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2010年12月8日 掲載
■検事役弁護士アタフタ、補充捜査はムダ
小沢一郎・民主党元代表の強制起訴が、年明け以降に持ち越しとなった。
当初は「年内にも起訴」なんて一方的な報道があふれたものだが、フタを開けたら何ということはない。検事役の3人の弁護士が検察から引き継いだ捜査資料の分析作業に手間取り、遅れに遅れているのが現状だ。
そりゃそうだろう。この事件は“小沢潰し”ありきで突っ走った検察が、組織のメンツをかけて総力を挙げて捜査した案件だ。資料だけでも膨大な量に上る。それを3人で精査するだけでも大変なのに、補充捜査までするという。要するに起訴しても公判を維持できるだけの証拠がそろっていないから、アタフタしているのである。
名城大教授で弁護士の郷原信郎氏が呆れて言う。
「検察があれだけやって2度とも不起訴にしたのです。そんな捜査資料をもとに、検察審のデタラメな議決を受け、そのまま起訴したところで、証拠がないという事実は変わらない。検事役の弁護士たちも困っているはずです。補充捜査といっても今さらできることはない。小沢氏や秘書を聴取しても何も出てこないでしょう。資料の分析や補充捜査でどうにかなるレベルの問題ではないのです。
当然、裁判の結果も見えているのだから、さっさと強制起訴したらどうなのか。いたずらに時間を費やしても、変な臆測が飛び交ったり、この国の政治にとってもメリットはありません」
“敵”は小沢陣営だけじゃない。「検察が組織にとって都合の悪い証拠を隠し、提出していない可能性もある」(事情通)というし、やっとこさ強制起訴に持ち込んでも、マイナス材料はゾロゾロ出てくる。
「大阪地検の証拠改ざん事件で、検察の供述調書の信用性は失墜しました。来年1月に初公判が開かれる見通しの石川知裕議員の裁判でも、調書のデタラメが浮き彫りになるでしょう。水谷建設からの裏金疑惑に至っては検察が描いたストーリーだった可能性が指摘されています。彼ら秘書たちの裁判も小沢裁判に影響してくる。さらに言えば、小沢弁護団は現在3人ですが、起訴されれば7、8人態勢に増強するという。検事役の弁護士は敗戦必至ですよ」(司法関係者)
こんな裁判、やるだけムダ。国民にとっては百害あって一利なしだ。
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