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2010-12-09 23:59:15
先に自ら党を割って、マスコミの批判を浴びる事と。
党に離党勧告を突きつけられて、割って出る屈辱と。
どちらが、許容範囲か。
どちらが、相応しいか。
どちらにしても、世のゴミマスは「大騒ぎ」で格好の餌食にしようと群がるであろう。
彼等はそのネタで、更に半年「食って行く」事だろう。
ゲにおぞましきは、日本社会なり。
しかし、きっかけは重要である。
ましてや、山を動かすともなると。
先の、両鳩山小沢舛添会食の際の、小沢氏の発言に、彼の思いが込められている。
「民主党への愛着はある。自民党に政治を戻してはいけないし、民主党が今の形で政権を維持させなければいけないと思う。」
「しかし、それがどうしようもなければ次のことも考えないといけない」
(出典/産經新聞12月10日(金)2時28分配信)
『民主党が、今の形で政権を維持させなければいかない』とは。
仙谷菅政権の事を言っているのでは、勿論ない。
<国民新党、及び潜在的可能性として社民党、との提携の下に、「自民公明」を野党に貶めて、国民の為の与党として有り続ける>
と言う意味で有る筈だ。
▶民主党分裂の危機…そして政権は混沌の時代へと(産経見出し)
>民主党のメルトダウン(溶融)が始まった。
記事は踊る。
>菅直人首相(党代表)ら党執行部と小沢一郎元代表ら非主流派による党内抗争は、小沢氏が新党結成の可能性に言及する事態に発展。一方、党執行部は13日の役員会で小沢氏の国会招致への流れを作りたい意向で、招致に応じなければ小沢氏の処分も辞さない構えだ。党分裂の可能性を抱えつつ、政局は大きなヤマ場を迎える。
あそこまで、「民主党の維持」に意を注いでいた彼が、ついに「次を考えなければ」ならなくなる程の、裏切りの連続では有った。
冤罪での被疑者扱い。
特捜の徹底的捜査。
証拠が出てこず、不起訴。
構成メンバー不明の11名の「検察審査会」による、告訴内容を逸脱した「強制起訴」。
それらの「非理論的」犯人扱いの間、終始変わらぬ「党内パージ」を繰り広げ続けた『民主党』と言う、「身内を庇う習慣の無い」お粗末政党。
その間の「検察に依る」貶める戦術に同調する「野党連合」は、繰り返せど尽きぬ「説明」を求め続け、その間「検察野党連合」に同調して、犯人扱いを続ける事を止めようとしない「身内」民主党、と言う不思議。
そして、政権後退の推進役を貶める事でしか、政権浮揚を図れない無能ぶり。
野党は、政権政党を攻撃するのが存在意義である以上、小沢を責めるのは当たり前であろう。
しかし、仲間に向かって「やってない事を証明する」事を求める「不条理」に気がつかない、民主党。
そのあいだ中、飽きもせず「犯罪者扱い」を止めないゴミマスに対して、声を荒げる事も無く、通じない皮肉を挿みながらもニコヤカに対応する小沢。
よくもまあ、そこまでの忍耐力が有る物だ。
凡人には、到底マネの出来ない「奥深さ」というか、「大きさ」と言うべきか。
>小沢氏の国会招致を目指す岡田克也幹事長ら党執行部への批判は、9日も収まる気配はなかった。
>岡田氏は防戦に追われた。9日の記者会見では「小沢氏は政治倫理審査会に出てきて説明するのが望ましい」と改めて主張したが、小沢氏の国会招致に向けて検討していた緊急役員会の開催については「そういう予定はない」と断念する意向を示した。
>それでも首相に近い議員からは「主戦論」がやまない。岡田氏らは13日の役員会で「政倫審の議決によって小沢氏の国会招致を求める」ことをあえて多数決で決めることも視野に入れ、一歩も引かぬ構えだ。
>反小沢氏の立場に立つベテラン議員は「(党が)分裂するならすればいい。そうしたら解散だ」と言い放った。
ここまでヒステリックに反応するのには、何らかの「行動を支える」柱が有るべきところ、何処をどう見ても、反小沢を叫ぶ面々には何も見当たらない。
>民主党の内紛がここまで過熱する背景には、来年の通常国会や来春の統一地方選をにらみ、「菅政権のままでは持たない」(小沢氏に近い若手議員)との観測が強まる一方、「ポスト菅も党内に見あたらない」(ベテラン議員)という事情がある。内閣支持率も下がり続けているが、誰もが明確な出口戦略を描けていない。
既に大半は、今までの形での『民主党』を存続させて行く発想は、失っている様に見える。
>こうした状況で、小沢氏が新党結成の可能性に言及した。問題は民主党内で小沢氏と行動を共にする議員が何人いるかという点だ。
>小沢氏は9月の代表選で民主党議員200人の支持を得た。当然、そのすべてが小沢氏の新党に参加するわけではない。しかし、衆院議員(306人、横路孝弘議長を含む)のうち六十数人が民主党を離脱すれば、衆院の過半数を割り込むことも事実だ。
市民感覚で言えば、一新会と北辰会が核となれば、100名は参集しそうなものだが。
「既成政党の看板」が無いと選挙を戦えない「新人」と、それに毛の生えた程度の「地盤が緩い」議員が如何に多いと入っても、ここは「大義に準じる」という気概が求められる場であろう。
>政界関係者をざわめかせているのが渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長の動きだ。7日に由紀夫氏、8日には谷垣禎一・自民党総裁と相次いで会談。谷垣氏には「税と社会保障、憲法で大連立が必要だ」と説いたが、さすがに谷垣氏も拒否したという。
どちらの陣営にも、じり貧に堪えられず、思想信条に関係なく与党になる事、に対して「手段を選ばぬ」輩は、常に居るものである。
>仙谷由人官房長官は9日の記者会見で、思わせぶりな発言をした。
「政治家ですから、局面局面でいろんな動きが出てくるということではないでしょうか」
仙谷は、ずっと前から「民主党の枠を超えて」生き残る方向を模索していたに違いない。
小沢を切って、党が存続するのなら、それで良し。
分裂するなら、それまで。
他の相手と聯合するまでの話。
>生き残りを賭けた戦いは、もう始まっている。
【産經新聞/12月10日(金)1時1分配信】
生き残りをかけるはめになったのは、小沢である。
彼に、生き残りをかけて行動せざるを得なくしたのは、仙谷であった。
因果応報。
結果は、双方にとって、同じ比重で訪れる。
ただ、受け止める側の「器量」の大小で、結果は大きく異なって現れるものなのだ。
誰かが「謀った」かどうかは解らない。
どちらが「図った」のかも、判然としない。
しかし、この為のレールはずっと前から敷かれていた。
山を動かすレールである。
そして、山が動き出したら一体どうなるのか、まだ「正確に判断出来ている」者は居ないと思う。
夫々、自分に都合がいい様に思い描いている「方向性」が有る筈だが、恐らく現政権の主役達は、決して自信満々では無い筈だ。
▶小沢氏、新党に言及 党執行部は離党勧告検討(産経見出し)
>小沢、由紀夫両氏は菅直人首相について「おれたちを切って、政権を浮揚させようとしている」と批判した。
>そのうえで、小沢氏は「民主党への愛着はある。自民党に政治を戻してはいけないし、民主党が今の形で政権を維持させなければいけないと思う。しかし、それがどうしようもなければ次のことも考えないといけない」と発言した。
>民主党内は、小沢氏を支持するグループから両院議員総会の開催や、参院で問責決議を受けた仙谷由人官房長官の更迭を求める動きが顕在化し、執行部との対立が激しさを増している。小沢氏としては「脱小沢」路線を取る現執行部が居座り続けることも想定し、民主党分裂の覚悟を示したとみられる。
>これに対し、小沢氏と距離を置く議員からは「小沢氏に離党勧告するしかない」(中堅)という強硬論が上がっている。
【産經新聞/12月10日(金)7時56分配信】
事ここに至って、流れを止める事が、できるのか。
その流れに「竿さす」のか、「漕ぐ」のか良く判らぬ、この男。
▶小沢氏招致へ岡田幹事長奔走、軟着陸模索も(読売見出し)
>岡田氏は会談後の記者会見で、「この問題は、通常国会で(2011年度)予算案と予算関連法案を通し、野党の協力を得るためにも重要だ」と述べ、小沢氏に衆院政治倫理審査会への出席を求める考えを強調した。党参院幹部の一人が、参院で問責決議を可決された仙谷官房長官の辞任を求めたことについては、「許されることではない。党幹部として自覚を欠いた発言だ」と厳しく批判した。
ダブルスタンダードの典型。
尖閣の「船長」釈放と同じ、あるいは先の「法相」更迭と時と同じく、焦って「餌を先に差し出し」、敵は嵩にかかって攻めて来る。
小沢を「政治倫理審査会」にさし出し、野党が矛を収めると期待して、逆に「仙谷と馬淵の更迭」にまで及んでしまうのは、目に見えている。
常に、先が読めない。
毎回、前例を教訓に出来ない。
>自民党など野党は、参院が問責決議を可決した仙谷氏と馬淵国土交通相が続投した場合、通常国会冒頭から審議を拒否する構えを見せている。岡田氏の発言は、小沢氏の国会招致を実現することで野党の譲歩を引き出し、通常国会を乗り切る意向を示したものだ。
【読売新聞/12月10日(金)7時45分配信】
大甘。
さあ。
時は来たりて、風が吹く。
風は、疾風となって、吹き荒れ始めた。
山は、否が応でも、動かなければならない。
国民が、それを望んでいる。
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