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2010-12-05 19:59:23
検察の横車で遅延する石川議員らの公判前整理
Aという疑いで起訴しておいて公判で不利と見たら
起訴状に無い事を後出しで持ち込み、事を複雑にする。
大久保元秘書の公判もそうで、
公判が検察の敗北になりそうになった途端
「訴因変更」(最初の起訴内容を書き換えること)を申し出た検察。
だが、それでも大久保元秘書を有罪に出来ない為に
公判は宙ぶらりんでほったらかされている。
そのまま進めると検察の敗北が明らかであるからだ。
そこで検察は別の手を考えた。
石川議員の逮捕に併せて 大久保元秘書を別件逮捕して
全く別の裁判に引きずり込もうとした。
それが現在、東京地裁で行なわれている
石川議員、大久保元秘書らの公判前整理である。
ここでも検察は不利と解っている公判を何とか有利に転換したい為に
石川議員らの起訴状にない事を後出しで付け加えようとした。
石川議員らの起訴は「政治資金収支報告書の虚偽記載」だ。
なのに、検察は新しく「水谷建設からの裏献金」を
加えようとしている。
「水谷建設の裏献金」も非常に怪しいものだが、
それを検察は立証できていないのに
「公判の場で立証したい」
と主張しているのだと言う。
こんな馬鹿げた話はないのであって あくまでも石川議員らは
最初の起訴内容で公判を実施するべきだ。
検察はどうしても石川議員らを「有罪に持ち込みたい」ために
本来なら別件になるべき「裏献金」を持ち込もうとする。
そこには検察の焦りがある。
恐らく今回を逃せば 次に石川議員らを
逮捕、起訴するチャンスはないと踏んだのだろう。
だから、今回の公判を最大限利用したいのだ。
卑怯この上ないやり方である。
Aという疑惑で起訴したが どうも都合が悪い(検察が負けそう)ので
A+Bという疑惑にさせて欲しい・・・・そういうことだ。
こんなおかしな事はないのである。
これを許すと、検察が不利になれば、いくらでも後だしで別の条件を
くっつけられてしまうという恐ろしい事になる。
起訴状の忌み名素何処かへ吹き飛んでしまうのだから
訴訟法の基本から大きく逸脱している。
東京新聞が その公判前の様子を伝えている。
↓
−−−−ここからーーーー
2010年12月5日 07時23分
東京新聞:
小沢一郎・元民主党代表の資金管理団体「陸山会」の
土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記入)罪で
起訴された衆院議員石川知裕被告(37)ら元秘書三人の
公判前整理手続きが大詰めを迎えている。
最大の焦点は「ゼネコンから小沢氏側に裏献金が渡った」とする
検察側の主張について、東京地裁が法廷での立証を認めるかどうか。
次回期日の七日にも、
地裁が最終判断する可能性がある。
九月に始まった公判前整理手続きで、
裏献金の立証の可否は当初から俎上(そじょう)に載った。
十一月末に予定していた八回の協議を終えても
地裁は結論を出さず、十二月二十八日までに四回の日程を追加した。
石川被告の弁護人は
「まるで小田原評定だ」
といら立ちを見せ、
検察幹部の一人は
「裏献金は事件の核心部分。
立証ができないと、検察が想定している主張の
三分の二はなくなる」
と行方を見守っている。
石川被告らの起訴内容は、
陸山会が二〇〇四年十月に土地を購入した際に、
小沢氏から借り入れた四億円などを除いた収支を
政治資金収支報告書に記入した、というもの。
東京地検特捜部は昨年の捜査段階で、
「〇四年十月と〇五年四月、
小沢氏側への裏献金を五千万円ずつ石川被告らに手渡した」
とする中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県)の元幹部の供述を得た。
特捜部は〇四年分の裏献金が
土地購入資金に含まれているとみて捜査したが、
石川被告らは一貫して授受を否定し、
購入資金に充てられたことは立証できなかった。
検察側は公判前整理手続きで、
裏献金が土地購入資金に含まれているかどうかは明確にしないまま、
「裏献金の立証は犯行動機を解明するために必要だ」
と主張している。
検察幹部は
「石川被告が虚偽記入したのは
小沢氏が四億円もの現金を持っていることを隠したかったから。
この四億円にゼネコンの裏献金が含まれているかどうかは別として、
小沢氏の巨額の資産に裏献金が含まれていることを
知られたくなかったからだ。
動機の立証が必要なのは殺人事件と同じ」
と話す。
一方、弁護側は
「裏献金が土地購入資金に含まれていなければ、
起訴内容とは関係ない」
と主張する。
「検察側に説明を求めても、
含まれているのか、いないのかは、あいまいなまま。
余罪にあたるようなことを、
立証もできないのに主張するのは憲法違反だ」
と反発している。
ゼネコンと小沢氏側との関係を浮かび上がらせ、
事件の悪質性を示したい検察側。
小沢氏の政治的ダメージを食い止めようと、
収支報告書の虚偽記入の事実だけの争いに絞りたい弁護側。
双方の思惑が交錯するなか、
東京地裁がどう判断するのかが注目される。
(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010120590072345.html
ーーーーここまでーーーー
http://ameblo.jp/redimpulse9/entry-10727950472.html
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