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菅首相、前原外相、野田財務相がそれぞれ率いる民主党の主流3グループが、危機感を募らせている。
尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件など外交上の失態や閣僚の失言が相次ぎ、内閣支持率の急落に歯止めをかける手段が見つからないからだ。
「政権交代を実現したが、党や政権に芳しい状況ではない。特効薬もウルトラCもないのだから、力を合わせてやっていこう」
野田氏は2日の野田グループの会合で、こう訴えた。同日の前原グループの会合でも、枝野幸男幹事長代理が今後の対応を野球に例え、「ファウルを積み重ねて粘りながら、フォアボールで1点取るぐらいの粘りで行こう」と呼びかけた。
首相のおひざ元である菅グループの11月30日の定例会合では、「首相がやっていることは、我々が目指す政治と全然違う」「菅さんが何をやりたいのか見えない」など、首相に対する厳しい言葉が相次いだ。仙谷官房長官の問責決議可決を受け、「仙谷氏を思い切って代え、首相を一番よく知る江田五月・前参院議長がやるべきだ」と、「仙谷氏更迭論」まで飛び出した。
3グループは9月の党代表選で、首相の勝利の原動力となった。各グループの幹部は閣内や党執行部に入ったため、北朝鮮情勢への対応や2011年度予算編成などの課題に忙殺され、落ち着いて政権浮揚策を考える余裕がないようだ。野田氏周辺は「野田氏は予算で頭がいっぱいになっている」と語る。
前原氏と野田氏は、岡田幹事長らとともに「ポスト菅」の有力候補と目されている。しかし、菅政権が失態続きのまま退陣に追い込まれるような事態になれば「連帯責任」を問われ、党代表選には名乗りを上げにくくなるとみられる。
一方、党内では、首相に批判的な小沢一郎元代表のグループが動きを活発化させている。前原グループのある議員は「このままでは、小沢グループに首相のイスを奪われてしまう」と悲壮感を漂わせるが、妙案はないのが現実だ。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101205-OYT1T00344.htm?from=top
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