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内閣改造説が永田町を徘徊している。官房長官・仙谷由人と国交相・馬淵澄夫への問責決議対策が改造の理由だ。首相・菅直人が決断するかどうかが焦点となっている。支持率が危険水域に入っている状態を菅としては何としても脱して、政権の末期症状から離脱したいところだろう。しかし断言しておくが、改造しても政権は浮揚しない。民主党政権自体の欺瞞(ぎまん)性と、事に当たっての稚拙さが問われているからだ。改造はやっても当面糊塗の小細工に過ぎない。
民主党幹事長・岡田克也も、参院議員会長・輿石東も口をそろえるように2日「改造は首相の判断」と述べている。両者とも否定しないのは「あり得る」と見ているからだ。なぜなら表向き菅が「罷免せず」を言っても、結局代えざるを得ないという判断が常識だからだ。
いくら問責決議に法的拘束力がないと言っても、過去の3例はすべて降板につながっており、野党が通常国会冒頭から仙谷・馬淵を見逃すとは思えない。現に自民党総裁・谷垣禎一も更迭がない場合には通常国会冒頭から審議拒否に出ることを明言、これに公明党も同調しそうな流れだからだ。
冒頭から審議拒否となれば、内閣は追い詰められて、揚げ句の果ては解散か首相辞任かという事態も想定される。自民党内各派から2日、通常国会冒頭での解散説が一斉に出回ったのもそういう判断がある。元首相・麻生太郎が「ある日突然、ということが十分にあり得る」と述べれば、元幹事長・伊吹文明も「解散があるとすれば2月だろう」と語ったという。追い詰められた菅が、政権の自殺行為である解散を回避するには、問責閣僚の罷免か改造で当面を糊塗するしかないのである。
仙谷の場合属人的な問題も大きい。若い記者らは内閣の主柱であるように錯覚をしているが、逆だ。内閣最大のブレーキとなっているのだ。というのもスポークスマンとしての発言が問題をことごとく増幅させてしまっているのだ。官房長官は本来政権の守りの主軸である。追及されれば問題を出来るだけ矮小化させて、打ち消すのが役目なのに、火に油を注ぐような発言を繰り返す。当然野党の集中砲火を浴びることになり、菅にとってはひいきの引き倒しになる。通常国会は「仙谷官房長官」1人いれば、野党は事足りるのだ。攻撃対象に困らず、政権をとことん追い込める。したがって菅にとっては仙谷官房長官で通常国会を乗りきることは不可能に近い。
しかし改造は、政権に隙を生じさせるケースが多い。小沢一郎が虎視眈々と狙っているのも改造の動きだ。田中真紀子が「内閣を大改造すべきだ。小沢元代表ほど政界での経験が豊富な人はおらず、有効に活用すべきだ。それができないなら総辞職だろう」と小沢の意向を反映したようなドスの利いた脅しをかけている。
小沢が沈む泥舟に乗るかどうかは別として、改造となれば小沢の処遇が問題となり、小沢を入閣させれば現在20%台の危険水域にある支持率が、竹下内閣の記録4.4%にまで落ち込みかねない。またささやかれているように仙谷と幹事長・岡田克也を入れかえても辛気くさいだけで、急に人気が沸くこともないだろう。前原誠司を官房長官に横滑りさせても、仙谷ほどではないが舌禍が心配だ。いずれにせよ菅は追い込まれた。進むも地獄引くも地獄の情況である。
【朝刊トップ3分勝負】
★朝日
高速「普通車上限2000円」
国土交通省が検討している全国の高速道路のあたらしい料金制度の見直し案が明らかになった。
★毎日
特捜:一部可視化へ 最高検が最終調整
厚生労働省元局長の無罪が確定した郵便不正事件の捜査や公判の検証を進めている最高検が、年内に公表する検証結果の中に、特捜部の事件で取り調べ過程の一部を録音・録画(可視化)する再発防止策を盛り込む方向で最終調整していることが分かった。同事件の公判で「取り調べに問題があった」として供述調書の証拠採用が却下されたうえ、大阪地検特捜部の主任検事による証拠品改ざんが発覚したことなどから、信頼回復のためには取り調べ方法を見直す必要があると判断したとみられる。
★読売
子ども手当3歳未満2万円
政府は2日、2011年度以降の子ども手当の支給額などを決める関係閣僚会合を内閣府で開き、3歳未満の子どもを持つ世帯に限り、月額1万3000円から2万円に引き上げることで合意した。
★産経
教科書に「尖閣は領土」
日本固有の領土である尖閣諸島(沖縄県石垣市)について、中国が領有権を主張していることを受け、文部科学省は2日、教科書や教材に「わが国固有の領土」であると明記させていく方針を固めた。教科書の記述を改めるため学習指導要領や解説書の改定手続きを行うことも視野に、検討作業に入った。
★日経
異質な生命体、米国で発見 NASAなど
必須元素リン含まず 猛毒のヒ素食べ増殖
米航空宇宙局(NASAなどの研究グループは、生命の維持に不可欠な元素がなくても生きられる細菌を発見した。生命の必須元素の一つであるリンがない環境だと猛毒のヒ素を食べて体の一部を作る細菌で、米国の塩水湖に生息していた。既知の地球の生物とは全く異質な生命体で、生物の常識を書き換える成果。リンのない天体でも生命が存在する可能性が考えられ、地球外生命体を巡る議論も活発になりそうだ。
http://thenagatachou.blog.so-net.ne.jp/2010-12-03
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