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2010年12月11日11時21分
永田町がきな臭くなってきた。
まだ生きていたのか、讀賣グループのドン・ナベツネこと渡邊恒雄が錆びついた大連立を持ち出して、谷垣自民党総裁らと会談。すっかり影が薄くなった目立ちたがり屋の政治家・舛添要一が小沢・鳩山会談に続き、菅総理と会談するのはともかく、世界一の部数を自慢するナベツネが政界のフィクサーとして暗躍するのはいかがなものか。
最近、メディアの世論調査が何かと幅をきかせるという傾向が強まっているが、ナベツネが天下の讀賣の世論調査を意図的に操作することだって朝飯前ではないかという疑念をもたれかねない行動だ。メディアの経営者は現実政治に口出しすべきじゃない。これがメディア人の基本原則じゃないのか。
ナベツネの企みは、民主党と自民党が大連立することで国政を安定させようとの思いがあるのかもしれないが、本音は憲法改正を急げ!ということだろう。これじゃ、選挙で選ばれた民意を全否定することと同義ではないか。ドンの所業はよけいなお世話である。
政権交代を果たした民主党が菅―仙谷体制になって、公約をどんどん破って右傾化を強めているのは紛れもない事実である。民主党・菅内閣が財界や財務省を中心とした霞ヶ関官僚との一体化を進め、親米従属路線こそが政権安定の途だと考えているようだが、これはおよそ国民が期待した政権交代の理念とは完全に逆ベクトルの第二自民党路線でしかない。
仙谷官房長官や馬淵国土交通大臣に対する参議院での問責決議は放置したまま、小沢一郎の政治倫理審査会への出席を求める岡田幹事長も気の毒な立場ではあるが、検察審査会による強制起訴が確定しているのだから、司法の場で明らかにするという小沢側の言い分は真っ当ではないのか。
司法の場に移った案件に関しては、「裁判との絡みがあるのでコメントできない」とうのは誰が考えても常識的言い分だ。民主党が決議で小沢招致を決めても、本人が拒否する可能性も高く、除名処分問題にも発展しかねない。それで民主党が分裂したら一体誰が喜ぶのか。普天間移設では、沖縄県民の意思を無視して突っ走る北沢防衛大臣の先を読めない岡田幹事長批判の方がよほど真っ当ではないか。
政権交代直前から、小沢一郎や鳩山由紀夫に対する霞ヶ関や米国の既得権益派の反発は強かった。CIAによる露骨な介入も囁かれたほどである。政権交代はそういう旧勢力と対峙し、それを一掃する千載一遇のチャンスだった。
しかし、検察権力を使った国策捜査による新政権潰しの執念は凄まじかった。鳩山、小沢を潰し、日米両政府にとっては操りやすい菅総理―仙谷ラインによって親米派の閣僚や党執行部体制が着々とつくられてきた。ほくそ笑んでいるのは霞ヶ関官僚であり、米国政府である。
先に書いたナベツネの大連立構想は、政治主導を掲げた民主党の発想を根底から潰す行為である。その際、邪魔になるのは小沢一郎というのが、日米両政府の共通認識のはずだ。菅―仙谷は操りやすいが、小沢は一筋縄ではいかないということだ。
情けないことに、大手メディアは既得権益を死守するために、日米両政府に寄り添う二人三脚路線を選択している。
政権交代の理念を実現するためには、明確な政治主導を実現できる信念を持つ小沢の復権しか選択肢はないというのが筆者の持論である。裁判は裁判で徹底抗戦すれば必ず勝てるはずだ。
永田町のネジレ国会、政権争いの醜さにはうんざりだが、それを乗り切る政治力とリーダーシップを持つ政治家が他にいるというなら、ぜひ教えてほしいものだ。ルサンチマンの塊・仙谷官房長官の策謀の方がよほど危険極まりない。
朝倉喬司氏の訃報に驚く。合掌!
提供:岡留安則の「東京−沖縄−アジア」幻視行日記
http://okadome.cocolog-nifty.com/
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