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来週12日投開票の茨城県議選に向けて、民主党が狂ったような選挙戦を展開している。
TVで顔と名前が売れている国会議員を連日のように大量投入し、与野党大激突の県知事選のような様相なのだ。
これまで現地入りした主な国会議員は鳩山由紀夫前首相、枝野幸男幹事長代理、海江田万里経財相、江田五月前参院議長、馬淵澄夫国交相、蓮舫行政刷新相、岡田克也幹事長、松原仁衆院議員、石井一参院議員など。
加えて、10日には鳩山が2度目の茨城入りをするし、鹿野道彦農相も駆けつける。11日は長妻昭副幹事長、谷亮子参院議員が現地入りする。
さながらオールスターキャストなのだが、滑稽なのは、それでも民主党には勝ち目がないことだ。
茨城県議は定数65だが、民主党は24人しか立てていない。全員当選でも過半数に届かないのだ。
確かに茨城県は保守王国だが、先の衆院選で民主党は大躍進。全選挙区で民主党の国会議員が誕生した。本来ならば、県議会でも躍進が見込めるのだが、候補者が集まらなかった。
そのうえ、この逆風だから、「よくて8〜10議席、ヘタすりゃ3、4議席程度にとどまるかもしれない」(選対関係者)なんて言われているのだ。
そんな結果になれば、松戸市議選、和歌山県知事選、金沢市長選の敗北に続いて連敗記録更新になる。小沢元代表が言うように「動揺は全国に広がることになる」。
国会議員の大量投入は菅執行部の焦り、ドタバタの裏返しなのだが、姑息な民主党幹部は「前回は11人立てて6議席だった。今回は2桁行けば大勝利」(県連関係者)などと言い、ハードルを下げるのにも必死だ。
貧すれば鈍する民主党は末期症状――。
http://gendai.net/articles/view/syakai/127868
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