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ここ数日のマスメディアの論調は、“菅・岡田の小沢包囲網強し” “小沢陣営は防戦一方”と云う潮流を作り上げている。森元総理の「小沢抜きの連立なら…」などと云う発言を鬼の首を取ったように報道している。未だにマスメディアの報道を信じる議員が存在する以上、浮足立った民主党の体たらく議員に一定の揺さぶりを掛けることは事実だ。しかし、先の参議院選挙以降、菅民主党政権は国政、首長、地方選全てで、連戦連敗な選挙結果を招いている。
現時点の民主党の責任者は菅直人だ。NO2が仙谷。選挙を仕切ると云う意味では幹事長の岡田克也であり、幹事長代理の枝野幸男だ。オマケで言えば選対委員長の渡辺周だ。この渡辺周に至っては、選挙対策委員長として、生きているか死んでいるか判らないほど存在感がない。多分何もしていない、出来ないのだろう。テレビの画面で反小沢広告塔の役目だけを仰せつかっているようだ。
実際問題、現民主党にはあらゆる選挙を指揮指導する司令塔がいないのだ。誰が責任者かさえ曖昧で、当然誰も責任を取らない組織であり、且つそのような精神構造になっている。この部分を見ると、極めて社会主義者集団のように見える。しかし向かおうとしている、隷米・TPP・消費税増税路線を見る限り、ネオコンである。一体全体、この菅直人民主党政権の性格は保守なのか革新なのか?表の顔は親米で、裏の顔は親中だ。何処に向かっていくのか、筆者は気持の悪いモノを見ている気分だ。
小沢一郎排除の論理だけが政権の絶対的座標軸になっている。政権与党が何をすべきか、何がしたいのか、そんな事は二の次三の次、当然選挙に負けようが勝とうが知ったことではないという事だ。最近の岡田の言動がすべてを語っている。人類の健康被害が“すべてはタバコに原因あり”と云った「魔女狩り的元凶操作」と同様で、「すべての問題の原点は小沢一郎の政治とカネだ」という魔女狩り元凶を操作し、小沢一郎にすべてを擦りつけ、それでなんとか打開の道が見えてくるのではないか?と云う、いい加減にして超甘い見通しの素人与党政権だという事になる。
こんな政権なら壊れた方がマシだろう。国益に反する政権与党だ。もし、国益に適う政権与党でありたいのであれば、それなりの責任の在処を明確にし、常に責任が取れる体制を準備しなければならない。小沢の政倫審招致を議決したいならするが善かろう。しかし、その結果招くかもしれない政局の責任、落とし前もつけて貰おうではないか。
仮に政倫審に小沢が出て事が解決するなら、小沢は出るだろうが、出たら次に証人喚問だという話に必ずなる。政倫審であろうと証人喚問であろうと、野党は民主党を追い込む為の材料としているのだから、何をやっても無駄である。おそらく、現時点で政倫審出席が菅民主党の試金石的マスメディアの論調だが、次には仙谷の問責決議案の落とし前がついていないと攻め立てるだけである。 試しに実行するわけにはいかないが、小沢が政倫審に出ても、支持率は上昇しないだろう。今度は離党勧告も出来ないのかと来る。菅仙谷の事だから、渡りに船と離党勧告を出す事も視野にはあるだろう。
しかし、マスメディアの取材能力なんて糞みたいなものだ。ナベツネ・中曽根・森・与謝野等が反小沢で動いているような論調になりつつあるが、彼らが反小沢か親小沢かは峻別出来ない。 マスメディアだけは歴然たる「反小沢陣営」だが、自民党やみんなの党の連中がこぞって、親菅反小沢の如きインタビュー報道に徹しているが、おそらく態勢は半々だと思われる。
現時点の民主党内も親菅、親小沢に二分されている点も彼等は報道しようとはしない。兎に角、小沢一郎が不利になる事をほじくり出してでも報道しようという腹が出来ている。腹が据わっている点では、民主党議員より、マスメディアの団結度が数段上だ。(笑)この事に、民主党議員が踊るか踊らないかで、第二ラウンドの雌雄は決する。13日月曜日が民主党にとって、天下分け目の忘れられない記念日になるかもしれない。小沢一郎への政倫審出席議決。茨城県議選の敗北と緊急両院議員総会開催の1/3議席確保は相当の鍔迫り合いになるものと思われる。
両院議員総会の開催が決まれば、9分9厘、菅直人の更迭も決定するだろう。1/3議席確保が小沢陣営の最大の難関だ。しかし、分党とか離党が目的ではない。選挙に勝てる党、挙党一致態勢を再生しようという「大義」があるのだから、賛成は得やすい。原口・樽床・輿石らの奮闘を期待したい。
ここで踏ん張りを見せないと、松野頼、原口、樽床、海江田、川内、大塚、小沢鋭、階、三井、松本剛、細野ら、次代を担う政治家にあらずというレッテルが貼られ、腐った政権与党民主党と共に埋没す危険に晒されるだろう。1/3議席確保を見て、小沢は明確な意見を表明するのではないか?小沢は民主党内で待ちの態勢を強いられている。ここは、親小沢や小沢を理解する民主党議員の心意気を見せつける場面だ。この場面で意志表示を躊躇う政治家は信用できない。筆者はその点に強く興味を抱いている。さぁ誰が1/3議席確保に動き、民主党挙党一致政権の再構築に立ちあがるか、それを見せて貰おうではないか。
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