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菅政権発足から半年。尖閣諸島や北方領土の問題に端を発した中国、ロシアとの関係悪化で、菅直人首相は「統治能力」が疑われ、求心力が一気に低下した。自らに近い民主党議員の間でも冷めた空気が広がり、政権内で首相は孤立を深めている。
「何で内閣改造の話が出ていたと伝えて来ないんだ」。首相は11月30日夜、電話口で秘書を怒鳴りつけた。首相を中心とする民主党グループ「国のかたち研究会」の会合で、複数の出席者が改造の必要性に言及したにもかかわらず、首相の耳に入るのが遅れたためだ。菅グループ内には、長く首相と行動を共にしてきた江田五月前参院議長や荒井聡前国家戦略担当相らベテランを中心に、6月の政権発足当初から首相への不満がくすぶっている。首相は、前原誠司外相や仙谷由人官房長官らのグループを政権中枢に迎え入れ、菅グループの人材を「冷遇」。内閣改造論は首相への不満の表れでもある。
これに対し、グループ若手の寺田学、加藤公一両首相補佐官らは首相の意向を尊重すべきだとの立場。ベテラン組は党内融和を優先する観点から、首相の「脱小沢」路線にも否定的で、世代間の溝は埋まらないままだ。
「イラ菅」と呼ばれる首相自身の気の短さも、人を遠ざける要因となっているようだ。「首相に都合の悪い情報を伝えると、『何の根拠があるんだ』などと問い詰められる。そのうち報告しようという気持ちがなくなる」。こう話す政府・民主党関係者は多い。
求心力が著しく低下する中にあっても、首相は周囲に「あと2年は首相をやる」「歴史に名を残したい」と語り、落ち込んだ様子を見せない。内閣支持率の急落にも「何でこんなに支持率が下がっているのか分からない」と合点がいかない顔をしているという。
政府関係者は、首相の気力の源について皮肉交じりにこう解説した。「KY(空気が読めない)だと思う」
(2010/12/04-15:02)
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