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菅直人政権の支持率が、マスメディアの調査結果、軒並み急落して、ドボン。読売新聞社の12月6日付け朝刊が「25%」、TBSテレビ(JNN)は、「20%」とすでに危険水域(30%以下)を下回っており、「総辞職」を求める声があわ30%以上に達し、もはや政権維持は、難しい状態だ。
にもかかわらず、菅首相はこの日午後4時50分から内閣記者会で会見し、相変わらず国民意識から乖離した「ノー天気」な「KYぶり」を示していた。国民世論にはまったく無頓着というわけである。菅首相はこの日午前、首相官邸で社民党の福島瑞穂党首ら幹部と会談し、国会運営について協力を要請した。法案が参院で否決された場合、衆院に戻して「3分の2」条項を使って可決成立を図ろうと考えている。しかし、沖縄米軍普天間飛行場移設問題、武器輸出三原則見直し問題などで、一致できない政策があり、社民党が連立政権に復帰するのは、難しい。そこで菅首相は、内政問題などで合意できるものについて賛成を得る「部分連合」を模索している。
だが、これは、虫のいい考え方である。たとえ部分連合であっても、「閣僚ポスト」を用意しなければ、連合できるはずはない。その場合でも、沖縄米軍普天間飛行場移設問題、武器輸出三原則見直し問題などで閣議でサインする段になると、再び政権離脱ということにもなりかねないのである。とはいえ、手八丁口八丁の何でもありの菅首相のこと、国民新党の亀井静香代表に「通常国会で4月までには、郵政改正法案を成立させる」と出来もしない約束手形弄して、引きずり込もうとしている。
菅首相の常套手段は、「騙し」にある。菅首相に騙された政治家は、小沢一郎元代表をはじめ、数限りない。事実、亀井代表は、看首相から「臨時国会で成立させるから」と言われて、連立政権に残った経緯がある。この約束は、見事に破られてしまっている。だが、亀井代表も、さるもの、騙されるのを半分承知で、菅首相の言葉を受け入れているようである。この点になると、もはや狐と狸の化かし合いである。福島党首は、まだ化かしの術が未熟なので、やすやすと菅首相に騙される可能性はあるようだ。
それにしても、最も菅首相の「ノー天気」な「KYぶり」の極致は、野党工作ばかりに力を入れて、党内野党=小沢支持派に対しては、まったく「無用心」なところである。下克上の機運が盛り上がってきているというのに、計算外の様子だ。危機管理に弱い菅首相の「迂闊さ」を物語っている。さらに頓馬天狗なのは、首相会見に出席していた記者団である。「小沢一郎元代表が、新党づくりを進めている」「通常国会冒頭、菅内閣不信任案を提出し、これに小沢支持派が、賛成に回る可能性がある。菅首相はどうするか」などと突っ込んだ質問をする勇気ある記者が、一人もいなかったのは、どうしたことか。ウィキリークスのような気概を持つ記者は、日本にはどこにもいないらしい。
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