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「政治と金」はマスコミの喧伝で耳にタコが当たるほど聞かされた。
ここでは、「市民運動と金」と云う新たな問題に触れたい。この問題はマスコミも殆ど問題にせず一般市民の関心も薄いと云うところに盲点があるのだ。
しかし、今後日本の民主主義を守る広範な市民運動にとって、今注目しておかなければ大きなアキレスケンになる可能性があるのだ。しかも現に起きている事実に基づいて検証しなけれなならない。
良く聞かれるのが「どうせ市民運動になどお金が集まるはずはなく、ボランティアが常識ではないか」と云う意見だ。果たしてそうだろうか?
現実に起きた事例をあげてここに説明しよう。これは決して個人を中傷するようなものではなく、また感情的に一方的な見解を示すものでもない。事実だけを述べるつもりだ。
まず、「市民運動にお金は集まらない」と云うのが違うという事例だ。
米木孝司さんは、今年10月に大きな手術をして、入院していた。無事退院し九死に一生を得た同氏は、「真っ白運動」に共鳴し100万円の大金をカンパすることを決断したのだ。
私も檀公善さんと一緒に見舞いに行ったこともあり、彼の善意が身にしみた。
当時のMLでは檀さんが「涙が出るほど嬉しい」とその感激ぶりを披歴していた。
その後檀さんからお声がかかり、T氏と3人で名古屋・大阪・岡山と地方デモ準備のためミニ勉強会を開くため出かけた。この過程でも10万円をポンとカンパしてくれる善意の方が現れた。
ウォルフレン講演会でも総計18万円のカンパが集まった。(これについては檀さんのお財布とは全く関係なく運営グループが適正な管理をしている)
以上はほんの数例に過ぎない。これで「市民運動にお金は集まらない」と云うのは違うという事が分かっていただけたと思う。
ところでこの浄財がどのように管理されどのように使われていたかを説明しよう。
当初は檀さんのご指名で、Yさんが会計となっていた。しかしYさんに聞くと最初からお金の管理はすべて檀さんがやっており、「自分はカンパをいただいた方にお礼をすることが任務だった」と云っておられた。
檀さんが独占的に浄財の管理をしていたことはその後の実行委員会でも明らかになっている。
問題はここからだ。
12月4日講演会の前日講演会の費用を確保するため檀さんが管理している資金の拠出を求めた。そこで初めて資金が不足していることが明らかになったのだ。真っ先に100万円をカンパした米木孝司さんが怒り出した。
米木さんの怒りは当然ではないか。100万円あれば講演会の経費はすべて賄えるはずだった。もちろん他のカンパについてもその出入りを明らかにしなければならない。
現時点においてこのいずれも明らかになっていない。帳簿も記録もないなどという事は「真っ白」を唱える資格もなく、恥ずべきことではないか。
それでは、なぜこのような不祥事が起こったのかその原因を追求しておかなければならない。まず会の組織の確立、責任と権限の明確化、規約の策定、これらが抜けていたこと。
次に一部会員の思い込み「檀さんが主導して会員500名に成長したのだから、お金は檀さんに任せるべきで、今後も檀さんを中心に会を運営していけばよい」と云う考え方が根強くあったことだ。このため一旦檀さんから回収したお金も再び檀さんに戻してしまうと云う珍現象まで起こったのだ。
冷静に考えてもらいたい。宗教団体であるまいし、教祖と信徒のような関係は民主的な市民団体にはそぐわないではないか。
おわりに、これからどうする?。講演会中止派と講演会実行派の対立に終止符を打ち一致団結して今回の不祥事の収拾にあたるべきだ。原因は明らかなので上にあげた弱点の改善にあたらなければならない。その上で今後勃興するであろう市民運動の教訓としてこの総括を残しておかなければならない。
既に正しい会計処理を行っている市民団体もありますのでご紹介しておきます
権力とマスコミの横暴を正し、人権を守る国民の会
http://kennryoku-teikou-kok.cocolog-nifty.com/blog/
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