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http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101210/stt1012102354011-n1.htm
脱小沢路線の首謀者であり、「陰の首相」として首相官邸を牛耳ってきた仙谷由人官房長官がイライラを募らせている。憂さを晴らすかのように民主党の小沢一郎元代表に対する言動は先鋭化するが、自らも参院で問責決議を受けた「傷を持つ身」。菅直人首相との間に隙間風も吹き始めており、疑心暗鬼を募らせているようだ。(加納宏幸)
「ふざけるな!」
仙谷氏は10日昼、ジャーナリストの田原総一朗氏が司会を務めるBS番組の収録前、ドスの利いた声で番組スタッフを怒鳴りつけた。スタジオ入りの際、カメラマンにまとわりつかれ、転びそうになったことで怒りが爆発したようだ。
「田原さんが一生懸命に言ってくれたから一番に来たんじゃないか。他の番組には全然出ていないんだ。別に恩着せがましく言っているのではないけど…」
カメラが回っても仙谷氏は言いたい放題。問責決議を理由に野党が来年の通常国会で審議に応じない方針を固めたことについても「頭と言葉と論理を使った勝負じゃなく寝っ転がっているだけというのは、むなしい。国民の批判は目に見えている」と言い放った。
小沢氏に近い議員が小沢氏の国会招致に反対していることにも反発。「党執行部に判断を委ねる」という姿勢から一歩踏み込んだ。
「ご本人も代表選では『国会が決めればちゃんと説明する』と言っていたわけだ。一度は説明してもらわなければいけない」
仙谷氏は9月の代表選やその後の内閣改造で脱小沢路線を主導し、一時は内閣支持率回復に手腕を発揮した。だが、自衛隊を「暴力装置」と呼ぶなど国会で失言を繰り返し、今や政権の「お荷物」と化している。
小沢氏をめぐる民主党の内紛も一皮むけば仙谷氏の問題に行き着く。小沢氏支持のコアメンバーである一新会などは「小沢氏の国会招致よりも仙谷問題の処理が先だ」と仙谷氏の更迭を声高に主張する。
これを受け、反小沢勢力にも、混乱収拾のために「仙谷氏の辞任やむなし」との声が出始めた。仙谷氏に近い中堅議員は「仙谷氏が辞めて内閣改造すれば相打ちだ」とつぶやく。
加えて、首相との溝は広がる。沖縄訪問をめぐり首相が仙谷氏の「待った」を振り切ったことからも分かるように「2人の意思疎通は以前にも増して減った」(政府高官)という。
「小沢氏との和解のために自分の首を差し出されてはかなわない」。そんな思いが脳裏をよぎるのか、神経質な一面も見せる。小沢氏除名の可能性を周辺に問われ、「僕が除名なのか?」と目を丸くした。
一方、首相も「イラ菅」の封印をすっかり解いた。
予算編成が大詰めを迎え、連日のように各省庁の折衝結果が報告され、判断を迫られる度に首相は官僚を怒鳴りつける。
「俺に決断させようとするなと言っているだろ! しっかり話し合ってから持ってこい!」
これでは首相に情報が集まるはずもなく官邸の「真空化」は進む一方だ。
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