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2010/12/9
「菅政権「自滅」の道、ゴールは自民党との大連立:岩上安身氏」岩上安身氏のツイートより。
昼間の民主党BBL。
カーティス教授が日米の新聞記事を比較し、日本のマスコミが内向きだと批判。
それに対し、司会者から発言を求められた朝日新聞の星氏。
「外交官から新聞の中の週刊誌の広告について言われる。私は週刊誌の記事の8割が嘘と答えている」
と、新聞批判を見事に週刊誌にすりかえ。
カーティス氏の話の続き。
よくある日本政治への通俗的な「お説教」の印象。
関連記事:米国からどの様な働き掛けがあったのかという視点から見直すとまた趣きが違う菅総理発言
ひとつひとつはごもっとも。
しかし結局は「米国のオバマ政権は問題ない。問題なのは日本。特に日本の政治」との結論。
よくある責任の押しつけ。
日本の官僚、マスコミへの批判と違い、日本政治批判はどこからも反撃されない。
おやと、思ったのは、普天間問題についてのくだり仲井真氏が県知事に再選されたが、「もし辺野古への移設が無理となったときのことを考え、違うオプションを用意しておくべきだ」との発言。
辺野古への移設が、地元の反対でうまくいかなくても、米国が満足できる条件を用意しておけ、と聞こえる。
カーティス氏の話は、「辺野古以外のオプション」というくだりを除いて、どうもあまり身を入れて聞けなかった。
「日本政治よ、もっとしっかりしろ」、「安全保障の議論を真剣にすべきだ」と、しきりにハッパをかけるのだが、本当に日本の政治が主体性を持つことを、想定しているとは思えない。
もし日本の政治が本当に主体性を持ち、安全保障問題などについて、自立した国家として思考しはじめれば、当然、日本が自主防衛論に傾いたり、日本独自の国益を追求し、その結果、米国の国益とぶつかることもありうる。
そういう事態を想定していない口ぶりだったからである。
もう一点、気になったことは、国民新党の亀井代表と、鳩山政権の時代に幹事長だった小沢氏について、批判しつつ、その反対に菅政権を持ち上げる言動が目立ったこと。
米国とは関係がいいとも。
どう聞いても、菅政権は米国にとって都合がいいと言っているように聞こえてしまう。
ここで、一昨日の菅総理の会見の続きに戻る。
他党との関係についての質問に、
「他の党とも社会保障や税の問題について議論が必要。そうした議論の場が、与野党間で作られるのが望ましい」と。
「そうしたことが、次の通常国会に向かって熟してゆく」とも。
他党と連携をはかる姿勢を見せた。
いったん連立を離脱した社民党との連携に関しては、「特にそこまで議論していない」。
しかし、自民党との大連立について聞かれときには否定せず、「以前、大連立の話が出た時には、たしか福田内閣で、小沢代表のときだった」と振り返り、「大連立そのものが絶対ダメだといったのではない」と。
「当時、大連立をしていたら、衆参で与党が9割を占めてしまう。そういう形になったら、国会はどういう機能を果たすのか。そうしないと日本にとって、物事が進まなくなって、国難ともいうべき事態になったら、この内閣ではこの問題に取り組む、といった前提で、大連立もありえる」と。
他方で小沢氏に対する質問では、「小沢氏自ら、国会の決定には従うと言った。本人が国会の場で説明することが必要」と。
さらに「岡田さんが努力を続けているが、私が何らかの判断が必要ならする」とも。
自民党との大連立に前のめりの姿勢と、なりふり構わぬ小沢切りは1セットでつながっている。
小沢氏を追い込めば、民主党は割れる。
だが、小沢派をパージすれば、自民党と大連立しても、「国会で9割占める」こともない。
大連立のための条件は、逆に整う。
菅政権になってから、民主党はひたすら「自滅」の道のりを歩んできたが、そのゴールは自民党との大連立だったというわけだ。
菅政権の歩みは、小泉元首相を想起させる。
「自民党をぶっ壊す」と言った小泉元首相は、実際に、再分配を重視していた旧来の自民党を壊して、新自由主義、対米追従路線へと「純化」させた。
菅政権もまた、民主党を「ぶっ壊し」て、同様の新自由主義、対米従属政党に再編しようとしている。
ここで再び、カーティス教授の「お説教」に戻る。
教授は、「失望させた民主党、期待されない自民党」と、両党の現状を皮肉ったが、唯一、小泉元首相のことは、ほめちぎっていた。
もともと彼は小泉政権の後ろ盾。「コイズミのようであれ」というメッセージは、民主党議員たちに届いただろうか。
12月14日、菅首相は硫黄島へ。
日米間で最も激しい戦闘が戦わされた硫黄島には、今なお、日本人兵士の遺骨が、多数、眠っている。
この遺骨収集に関しては、近々、キーパーソンにインタビューを。
> 「辺野古以外のオプション」に関係するかどうか・・・天木直人氏が12月1日のブログに「他の在日米軍基地強化は進む。辺野古の国外移転が実現し、みなが万歳している間に日米同盟が深化」と。
おっしゃる通りですね。
> 読売・渡辺会長が民主・自民の大連立呼びかけ http://ow.ly/3lMSL (テレ朝)野中氏は…小沢氏の復権には否定的で「『出ていきたいやつは出ていけ』…」 http://ow.ly/3lMSM (毎日)
首相会見から2日。
動き出しました。
>> カーティス氏はしきりにハッパをかけるのだが、日本の政治が主体性を持つことを、想定しているとは思えない。
> 日本はアメリカに付き従うべきだということ?
日本人自らが主体性を持って、米国に追随せよ、ということでしょう(笑)。
> 読売・渡辺会長が民主・自民の大連立呼びかけ
> そんな〜、管直人って、そこまで民主党を支持した人達を裏切るんですか〜(T.T)。
大連立なんか成立したらひどすぎる(T.T)。
何が起きるか、一寸先は闇。
投稿者: 早雲
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