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◆「栄枯盛衰」という言葉が自然に彷彿とする現象が起きた。菅直人首相の女房役・仙谷由人官房長官が11月26日の参院本会議で、野党提出の問責決議案を可決されてしまった。衆院での不信任案可決と違い、法的拘束力がないので、官房長官を辞職することはないけれど、実質的には、参院の各委員会での答弁を野党からボイコットされるため、実質的に辞任を迫られることになる。
◆仙谷官房長官の権勢も、もはやこれまでということである。官房機密費を湯水の如く使い、「脱小沢」を徹底してきたのが、ついに破綻した。同じ政党の仲間を排除していたのでは、政権与党を維持するのは、難しい。
これは、左翼運動家の習性で、党内を二分したままの政治運営が、行き詰まったとも言える。それに経済オンチ、外交オンチが、暴露されて、世界的に恥をかくハメになってしまった。それ以上に、 国民の多くは、柄の悪い「ヤクザ政治家」は好きではない。
仙谷官房長官が、暴力団と並んで写っている写真に高値がついて、売りに出されたが、結局、どこの週刊誌にも買われなかったのであろう。仙谷官房長官が、官房機密費で買い取って握りつぶしたのではないかとも憶測されたが、表ざたにはならなかった。やはり、政治が醜悪な分だけ、表ざたになる部分は、さわやかであって欲しい。
◆その一方で、政治生命を絶たれかけた小沢一郎元代表が、俄かに復権してきた。新人議員の集まりであった「一新会倶楽部」が11月25日、「北辰会」という政治団体として正式に衣替えし、43人が参加し、小沢元代表が、最高顧問として招かれた。衆院の解散・総選挙が取りざたされ、公明党が次期総選挙に向けて早々と立候補予定者の選定を始めるなど、政局が流動化し始めたことから、原色の衆院議員たちは、自らの政治生命が揺らぎ始めて、浮き足立ってきている。 総選挙に向けて一旦走り出すと、この大車輪を止めることはできなくなるからである。
◆「北辰会」という新しいグループの名前から思い浮かぶのは、江戸幕末の剣術家・千葉周作が創立した「北辰一刀流」である。北辰とは、北極星の別名だ。それは「繁栄への道標」を意味している。北天の北極に近く輝く星、ほとんど位置を変えることなく、夜空にひときわ美しく輝き、真北を示す星として大昔から漁船の大切な目印となってきた。このようないわれから名をとり、「不動の天下を目指す」という大きな志を示している。いまの日本に求められているのは、「移ろいやすい政治」ではなく、まさに、「不動の天下」である。
若い政治家たちに囲まれ、最高顧問に担ぎ上げられた小沢元代表は、後身を養う名人である。政治家として、これほどの栄誉はない。「北辰会」という言葉を政治団体名に選んだ新人議員たちの将来に期待したい。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
北朝鮮軍による韓国・延坪島砲撃を「一過性の砲撃」と見るのは甘い、「戦争を知らない世代」の「暴走」はかなり警戒を要する
◆〔特別情報@〕米国クローリー国務次官補(広報担当)は、北朝鮮軍による韓国・延坪島砲撃(11月23日)について「一過性の砲撃」とコメントし、北朝鮮の挑発行為をやめさせるには「中国が極めて重要だ」と改めて強調、数日中にも米中高官協議が開かれるとの見通しを示している。
だが、これは、あまりにも楽観的であり、極めて甘い。というのは、現在の北朝鮮軍最高指導部が、「実戦経験のない世代」であるからだ。第二次世界大戦終結から65年、朝鮮戦争勃発(1950年6月25日)から60年、休戦協定調印(1953年7月27日)から57年を経ている。朝鮮戦争時は、まだ子どもであった。つまり「戦争を知らない世代」ということである。
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