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2010年11月30日 掲載
原則公開といながらモニター視聴のみ
やっぱり雲行きが怪しくなってきた。失言で辞任した柳田前法務相が設置した「検察の在り方検討会議」のことだ。25日に2回目の会合が開かれたのだが、中身がサッパリ聞こえてこないのである。一体どうなったのか。
会議を取材した司法ジャーナリストはこう憤る。
「原則公開だったはずの会議は、モニター画面の視聴だけ。しかも、その画面が小さくて発言者が何を言っているのかハッキリ聞き取れませんでした。個別事案で大っぴらにできない部分があるのは理解できるが、それなら匿名にすればいい。これで公開とはインチキ極まりないですよ」
26日の参院予算委で、この会議について問われた仙谷法務大臣(官房長官)は「熱心な議論が始められている。抜本的な改革ができれば」なんて答弁していたが、チャンチャラおかしい。
「2回目の会合では、委員の江川紹子氏が、倫理規定や証拠管理の規定づくりを提案。他に捜査の決裁システムの見直しや、取り調べの可視化などの意見も出ました。しかし、法務、検察当局が『抜本改革』に前向きとは到底思えません。説明内容が、検察庁や検察官の権限、刑事手続きの流れなど、当たり前の事柄ばかりをダラダラやっているからです。検討会議のテーマを大阪地検特捜部の問題に矮小化しようとする狙いもミエミエ。会議は来年3月末までに結論をまとめる方針ですが、このままだとウヤムヤになりかねません」(司法記者)
会議は法相の私的機関。結論には何ら法的拘束力もない。大臣に答申してハイ終わり――になる可能性だってある。役所の常套手段である「アリバイ会議」にメンバーが利用されないことを祈るばかりである。
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