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韓米軍事演習なるパフォーマンスと南北砲撃戦中間収支(上)・(中) (河信基の深読み)
http://www.asyura2.com/10/senkyo101/msg/227.html
投稿者 新世紀人 日時 2010 年 12 月 03 日 21:45:57: uj2zhYZWUUp16
 

http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42323872.html

韓米軍事演習なるパフォーマンスと南北砲撃戦中間収支(中)

2010/12/3(金) 午前 10:16

先月28日からの騒々しい米韓軍事演習の期間、大延坪島の住民は本土に避難していたが、1日に演習が終わると戻り始めた。
 日本のテレビ、新聞は「抑止」と演習目的を宣伝していたが、何のことはない、肝心の住民たちはきな臭い「北への挑発」の臭いを嗅ぎ取って行動していたわけである。

 図らずも日本の「報道の自由」は敗戦で米国に与えられ、米国の意のままに操られる根の浅いものであったことを満天下に晒した。今に始まったことではなく、米国のイラク侵略時も「いけいけ、やれやれ」式の無批判な報道をしていたが、全く反省というものがない。
 ネットで直に現地の動向を知ることができる今、そうした偏向報道は自ら信用を傷つける自殺行為であることを知るべきである。

 米韓の軍事演習は逆に手詰まり感を残すパフォーマンスに終わり、限界を露呈した。
 反比例して存在感を高めているのが中国である。ロシア外務省当局者は2日、「朝鮮半島での出来事をめぐる懸念は解消されていない。6か国協議首席代表緊急会合が開催されるならわれわれは参加する」と中国案を支持した。
 クリントン長官もキルギスタンで3日、北朝鮮に対する新提案を準備しており、すでに中、ロと協議していることを認めた。6日の米韓日外相会合で対応を話し合うと見られる。
 http://news.kbs.co.kr/world/2010/12/03/2203914.html

 米韓の予測に反して、北朝鮮は終始冷静であった。
 米韓軍事演習が北朝鮮領海から離れた海域で行われることを知った時点で、単なるパフォーマンスに過ぎないと判断したのであろう。
 http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42301565.html
 
 金正日総書記は28日にピョンヤン大劇場での国立交響楽団公演を後継者の金正恩らとともに観覧する余裕を見せ、その後、地方への現地視察に赴いている。1993年の第一次核危機時時には準戦時体制を敷いたが、今回はピョンヤンは平時と何ら変わらない。
 北朝鮮メディアがわざわざ冷静さを流すのは、金正恩の情報戦略によるものと読める。
 http://www.kcna.co.jp/calendar/2010/11/11-28/2010-1128-010.html

 北の余裕の背景には、今年3月の韓国哨戒艦沈没事件以降の中国との同盟関係深化に自信を深めていることがある。
 外交関連の北朝鮮高官が相次いで訪中しているのは、中国の6か国協議首席代表緊急会合案を煮詰めているからであろう。

 また、「米国への抑止力」と位置付ける核ミサイル戦力への自信がある。ウィキリークスが暴露した米外交秘密公電にはU.S-Russia Joint ThreatAssessment Talks(2010年2月14日付 極秘文書No.017263)が含まれ、米ロが北朝鮮のテポドン・ミサイルについて弾頭重量500Kg、射程15,000kmと分析している。
 さらに、中国の核専門家リ・ビン清華大学国際問題研究所副所長が昨年5月の北朝鮮の第2次核実験について「中国に爆発規模が4キロトンと事前通告した通りの実験結果が出ており、核爆弾の小型化実験と解釈される。北朝鮮は2キログラムのプルルトリュムで核爆弾を製造したと通告してきた」と明かしている。
 すでに核ミサイル搭載潜水艦が作戦行動に入っているとの情報も韓国から出ている。
 こうした情報は、北朝鮮が10月の軍事パレードで公開した潜水艦発射型多弾頭核ミサイル(米国コード名ムスダン)や対空ミサイルなど新型ミサイルを分析すればある程度裏付けられる。

 つまり、北朝鮮はすでに核ミサイルを多様な形態で実戦配備している可能性があるということである。
 米韓軍事演習がプレス報道は派手だが、実際には慎重な行動に終始したのは、そうした可能性を考慮した側面があろう。
 NHKソウル支局長は「ジョージワシントンの艦載機は十分でピョンヤンに入り、壊滅的な打撃を与えることができる」と伝えたが、対空ミサイルの迎撃を受けなければの仮定の話でしかない。
 事実は小説より、報道より奇である。

 言うことをおとなしく聞けとばかりに、軍事的手段で圧迫して解決しようとする前世紀的な砲艦外交は、核戦争を覚悟しない限り不可能になった現実を直視するべきである。
 無知な楽観論は大怪我のもとである。


http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42311065.html

韓米軍事演習なるパフォーマンスと南北砲撃戦中間収支(上)

2010/11/30(火) 午前 10:54

 予想した通り、米韓軍事演習は北朝鮮領海から180キロ離れた韓国中部の平沢沖合いの海域に限定された大規模パフォーマンスとなり、産経新聞など右派系メディアが吹聴した「第2次朝鮮戦争」は誇大妄想となった。
 頭を冷やして冷静に、関係国の中間収支を弾いてみよう。

 中国は明らかに黒字である。米原子力空母・ジョージワシントンの黄海進出を許してしまったのは誤算であったが、中国経済水域への侵入を阻止して最低限のラインは守った。
 それ以上に、興奮している韓国、北朝鮮、日本、米国をなだめ、冷静な姿勢を終始堅持したことで、地域の調停者として存在感を高めた。
 軍事的緊張が峠を越し、外交的解決の段階に移行している中、中国が提示した6か国協議首席代表会合案をベースに関係国の折衝が続いていこう。
 http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42301565.html

 米国はやや黒字か。
 3月の韓国哨戒艦沈没事件を口実にジョージワシントンの黄海派遣を再三試みたが、中国の反対で頓挫した。今回ようやく面目を保ったが、作戦海域を限定され、限界を露呈した。
 さらに、「戦略的忍耐」の破綻と、それに代わる効果的な対抗策を持っていないことが明らかになり、中国と反比例して地域での存在感は相対的に低下した。
 北朝鮮との対話しか選択肢は残されていないが、「(ウラン濃縮など)北朝鮮の脅しに屈して対話に応じることは外交的敗北だ」と国内から批判され、手詰まり感は否めない。
 
 他方、経済的側面では、韓国には貸を作り、自動車や牛肉の非関税障壁撤廃で李明博政権から譲歩を引き出すカードを得た。また、最新兵器売却交渉も進展している。
 「第2次朝鮮戦争か」「朝鮮有事か」と興奮している日本に対しても、核装備原子力空母などの横須賀港自由使用権を事実上認めさせ、思いやり予算増額、普天間移設問題、MDなど兵器売却で有利な立場に立った。
 リーマンショック後の財政赤字急増と国際収支悪化に悩むオバマ政権としては、経済実利的な成果は外交的な損失を補うものがある。内心、北朝鮮の過剰反応にグッドタイミングと手を叩いていると読める。 
 


(新世紀人コメント)

米国は総て知った上で行動している。ウィキリークスの暴露?からもそれが窺えるだろう。
日本から「思い遣り予算」をぶんだくってしかも今までの3年から5年への延長をすると日米政府で合意したのだ。下水菅は汚水で日本を水浸しにしてくれるのだ。
その為にも、「朝鮮半島の緊張」を創作する必要がある。
黄海での合同軍事演習のあと、日本近海での日米合同軍事演習ときた。
その最中に「思い遣り予算合意」なのだ。
総てがスケジュール的に進められているのだ。
日本から金を吸い取る「装置」の一つが在日米軍なのだ。
さすがに田母神はそれを知っているのだ。彼は馬鹿ではない。ただ創造力が決定的に不足している。 

参考↓

えっ! あの田母神サンが「北朝鮮のミサイル脅威はアメリカの罠」とズバリ指摘 ゲンダイネット
http://www.asyura2.com/10/senkyo101/msg/199.html
投稿者 インビクタス 日時 2010 年 12 月 03 日 10:51:21: hgdWItVuGl3tY

いま人気の田母神氏の新著と見解についてのブログ意見の二つ。彼は時代変化に考えを変えて行けるらしい。
http://www.asyura2.com/10/senkyo101/msg/139.html
投稿者 新世紀人 日時 2010 年 12 月 02 日 15:09:09: uj2zhYZWUUp16


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