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産経新聞 12月9日(木)7時57分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101209-00000126-san-pol
■党幹部「仙谷氏を代えろ」
民主党内でついに、「菅降ろし」の火ぶたが切って落とされた。きっかけは、岡田克也幹事長ら執行部による小沢一郎元代表の国会招致問題に向けた動きだ。緊急役員会の開催で一気に招致の流れを作りたい岡田氏らに対し、小沢氏を支持するグループは逆に両院議員総会の開催を要求して対抗。一部の党幹部は8日、仙谷由人官房長官の辞任を要求した。支持率の急落とともに活発化する倒閣への動き。平成23年度予算編成そっちのけでやっているのは、責任のなすりつけあいだ。
(坂井広志)
◇
8日午後、国会近くの党本部8階の幹事長室に、森裕子、谷亮子両氏ら参院の中堅・若手議員9人がアポなしで乗り込んだ。
「今やることが違うでしょう。(12日投開票の)茨城県議選や来年度の予算編成に向けて、今は党内が一致結束すべきだ」
森氏は小沢氏の国会招致を目指す岡田氏に面と向かって異を唱えた。他の面会者も口々に岡田氏の方針に反対した。
スーツのほこりを払うしぐさを見せながら9人の話を聞いていた岡田氏だが、最後にこう言い切った。
「これ(小沢氏の招致)をやらないと、(来年の)通常国会や統一地方選の障害になる」
これに先立ち、小沢氏を支持する衆院1回生でつくる「北辰会」の幹部ら約10人は国会内で緊急会合を開いた。出席者の一人は「このままではただじゃ済まない」と闘争宣言した。
岡田氏は10日にも緊急役員会を開き、衆院政治倫理審査会による国会閉会中の議決で小沢氏の招致を求めることを決めたい意向だ。
小沢氏サイドが狙うのは両院議員総会の開催だ。全議員を集めた場で政権への批判が相次げば、政局の主導権を握ることができる。
小沢氏も7日夜に自らに近い中堅・若手議員と会食した際、「年内にみんなが意見を言う両院総会のような場を設けたほうがいい」と発言。「(9月の)代表選のとき、鳩山(由紀夫前首相)さんも輿石(東参院議員会長)さんも僕も協力すると言ったのに排除されている」とも述べ、現政権への不満を口にした。
緊急役員会か、両院議員総会か−。党内の綱引きが激化する中、党幹部の発言が火に油を注いだ。
「仙谷、馬淵(澄夫国土交通相)のほうが深刻だろ。特に仙谷だ。『仙谷を代えろ』とそろそろ提起しないといけない」
この発言について、仙谷氏は8日午後、記者会見で「私のところに『おまえ辞めろ』と辞任を要求してきた人はいない。辞任要求なら、私に言わないといけないんじゃないですか」と突っぱねた。さらに、小沢氏の招致問題について「政倫審なら政倫審で国民に説明をいただくことは重要なことだ。国会の日程と絡まない形で行われるとすれば、それはひとつのやり方だ」と言い切った。
党内の対立はもはや感情的なレベルにまで達しようとしている。背景にあるのは低迷する内閣支持率、政党支持率の責任を何に押しつけるのかという問題だ。
岡田氏が低支持率の要因を小沢氏の「政治とカネ」の問題にみていることは明白だ。これに対し、小沢氏に近い議員は「小沢さんのせいじゃないよ。菅政権に対する不信だよ」と主張する。「執行部は責任をとるためにあるのに、全然責任をとろうとしない」と不満を口にする議員もいる。
菅直人首相は8日午後、首相官邸で岡田氏と約30分間会談し、小沢氏の招致問題を話し合った。しかし、その後の記者団とのやりとりでは「岡田氏がいろいろと(招致も)含めて考えているようだ」と繰り返すだけだった。
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