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Posted on December 1, 2010 by nico
[国民を裏切った死に体内閣]
「11月16日付けの記事」で菅首相へのアドバイスを書いた。
早く手を打たなかったせいで、この2週間で情勢はどんどん悪化し、些細な事柄で柳田法相は辞任に追い込まれ、仙谷官房長官と馬淵国交相には問責決議案が可決される事態となった。内政・外交両面で行き詰まり、この内閣はもはや死に体と言える状況となった。
このままでは政権は浮揚し得ないのは明らかである。選挙で負けが込んでいるのは、菅内閣の無能ぶりのためであり、決してマスコミの言うような中身のない「小沢問題」が原因ではないのは明らかである。
マスコミや取り巻き官僚、そして閣僚ですら菅氏の友人ではないということを菅氏には自覚して欲しいと思う。新聞、テレビ、記者、官僚から情報を得るのではなく、インターネットで情報を得るようにすれば菅氏ももう少し現実が見えるかも知れない。
そもそも政権発足時から官僚やマスコミにそそのかされ、国民を裏切ってマニフェストと逆行する政策を推し進めようとし、消費税増税を掲げて参院選で大敗したにもかかわらず、そこから何も学習しなかった。
さらにせっかくの鳩山氏の仲介を無にし、これもマスコミや官僚に騙されたのだと思うが、挙党一致体制を構築することを拒否して、政権運営を自ら不自由なものとし、かつ衆議院に3分の2がない状態で、どこの野党とも連立の為の交渉すらしなかった。
菅氏の主張していた「部分連合」とは一体何だったのであろうか。消費税増税のためだけの部分連合なのであろうか。
菅氏はそもそもから間違った人たちと組んでしまったということを自覚しているのであろうか。間違った人たちとは仙谷氏と前原氏のことである。
仙谷氏は政権発足当初から事実上内閣を乗っ取った状態となり、あまりにも露骨な方法で菅氏を民主党代表選で再選に導いたものの党内に大きなしこりを残し、内政の足を引っ張ることとなった。そして前原氏は、アーミテージ氏が思いやり予算増額の要求のために来日するのにタイミングを合わせたかのように尖閣問題を事実上引き起こし、それがために船長問題やらビデオ問題やらで今日まで内政を混乱に導き、かつ氏の排外的強硬発言のために外交は八方塞がりに陥った。
このままこの二人を起用し続けることで、菅氏は日本史上最も無能の宰相として歴史に名を残すことになるであろう。菅氏は本当に理解しているのだろうか。尋常な理性的判断ができているとはとても思えない。国民はあきれかえっているのだ。
[解散も総辞職も難しい状況]
菅氏はひょっとすると解散か総辞職、あるいは自民と連立しかないと思い始めているかも知れない。解散となれば民主党大敗は目に見えているので、党は分裂するだろう。またたとえ総辞職したとしても、次期首相も禅譲が2回続くことからすぐさま解散に追い込まれ、選挙で民主党は大敗するであろうことは容易に想像がつく。
ここで投げ出すのも党や後継者にとってはババを掴まされるような迷惑な話で、無責任極まりない。
[亡国の大連立に走ってはならない]
ならば、自民党との連立に誘惑を感じるかも知れない。しかし忘れてはならないのは、国民は自公政権の国民生活軽視の悪政を断ち切るために民主党のマニフェストに期待し、そして悲願の政権交代が実現し、鳩山政権が誕生したのである。ここで自民党と組むなど、国民に対する最も大きな背信行為であり、あってはならない選択である。
先回りして指摘しておくが、民自や民自公の大連立こそ、現状では打つ手がなくなった既得権益勢力が自己温存のために最も期待している展開である。民主党を抱き込んでしまう魂胆である。政権交代を支持した国民や国民生活重視派の民主党議員たちはマスコミが報道する論調に注意を怠らず、騙されないようにせねばならない。もっともらしく聞こえる説がマスコミから流布されるときが最も胡散臭いと認識すべきである。
最悪の場合、大連立成立後に小沢氏追放というシナリオで、現代版大政翼賛会が完成させられる危険性があることを指摘しておく。大連立の話が出れば、良識ある民主党議員たちはマスコミがいくら批判しようが体を張って党内議論の段階で潰していただきたい。抱き込まれてはならない。
大連立の場合も民主党の分裂を引き起こすであろう。少なくともその場合、私を含む多くの国民は民主党に見切りをつけ、民主党の国民生活重視派議員に新党結成を促し、菅内閣打倒の論陣を張ることになるということを前もって予告しておく。自民党とは決して組んではならない。野党時代に小沢代表が画策した大連立の時と現在では状況が異なるのである。
[トロイカを復活させ国民生活重視に回帰し、社民連立復帰で政権を立て直せ]
ならば、どうすれば良いのか。難しい話ではない。自分の党に協力を求め、旧友である社民党のドアをノックし、それに合わせて閣僚を一新するのがよい。私は2週間前にブログ(前出)に書いたことを見直したが、変更する必要はないと思う。そのまま下に引用する。即座に実行に移していただきたい。もうこの機会が最後であろうと思う。
菅氏にコネのある方はぜひアドバイスしていただきたい。これは冗談ではない。もう笑っていられるような状況ではない。これ以上この内閣が同じ形で続くことは国民にとって災難でしかない。(なお下の表記で「野次馬」となっているのはマスコミのことである)
[引用開始]————————————————-
1.「野次馬」と決別する。「野次馬」の後押しによって菅氏は首相になれたものの、今やその「野次馬」によって引き摺り下ろされようとしている。予期した通りの展開である。「野次馬」とは手を切りなさい。彼らに決別を宣言する必要はない。心の中で決心すればよい。
2.前原外相、仙谷官房長官を罷免する。消費税増税・TPP推進を撤回し、マニフェスト忠実履行宣言をする。それを手土産に、
3.小鳩両氏に極秘会談し、土下座してでも謝り、トロイカ体制復帰をさせてもらう。
4.国民新党と協力して社民党を連立復帰させ、舛添党などとも連立交渉する。
5.小鳩両氏の意見で内閣改造を行い、閣僚総入れ替えを断行する。
6.党人事も刷新し、幹事長、副幹事長も全部交代させる。
7.奥方が強行に反対する場合は離婚する。菅氏の家庭よりも国家のほうが重要である。二号さんが実在するならその人を正妻にすればよい。
8.衆議院の3分の2を使い、郵政法案、公務員人事法案、可視化法案など重要法案をどんどん可決させる。参院で多数派が形成できないのだったらやむを得ない。3年も待てない。
9.「野次馬」や野党が二号さん問題などで攻撃してくるだろうが、図星ならば否定せず、「妾は男の甲斐性だ」と豪語すればよい。昔そう放言して聴衆 の拍手喝采を得た自民党政治家がいた。「クリーン」なイメージはなくなるだろうが、「政治家はプライベートな事柄ではなく、政策や結果で判断されるべき だ」と堂々と主張し、「野次馬」相手の訴訟をどんどん起こす。
同時に、記者クラブ追放、官公庁記者会見完全オープン化、電波オークション制度導入、クロス オーナーシップ禁止を行い、押し紙問題、偏向報道問題、検察リーク報道問題の追及を国会でやり、「野次馬」に反撃する。過去の機密費も暴露し、自民党と仙 谷氏に責任を押し付けて逃げ切るとよい。先制攻撃をしかけるのも手である。独立系メディアが味方につくだろう。
[引用終]————————————————-
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