http://www.asyura2.com/10/senkyo101/msg/740.html
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画期的な判決と見て良いのだろうか。DNAと指紋がそろい、被告にアリバイもなく土地鑑も在る、という状況証拠もそろっていた中で、「推定無罪」を採った判決。
犯人以外に知り得ない事実もなく、否認しつづけた事件であれば、DNA等だけで有罪と出来ないのは裁判官裁判でも同じではないか。
「裁判員が冤罪を晴らせる」という『演出』は、「市民の死刑判決」をより有効に見せる。
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死刑求刑被告に無罪 裁判員裁判で初
2010年12月10日 夕刊
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2010121002000195.html
鹿児島市で昨年6月、高齢夫婦を強盗目的で殺害したとして強盗殺人などの罪に問われ、死刑が求刑された白浜政広被告(71)の裁判員裁判の判決公判で、鹿児島地裁は10日、無罪を言い渡した。平島正道裁判長は判決理由で、検察側の主張を完全に否定し、鹿児島県警についても「真相解明に必要な捜査をしたか疑問が残る」と指摘。「被告を犯人と認定することは『疑わしきは被告人の利益に』という原則に照らして許されない」と述べた。
最高裁に統計が残る1975年以降、死刑求刑の被告が一審で無罪となったのは5件目。裁判員裁判では初めて。裁判員裁判全体での無罪判決は2件目。県警や検察側は、捜査や立証の根本的な見直しを迫られる。
言い渡し終了後、裁判員を務めた男性は「遺族の方には申し訳ないが、証拠が不十分だった」と述べた。
平島裁判長は「容易に発見できる場所に現金が残されており、金品目的で犯行に及んだにしては不自然。殺害態様は怨恨(えんこん)目的の犯行をうかがわせる」とした。
「検察側の主張は、犯行態様と逃走経路など重要な点で疑問がある」とも指摘し「指紋や掌紋の採取活動が写真撮影されていない。被告以外の痕跡が存在しないとは断定できない」と批判した。
現場から採取された細胞片のDNA型や指紋が白浜被告のものとする鑑定結果の信用性は認め、白浜被告の「現場の被害者宅には行ったことがない」とする供述は虚偽だとしたが「住居侵入と窃盗未遂の罪は成立する可能性はあるが、日時が特定できないため有罪とはできない」とした。
検察側は「被告が犯人でなければ合理的な説明は不可能。金品を奪おうとした動機は自己中心的で、極刑で臨むほかない」として死刑を求刑。弁護側は無罪を主張し「指紋やDNA鑑定は偽装が可能。警察の捜査はずさんで、信用できない」としていた。
白浜被告は、昨年6月18日夕から19日朝までの間に、鹿児島市下福元町の無職蔵ノ下忠さん=当時(91)=方に強盗目的で侵入。金属製スコップで忠さんと妻ハツエさん=同(87)=の頭や顔を殴って殺害したとして起訴されていた。
多数決と無罪 裁判員裁判の評議では、裁判員6人と裁判官3人が議論を尽くしても意見がまとまらない場合、多数決で結論を決める。有罪か無罪かを決める事実認定では、過半数の意見が結論となる。ただ、裁判員のみの意見で被告に不利な判断はできないため、有罪とするには最低でも裁判官1人が有罪に賛成しなければならない。一方、無罪とする場合は、仮に3人の裁判官全員が有罪と判断しても、5人以上の裁判員が無罪意見なら、判決は無罪となる。
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「指紋やDNAは偽装」されたか、検証が回避されたのも疑問だ。
■鹿児島老夫婦殺害事件無罪判決によせて
http://www.asyura2.com/09/nihon29/msg/635.html
投稿者 taked4700 日時 2010 年 12 月 10 日 18:04:59: 9XFNe/BiX575U
■鹿児島・夫婦強殺:無罪主張に死刑求刑 裁判員裁判で初
http://www.asyura2.com/10/senkyo99/msg/733.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2010 年 11 月 18 日 14:02:18: N0qgFY7SzZrIQ
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