http://www.asyura2.com/10/senkyo101/msg/307.html
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(回答先: 我々は自由な創造現場にあがり込んで繰り返し汚れた靴で踏荒らそうとする東京都に断固異議を申立てる-日本シナリオ作家協会 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2010 年 12 月 04 日 20:30:45)
この規制条例は、青少年の健全育成と言う目的の為、手段として制定されるもの。規制はあくまで手段であり、目的となってはならない。
口を開くたびに新たな規制項目が増える知事発言は、何を意味しているのだろう。
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PJ: 田中 大也
夫婦の性描写でも有害!? 新基準との「矛盾」すら合理化する「温存された条文」の脅威
http://www.pjnews.net/news/909/20101130_3
2010年12月01日 08:44 JST
【PJニュース 2010年了】 11月29日、著名漫画家と大手出版社関係者、弁護士らが一堂に会し、東京都青少年健全育成条例改正案に反対する記者会見が行われた。それぞれがそれぞれの立場から、「改正」案への反対の根拠を示し、出版サイドも、これまでにないほど明確に、反対の立場を鮮明にした。改正案の是非を考える者にとって、画期的な会見だったと言える。
さて、そんな記者会見を受けて、石原慎太郎都知事がコメントを述べた。その内容は「夫婦の性生活みたいなのを漫画に描くことが子供たちに無害だっていうなら、バカだね、そいつら。『頭冷やしてこい』と言っといてくれ(テレビ朝日「“過激アニメ規制条例”に有名漫画家ら激怒会見」より)」というものだった。
この意見は、多くの市民に衝撃を与えることとなった。語調の荒さもさることながら、「今回の条例案によって、夫婦間の性生活描写、表現までが規制対象になるのか!?」という驚きが、多くの人の関心を向かわせたと言っていいだろう。
今回「改正」案で規制の対象になっているのは、「年齢は関係なく、刑罰法規に抵触する事象が絡んだ性行為等々」であり、「社会規範に反する」性的行為等だ。しかし、結婚という契約によって結ばれた夫婦間の性交渉は、およそ法的に見ても、倫理的に見ても、本来、もっとも健全と言える関係だ。これは、本来、条文の趣旨とは完全に矛盾するものであり、一度廃案になって、規制範囲が広くなって再提出された条例案の、元々想定されていた枠を更に超えるものだと解釈されたのだ。実際、これまで報じられてきた規制案の趣旨と、今回の知事のコメントには、矛盾するものを感じる人も少なくないはずだ。
ただ、だからと言って、そうした要素に抵触しない夫婦間の性行為等の描写が「規制対象外」だと言うわけではない。夫婦間の性交渉は、法的、倫理的には全く問題ないものだが、「刑罰法規」や「社会規範」とは別の規制基準が、既に用意されているのだ。
「不健全図書」に指定可能な基準として、「販売され、若しくは頒布され、又は閲覧若しくは観覧に供されている図書類又は映画等で、その内容が、青少年に対し、著しく性的感情を刺激し、甚だ しく残虐性を助長し、又は著しく自殺若しくは犯罪を誘発するものとして、東京都規則で定める基準に該当し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあると認められるもの」という条文が、現行条例でも制定されている。
この条文は、刑罰法規や規範等の概念とは関係なく、描写の「激しさ」によって「不健全性」を判定するものなのだが、この規定は、今回の条例改正案でもそのまま温存されている。
つまり、仮に刑罰法規や社会規範に反しないようなシチュエーションであっても、「不健全図書」として、厳しい規制の対象になり得てしまっているのだ。夫婦間の性行為描写等であっても、規定をタテに、規制の圧力がかかってきてしまうことは十分にあり得るというわけだ。
十六歳以上の女性が結婚できるという規定があるのに、夫婦の描写が「18禁」というのもおかしな話だし、法的、倫理的にもっとも穏当な、夫婦間の性交渉が、青少年に対して「有害」なのかどうかという疑問は必然的に強くなってくるが、そうした点とは関係なく、「指定」を食らう危険性があるのだ。
フィクションの世界に「刑罰法規」や「社会規範」をねじ込むという無茶な規制を行うと同時に、以前からの規制を温存することで、本当に、かつてないほど広範で強力な規制に、漫画、アニメ等の業界は直面しようとしている。読者の知る権利も侵害されようとしている。
「刑罰法規」や「社会規範」を用いて、かつてないほど広い基準での規制を設けると同時に、そうした要素の無い作品に対しても、従来の基準によっての規制の脅威が存在しているのだ。
漫画やアニメ、ゲーム等の媒体で、あらゆる性描写を描くこと自体が困難な事態にもなりかねない状況だ。これではもう、表現の自由の侵害というレベルではなく、特定の表現への、完全な迫害と言っていい。
日本が世界に誇る漫画やアニメというようなジャンルが、ここまで規制されることが、一体何故、将来を担う青少年のためになると言えるのだろうか。【了】
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