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2010.12.4 週刊東洋経済 136〜137頁
<民主党政治 失速の深層>「与党ボケ」した民主/政策への理念の不在
山口二郎●北海道大学大学院教授
政策や政権運営上のさまざまな失敗によって、菅政権の支持率は低下の一途である。権カ者が侮蔑や嘲笑の対象でしかなくなった今、民主党政権の雰囲気は安倍、麻生など、自民党政権末期のそれと似てきた。柳田稔法相は問責決議が出る前に辞任したが、こんな軽薄な政治家に法相の任を続けさせると言い張った指導者の気が知れない。法相は死刑執行命令を発する権力者である。権力の重みを知る者なら、あのような政治家を法相に据えるようなことは絶対にしなかったであろう。
不適格な政治家を年功序列で大臣に任命し、たちまちぽろを出す。しかし、任命権者は政局第一の観点から人事の非を認めず、大臣更迭も取引の手段として利用する。民主党が野党時代にさんざん批判した自民党のやり口を、いま菅政権が繰り返している。この種の既視感こそ、政権不信の最大の原因である。
かく言う私も、十数年間ひたすら民主党による政権交代を叫んできたので、リフォーム詐欺の片棒を担いだようで、身の置き所がない。最近は、政権交代という好機をなぜ生かせなかったのかという分析を語らされることがしばしばある。先日も、京都で環境問題に取り組んできたNGOや学者のシンポジウムに招かれ、そのような話をした。そこで、日本の環境政策の前進のために、民主党政治家を巻き込みながらさまざまな取り組みをしてきた彼らが、政権交代を挟んでどのような変化を経験したかを問いて、民主党政治がなぜ失速したか、より深い原因を教えられたように思った。
全文はこちらで ⇒ http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/2903.pdf
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