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少し前の話題だが、菅直人が「支持率1%になっても辞めない」と言ったという。当然のごとく、私が信頼しているブロガーのみなさんの評判はすこぶる悪い。また、この発言について白川勝彦は次のようなつぶやきをしている。
******「たとえ支持率が1%になっても辞任しない」と菅首相がいったという。この首相は政治的言語をまったく解しない政治家である。やれるものならやってご覧なさい。国民の支持がなくとも政権運営ができるというのは、独裁国家の指導者が考えることである。22-11-28******
しかし、私はこの菅直人の発言は案外と意味深なのではないかと思うのである。確かに独裁国家の指導者ならば、自分の支持率など知ったことではない。だが、とくに総理大臣就任後の菅直人の覇気のなさ、あのオドオドした様子を見ていると、とてもではないが独裁者の風体ではない。にもかかわらず、なぜ菅は強気でいられるのか?
そこで、支持率1%でも政権が続けられる条件を考えると、独裁国家以外にもう一つ傀儡政権のケースがある。つまり、ある国の政権が100%他国の傀儡であった場合、その他国の承認さえあれば、民意はどうであろうと政権は続くことになる。そして、菅直人の「支持率1%でも政権存続ケース」はこちらではないかと思うのである。
では菅政権は誰の傀儡なのか?これはもちろんアメリカ以外にない(その意を受けて動いているのが霞が関とメディアである)。発足時に支持率が80%近くあった鳩山政権は、アメリカの虎の尾を少しばかり踏んだだけで、凄まじいまでのバッシングを浴びた末に退陣した。まして、アメリカとの同盟関係は重視しつつも、より日本が独自性を発揮することを重視した小沢一郎は、そもそも政権奪取を目前にして、民主党代表の座を降りざるを得なかった。
しかも、その後も小沢に対するバッシングは今日まで延々と続いている。この政局をよくよく眺めると、その中心に流れているのは「とにかく小沢一郎を潰す。小沢とその意を汲む人間以外であれば日本の総理大臣は誰でもいい」というアメリカ&霞が関の意図である。
ところが、ここへ来て菅直人のあまりのお粗末、無能ぶりに嫌気がさした国民の中に、小沢待望論の芽が出始めた。その声の中心は主にネットであったが、最近では産経新聞の世論調査でも首相候補のトップに小沢が来てしまう事態が現出した。したがって、現在、もっとも喫緊の課題はさらなる小沢のバッシングである。そうして出てきたのが、たとえば朝日の次の記事。
・小沢氏、91人に計4億5千万円提供 09年総選挙直前
http://www.asahi.com/politics/update/1130/TKY201011300588.html
この記事のアホらしさについては、「くろねこの短語」さんがお書きになっている。
・くろねこの短語
「見立て記事」書く朝日新聞のおぞましさ。
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-21fe.html
ところがどっこい、アホ菅はしっかりこの記事に呼応した。
・小沢氏資金、首相が解明指示へ 新顔候補らへ4.5億円
http://www.asahi.com/politics/update/1202/TKY201012010523.html
言及するのもバカバカしいが、歴史的な政権交代を目前に控えて、選挙基盤の弱い候補を中心に資金を投入するのは当たり前の話だろう。しかも、政治資金収支報告書にきちんと書かれた表のカネで、それもたかだか4億5千万円だ。日本を実質的に支配している例の国では、大統領選挙のたびにその資金力が勝敗の帰趨を握り、その金額もケタ違いに大きいが、このことを批判するメディアなどない。つまり、朝日の記事は政治資金の使い道に関する正当性などはまったく関係のない、ただ小沢一郎を叩くための記事である。
ということで以下は私が推測するアメリカの真意。
******小沢を総理するのだけは阻止する。小沢以外であれば誰でもいいが、当面、適当な人物が菅以外に見当たらない。下野した自民党はもはや使い物にならない連中ばかりだし、民主党内を見渡してもロクなのがいない。前原はなんでも言うことを聞くが、それをまったく隠そうとしないバカなので、その意図が露骨に見え過ぎる。
まあ、この先のことも考えると前原カードは残しておこう。岡田という手もあるが、この男は原理主義者でどことなく得体が知れない。だったら、何でも言うことを聞く菅でしばらく行った方がいい。菅には「アメリカは小沢を総理として承認することはない。われわれはあなたを信頼している」ぐらいのことをさりげなく伝えて喜ばせてやれば張り切るだろう。
そうして、普天間の辺野古移設と小沢潰しをやらせて、ついでにこの際、日本においてアメリカの国益を最大限に拡大しよう。それこそ自民党政権時代にもできなかったことも、菅が相手だったらできる可能性が高い。菅は小泉と同じぐらいの期間は総理大臣をやりたいなどと寝ぼけたことを言っているらしいが、当面、「それも可能だ」と匂わせてやれ。マスコミには小沢の悪口をこれまで以上にどんどん流させて、あまり菅の悪口は書かせるな。それにしても、日本人というのは本当にバカの集団だ(笑)*****
と、まあこんなところなのではないだろうか。
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