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2010⁄12⁄13(月) 08:54
このまま菅政権が続けば来年の統一地方選は民主党の大惨敗になることが確定した
茨城県議選の各党議席は次のような結果となった。
自33(45)、民6(6)、公4(4)、共1(2)、み2(1)、無19(6)
※( )は選挙前
民主党は現有議席を確保し、自民党はかなり減らすも無所属から流れてほぼ同じ議席になるということだ。
ただ、自民党は公認36人、推薦8人の計44人を擁立し、民主党は公認23人、推薦1人と計24人を立てたことを考えれば、落選者の屍は民主党が圧倒的に多かったということだ。
議席目標を明確に上げていたわけではないが、2ケタいくかどうかが分水嶺となっていたことを考えれば、民主党は惨敗ということになる。
前回2006年の県議選の実績では、11人擁立して6人当選という実績から、官邸や民主党執行部は10人当選というきわめて消極的な、明確な戦略をもたない設定をして選挙運動をしていたことも、今回の惨敗につながっているのではないかと思う。
それでも来年の統一地方選への危機感からか、選挙戦では「異例のてこ入れ」(時事通信2010/12/07-22:22)がなされ、江田五月前参院議長や海江田万里経済財政担当相、岡田克也幹事長や蓮舫行政刷新担当相、大畠章宏経済産業相、鳩山由紀夫前首相、谷亮子参院議員などの閣僚級や知名度がある議員を次々と投入していた。
昨年の総選挙では、自民王国・保守王国と言われる茨城で、小選挙区七つのうち五つをとるという大躍進を遂げていたことを考えれば、隔世の感があるといわざるを得ない。
本来ならば、その勢いと政権与党としての有利性から県議会でも過半数も目指すのは当然だったが、菅政権の支持率低迷で候補選びも難航し、今回の候補者全員が当選しても過半数に届かない、と体たらくぶりを見せていたことを考えれば、最初から勝負がついていたともいえる。
選挙後のインタビューで渡辺周選挙対策委員長は、次のように語っている。
「現有勢力の壁を乗り越えられず残念だ。1人区で勝てなかったなど、民主党の力不足だ。政治とカネの問題や、尖閣諸島沖の中国漁船による衝突事件への対応、さらに閣僚の発言などが影響したのではないか」(NHK12月12日 23時45分)
と、まず最初に「政治とカネ」を持ってきた。
マスメディアも、この問題が今回の敗因に一番影響しているようなことを言っているが、これは責任転嫁であり責任回避の何ものでもない。
菅政権の数々の失政とマニフェストの反故に対する不信感、閣僚や執行部の失言・迷言なども影響していることは間違いない。
また、わざわざ国会招致を蒸し返した執行部の誤魔化し体質も一因であったはずである。
昨年の総選挙でも風は吹いてはいたものの、検察とマスメディアの暴走によってつくられた「政治とカネ」の問題はあった。
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今回の茨城県議選は、今の菅政権に対する不信感から、「NO」という民意が突きつけられ、はっきりした評価が下されたと見るべきだ。
このままいけば、民主党には政権担当能力はない、自民党のほうがよりマシだった、ということにもなりかねない。
本日午後、民主党役員会で小沢氏の政倫審での招致を国会決議して引きずり出そうと画策している。
役員は圧倒的に菅支持派がしきっているなかで、多数決や岡田幹事長一任ともなれば、小沢支持派議員からの大反発も予想され、分裂含みの様相になってくる。
昨日は、小沢、鳩山、輿石のトロイカ3人組みで会談をもち、NHKの報道によると次のようなものだったとのことだ。
≪小沢氏の政治倫理審査会への出席は必要ないとしたうえで、岡田氏が反対意見を押し切って方針を決めた場合は、党内に深刻な亀裂が生じるという認識で一致。「仮に役員会で多数決で方針を決めるようなことをすれば、政務三役からも辞任の動きが出かねず、政権運営が困難になる」と指摘、「党内から、両院議員総会を開いて、問責決議が可決された仙谷官房長官の責任を問う声も出てくる可能性がある」という意見が出され。さらに菅総理大臣や岡田幹事長には、政権運営や党運営で協力を求める姿勢が見られないという不満も出されましたが、3氏は党を割るようなことはしないという考えで一致した≫(12月12日 21時28分)
ということだ。
鳩山弟や舛添氏との会談の時とは違い、この三人の会談からは、いつもなら会談の情報などはあまり出ないが、これだけ情報が出るということは、執行部を牽制する意味で会談をもったのだろう。
今日の役員会は頑固者の岡田氏が自説を曲げるとは思えない。
これに対して小沢氏側は、両議院総会を本年中に開くよう申し入れている。
この亀裂はもう埋まりそうもないようにも思われるが、今週にある程度方向性が見えてくると思われる。
もう既に民主党への失望は拭えないところまで来ている。
新党については小沢さんはハッキリ無いと言い切っているものの、魑魅魍魎の妖怪が跳梁跋扈する永田町周辺には、一寸先は闇で何が起こるかわからない。
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