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政治ウォッチを続けて来たが、これほど解り易い大事件のシグナルはない。大連立確定を示す二つのニュースが報じられた(末尾)。もはや大連立は成ったも同然だ。菅仙岡政権は麻生太郎という与党好き政治家、森喜朗・清和会という検察をリードしてきた政治力と手を組む。。。
しかし、その反作用による、ミラー大連立があることも忘れてはならない。小沢氏周辺は、仙石官房長官・岡田幹事長のきな臭い動きを察知して、自民党内の反谷垣派の取り込み・議員リストを既に作成していることだろう。。。年内に設置要求されている民主党の両院議員総会の処遇次第で『ゲートオープン各馬一斉にスタート』となる。。。
菅さんの特徴だろうが、自信なさげに見えて、『いける』と判断したら直ぐに動く。ある意味鋭いのだ。本当は、国内の政局場面ではなく、世界各国との交渉でこうした力量を発揮して欲しいものだ。
とにもかくにも、見たくも無いが、民主党内で「本家」「元祖」を争う茶番劇が激しく繰り広げられるだろう。民主党が分裂する故に政党助成金の獲得を争うのだ。つまり、『出て行け!』『除名だ!』『切り捨てる!』という罵声の応酬になる。
生半可には済まない。正月早々衆院解散すら言及されるであろう。統一地方選の春を見据えた闘いになる。。。これで民主党政治は決定的に国民から見捨てられる。さぞや「みんなの党」がほくそ笑んでいることだろう。
今から、市民的新政党でも創っておけば良さそうだ。統一地方選挙で行き場の無い票の受け皿になる。。。
******
(2010年12月8日23時02分 読売新聞)
菅首相、森元首相と会談…議題は硫黄島?
◆首相は8日、首相官邸で森元首相と約30分間、会談した。首相が太平洋戦争の激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)の遺骨収集作業を視察することになり、自民党硫黄島問題懇話会の会長をかつて務めた森氏が「助言したい」と会談を申し入れた。阿久津幸彦内閣府政務官、自民党の新藤義孝衆院議員も同席した。森氏は会談で「こういうことはオールジャパンでやるべきだ」と自民党としても協力する考えを示し、首相は「まさに超党派で努力しなければいけないテーマだ」と応じた。森氏は2007年秋、自民、民主両党の「大連立」に向け、当時の福田首相と小沢一郎民主党代表の会談を仲介した経緯がある。森氏は会談後、硫黄島視察以外のテーマを話題にしたかどうか記者団から問われ、「こういう時は失礼な質問をするのは(やめなさい)」と語った。
(時事通信 12月9日(木)20時53分配信)
麻生氏、ブラジルに派遣=異例の特使起用―菅内閣
◆政府は9日、来年1月1日にブラジルの首都ブラジリアで行われるルセフ新大統領の就任式に、自民党の麻生太郎元首相を政府特使として派遣する方針を固めた。政府特使への野党議員の起用は異例。民主、自民両党の大連立に向けた動きが浮上する中、菅政権が自民党に送った「シグナル」とみる向きもある。
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