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(回答先: きょうの潮流(しんぶん赤旗)「小沢さんのやっていることは『解党ビジネス』。政党をつぶすたびに大もうけしている」 投稿者 赤かぶ 日時 2010 年 12 月 08 日 09:48:17)
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2009年05月31日(日) 08時50分24秒
共産党に対する疑念
テーマ:政治・社会・文化論
私は、日本共産党という政党を、それなりに評価をしていた。
私は共産主義者ではないし、
むしろ、出身は大阪だから、
子供のころは、日教組の徹底的な反日教育があったから、
(たとえば小学校の先生が、授業で、
『日の丸は戦争の旗、君が代は戦争の歌です』
ということを、小学生に堂々と思想教育をするというひどさ)
もともとの生理的嫌悪感として、共産主義は、毛嫌いをしていた。
しかし、年齢もたって、
自分なりに政治や社会の仕組みがよく見えてくるにあたって、
産業革命を経て、ヨーロッパで貧富の格差が拡大し、
深刻な社会問題となって、そして、
「共産主義」という概念が誕生して、
しかし、
そしてそれがファシズムと融合しために、
20世紀最悪の人権弾圧が、
ソ連、中国、カンボジア、北朝鮮などで行われてきたという歴史もわかったし。
とはいえ、日本は日本として、
日本共産党が独自路線を歩んで、
戦前から戦後も通じて、
徹底的に弾圧をされながらも、自らの信条を通そうとしていることに、
ある種の敬意というものはもっていたのである。
元・共産党幹部の筆坂秀世が、
共産党内部の腐敗構造を告発し、ベストセラーとなった
「日本共産党」 は私も読んだ。
それでも、私の共産党に対する見方は変わらなかった。
そうはいっても、
やはり、いろいろと腐敗、汚職や、人権侵害や、
いろんなひどい話があるこの日本にあって、
権力とは一定の距離を置いて、
健全に、時の権力を批判する勢力というのは必要である、
というのが私の思いだった。
「確かな野党」というキャッチフレーズをかつて彼らは使ったが、
まさしく、健全な批判勢力というのは、
権力の暴走にブレーキをかけるためにも、必要だと思っていたのだ。
まして、この10年間の自公政権の暴走により、
高齢者や、障害者、母子家庭といった社会的に弱い立場の人間に、
そのひずみが来るような状況にあっては、
共産党の存在意義は、それはそれで必要になるだろうとも。
だが、最近の共産党の動きを見ていて、
私は彼らに失望したというか、一種のうさん臭さを感じてしまうようになった。
つまり、西松建設の問題である。
西松建設の問題は、自公政権か、官僚側か、
ひょっとして言われているように「かんぽの宿」隠しの目的か、
まだ真相はこれからだが、
要は、検察と、マスコミを動員して、
民主党による政権交代を防ぐための「国策捜査」であることは、
もう客観的に見て、明らかであると思う。
まして、官僚トップで、元・警察庁長官でもあり、
樋渡検事総長とのパイプも強い
漆間官房副長官が「自民党には捜査は及ばない」として、
実際にそのとおりにもなっている。
中身の悪質さでいえば、
二階経済産業大臣や、尾見元財務大臣のほうが悪質なのだから。
で、私が最近の共産党を許せないのは、
彼らが西松建設の問題の本質をすりかえて、
自らの党利党略、党勢拡大に利用をしている点だ。
総選挙が近いために、共産党のポスターも、
あちこちで見かけるわけだが、
そこには志位委員長が、
西松建設の問題を徹底的に追求するという
姿勢を鮮明にするというポスターがはられている。
おいおい、何考えてるんだ。
と言いたい。
本来共産党は、その党の歴史からして、
治安維持法や、戦後のレッドパージで、
徹底的に政権側からの弾圧を受けてきたわけだから、
このような「国策捜査」という民主主義の危機にあたっては、
当の共産党が一番過敏にならなければいけない問題である。
若者の「蟹工船」ブームにのって、共産党は躍進しているというが、
作者の小林多喜二も、拷問にあって、獄死しているわけである。
共産党自身がわかっているだろう。
今回の西松建設の問題が、
自公政権、官僚権力による、自らの権力保持のために、
検察と、マスコミをつかって、「国策捜査」が行われたということを。
であるのに、マスコミに便乗して、
これを機に、民主党の票が、自分たちに流れるかもというような、
さもしい打算で、西松建設問題で、小沢代表を批判するというような、
既得権側が描いた「絵」にのっかってしまうようであれば、
いったい何のための、共産党なのか。
結局、共産党がやっていることは、
自公政権の延長に協力をすることになり、
それは、
官僚の「天下り利権」の保持や、
自公政権による「弱者いじめ」に協力をしているだけの話である。
しかし、それは共産党が望んでいることなのか。
私は彼らが掲げている政策や、信条からすれば、
まず急がなければいけないのは、
母子家庭や、高齢者や、自殺を悩んでいる人や、
そのような社会的弱者の救済であり、
そのためには、自公政権をぶっつぶさねば、
何も変わらないだろう。
あいかわらず、われわれの血税は、
消費税をあげたとしても、官僚利権につかわれるだけだ。
もし、共産党が、
自らの戦前から命もおそれずに、
「平等」や、「人権」を求めてきた
党の誇りある歴史を、振り返るのであれば、
こういうときこそ、かつて弾圧を徹底的に受けた政党として、
国家権力の暴走に対して、抗議をすべきである。
それが共産党がやるべきことであろう。
共産党が、そんな調子でだらしないから、
国民新党や、新党大地や、新党日本のような
本来、保守的な政党が徹底的に、検察を批判しているのである。
(マスコミの思惑で、そのことは報道されていない)
また、もうひとつ、私は共産党に対して疑念をもっている点があって、
それはインターネット上で、あちこち取り上げられて話題になっているが、
久米宏が、「ラジオなんですけど 」という自身のラジオ番組で、
--
自民党が今、政権が維持できるならば共産党と手を組んだとしても全くおかしくない。
今の共産党は昔の共産党ではない。民主党はそこまで想定しているか
--
という鋭い指摘をしたということである。
さすがは久米宏である。
自民党という政党の本質をずばりと突いている。
まったく、そのとおりで、自民党のことだ。
今回の西松建設の問題でも、裏から共産党に手をまわして、
共産党に小沢批判をさせるということや、
総選挙後の首班指名選挙をにらんで、
なんらかの手をまわしていても、まったく不思議ではない。
いや、たぶん、もうやっていると考えるべきだ。
これまで政権与党に対しての国会質問で、
共産党が、それに対峙する勢力から、
利用されてきた流れをみていても、
何かしらの便宜供与との見返りに、
自民党が共産党を取り込んでいたとしても、まったく不思議ではない。
実際、彼らは社会党との連立政権もつくったし、
また「政教分離」の面からは、きわめて憲法上疑わしい
自公連立政権を、創価学会と手を組んで実現してしまった。
次は、共産党と組んでもまったくおかしくないのである。
それにしても、、
こういうマスコミが「権力の犬」と化してしまった時代に、
筑紫哲也が亡くなり、久米宏をテレビから去って、
世論をつくっているのが、
みのもんたや、古館伊知朗や、女子アナ、タレントなどというのは、
いかにテレビのジャーナリズムというのが、
崩壊してしまったかということだ。
久米宏も、ニュースステーションの司会者をやっている間は、
ずいぶんと圧力をかけられていたと聞く。
それでも、その姿勢を曲げなかったのは立派なもんだ。
とくに小泉政権になってからは、
自公政権によるマスコミ支配が強まったから、
2003年には、
総選挙中に、民主党の菅代表がニュースステーションに30分間
出演したことに対して、「政治的公平性を欠く」として、
総務省から厳重注意処分がかけられているが、
(だったら、当時の自民党の郵政選挙の恣意的な報道はなんなのだ、
という感じであるが)
このようなかたちで、いよいよ国家権力を使って、
番組そのものにも、圧力をかけはじめられたこともあったんだろう。
ついに、ニュースキャスターとしての彼を見ることはなくなった。
彼は、1992年に雑誌のインタビューで次のように答えている。
----
「ぼくは、社会党が政権を取ったら、アンチ社会党になりますから。これは間違いないです。共産党が政権取れば、アンチ共産党です。だいたいマスコミが政権と同じところに立ったら、めちゃくちゃですから、その国は。なぜ反自民かというと、政権を取っているからです。それ以外には、理由はないですね」
---
まさにそのとおりである。
昨日のブログでも書いたことだが、
マスコミにしろ、共産党にしろ。
私利私欲に走りすぎて、
日本が本当に国難の時期を迎えているのに、
あまりに無責任すぎることだと思う。
だから、私たち一般の国民が、抗議の声あげつづけなければいけないのだ。
それは、日本を守るために。
日本人は政治に無関心で、おとなしいとされているが、
しかし、このままでは、いよいよ日本の国も転落の一途をたどっているのだ。
10年余りで、世帯年収は100万円以上も下がり、
一人あたりGDPは1位から、23位にまで落ち、
明治以来、シンガポールにも抜かれ、
「アジアで一番豊かな国」ではついになくなったのだ。
しかも、警察国家のような政府統制が、
「取り調べ可視化法案」は否決されるは、
2010年には、「情報通信法」により、ネット上の言論も統制されようとしているはで、
今、大変な状況になっているのに、
マスコミは意図的にそういうことを報道しない。
いいかげん、日本国民は、
この国がいま、たいへんな現実に直面しているということに気づくべきだ。
いかに、政治に無関心でも、
この10年間で、日本人の暮らしぶりがいかに、ひどくなったか。
それぐらいはわかるだろう。
そのためには、次の総選挙で、必ず「政権交代」を実現しなければいけない。
それがまず第一歩だ。
鳩山代表の言葉を借りるならば、「スタートライン」だ。
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