪高裁判事まで務めた元裁判官だ。
新聞・テレビはネチネチと小沢問題を報じるより、こちらの方を追及するべきじゃないのか。
「日本の主権者は、犯罪人による裁判を受けているのです」――。こう話すのは香川県弁護士会所属の生田暉雄氏(69)だ。生田氏は70年から22年間、裁判官を務めた。そんなベテランの元判事が追及しているのが最高裁の「裏金」疑惑である。
「裁判官は任官して10年間は判事補。再任を経て判事となり、給料は8号から上昇し、任官20年目までで4号に昇給します。ところが21年目以降、3号に昇給する裁判官と4号のままの裁判官が出てくる。
3号の報酬は月額106万9000円なのに対し、4号は90万6000円。この差はボーナスや調整手当が加わると年収で500万円以上の差が付くことになります。
しかし、4号から3号になる要件、期間は一切、最高裁から示されない。これが、裁判官の世界でいう『3号問題』と呼ばれるものです」(生田氏)
最高裁が昇給基準を明確に示さない理由は何か。そこに“裏金”の存在がある。生田氏の解説はこうだ。
「最高裁は、3〜1号に該当する裁判官全員分の予算を獲得し、各号のそれぞれ3分の1の人しか昇給させず、残った予算を『裏金』にしているのです。この金額は少なく見積もっても年間10億円は下らない。これまでに計600億円が流れたとみています」
生田氏はこうした現状を明らかにしようと、7月、会計検査院に対して行政文書の開示を請求。しかし、不開示決定が出たことから、処分取り消しを求めて提訴。10日に東京地裁で判決が出る予定だ。
「最高裁は裏金で学者などを手なずけ、批判的な論文を一切書かせないようにしている。一方、現場の裁判官は明確な昇給基準がないから、最高裁の顔色をうかがう『ヒラメ裁判官』ばかりが増える。どちらにしても、行政訴訟で敗訴の判決を出さないように“統制”しているのです。
ドイツでは年間50万件ある行政訴訟が、日本はたった1800件しかない。しかも原告が勝訴するのは一割です。これでは成熟した市民社会とはいえません。
10日の判決には期待していませんが、裁判を知った多くの人から『支援したい』との声が寄せられています。今後、公文書公開訴訟が起こされれば、代理人を務めようと考えています」(生田氏)
検察だけでなく、最高裁まで「裏金」に手を染めていたとすれば驚愕(きょうがく)だ。この国の司法は本当に信頼できるのか。こんな重大な問題を見過ごしている司法ベッタリの大新聞テレビの責任は重すぎる。
(日刊ゲンダイ 2010/12/09 掲載)
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