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副島隆彦です。今日は2010年10月23日です。
私は、群馬県の山奥の修験道(しゅげんどう)の道場に行きました。表面上は仏教のお寺です。短い3日間だけの修行をしてきました。
滝に打たれることで、"滝行(たきぎょう)"という修行(しゅぎょう)をしました。写真のとおりです。
・群馬県 棚下不動(たなしたふどう)の滝
※この写真は観光宣伝用のもので、こんなにきれいには実際は写真は撮れません。滝は、もっと暗い山の中にあります。
・三重院(さんじゅういん)修験者(僧侶)の村上圓信氏と
・副島隆彦の滝行の様子
仏教のお経や真言(マントラ)を唱えたり、草むしりをしたりのなかなか厳しい修行でした。滝の水は20mぐらい上から落ちてきて、身体が潰(つぶ)されそうになります。ものすごく冷たい水に入って、この滝行で私が祈ったことは、小沢一郎長命(ちょうみょう)祈願。そして、日本国の国民民主革命成就(じょうじゅ)祈願です。
修験者(しゅげんしゃ)というのは、山伏(やまぶし)とも言います。日本全国各地の山の中に滝があります。滝行ができる近くには修験道場がある。表面上は"仏教のお寺さん"です。相当の山奥にある山寺です。
修験道(しゅげんどう)は、明治政府によって、廃仏棄釈(はいぶつきしゃく)のお寺打ち毀しの民衆暴動が禁止されたあとのすぐ明治5(1875)年に禁止されました。それから70年間の厳しい禁止の期間を経て、1945年の敗戦でできた新しい日本国憲法体制で宗教の自由が確立して、再び修験道は自由になりました。
まず、「修行(しゅぎょう)」というコトバから説明しましょう。現代の日本人は、行う「行(ぎょう)」と、事業や就業や終業式などの学業の「業」の、この2つの「ぎょう」の区別をつけられなくなっています。
"行う"方は、あくまで仏教や修験道の修行として、信仰のために身体を鍛え鍛錬し、精神を修養するためのものです。それに対して、徒弟奉公(とていぼうこう)のような企業で働くことを古いコトバで修業と言う。「業」は、事業、学業で一般の世間の、俗世界の人間の行動である。この区別をまずしっかりとつけましょう。相当の日本人が、この区別がつかなくなっています。
修験道は、山岳信仰(さんがくしんこう)、御岳信仰(おんたけしんこう)を中心にしていて、したがって、崇拝(すうはい)する対象は、山そのものです。本当の本当は、ですから修験者(しゅげんじゃ)たちは、僧職(お坊さん)や神官(神主、かんぬし)であっても、仏教も神道も信じていません。
ここからあとは、会員ページの方に書きます。 副島隆彦拝
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アルルの男・ヒロシ(中田安彦)です。
上の副島先生の修験道の“滝行(たきぎょう)”については、会員ページで日本における修験道の歴史も含めて紹介する形で掲載致します。
さて、少し前になりますが、私たち「学問道場」関連の書籍が2冊発刊されております。いずれも復刊(加筆した上での再刊)になります。
一冊目が『新版 副島隆彦の今こそ金そして銀を買う』(祥伝社)です。これは2008年12月に発刊された、『今こそ金を買う』の増補加筆版です。金の先物価格がドル安や米国の量的緩和の観測に並行して上昇しています。もちろん、この金先物価格の押し上げに貢献しているのは、金地金(きんじがね)や金硬貨だけではなく、実物の金を裏付けにしているという金ETF(上場投資信託)で純金積み立てといった金融商品です。
ですから、この先物価格はいつまでも上昇するものではなく、いずれ下落、あるいは暴落する(=暴落させられる)というのが、前著『新たなる金融危機に向かう世界』(徳間書店)で先生が展開した趣旨です。だから、「一度、下がったときにまた金は買えばいい」というのがこの『今こそ金そして銀を買う』の趣旨であるわけです。
新版になって金(ゴールド)に加えて、別のコモディティである銀(シルバー)についてのコラムを大幅に加筆してあります。商品への投資に関心のある人だけではなく、近年、多くの注目を集めている「金と銀」について知りたい人の入門書となっております。
また、もう一冊は、かつて『プロパガンダ教本』という書名で出版されておりました、アメリカの広告宣伝業界の創始者、エドワード・バーネイズの古典、Propaganda(1928)です。今回、前回の発刊の際にはページの都合で割愛した一章(本サイトでお求めの皆様には別途コピーをおつけしたものです)を復活させた上で、前書きを全面的に改定しました。旧版の時の前書きは、郵政民営化選挙の興奮さめやらぬ時期に書いたものでもあり、主に日本のテレビ・新聞の大衆洗脳について、具体的な事例(『発掘!あるある大辞典』のやらせ騒動)を使って解説しました。また、旧版の表紙はあまりにも安っぽいものであったので、新版では学術書にふさわしい格調高いデザインになっています。
心理学者フロイトの甥でもあるバーネーズの青年時から老年時(故人)
なお、新版では、「先進国における近代的なプロパガンダ産業の歴史」というテーマで一万字ほどの解説を追加しております。ただ、バーネイズの著書の部分に関しては大きな変更はありません。
旧版が出たときも、そして今も大手マスコミの大衆コントロールに批判が集まっております。新聞の報じることを誰も信じなくなっている。しかし、一般大衆の意見を形作る影のエリート機構というものはいつの時代も存在する、それが本書の著者であるエドワード・バーネイズの一貫した主張です。バーネイズは第一次世界大戦時の戦争プロパガンダに従事してきた筋金入りの宣伝マンであり、その主張には重みがあります。(旧版の『プロパガンダ教本』はこちらでも出版社でも在庫切れです)
以上の2冊、まだお読みでなければ是非お読み頂けますようにお願い申し上げます。
★(お申し込み)→本のお申し込み
なお、2010年11月28日(日)の永田町での私たちの講演会(定例会)への参加も受付中です。
小沢革命後の日本の政界で台頭する権力構造はどうなるのか、アメリカ中間選挙後の覇権国の政治と金融経済、そして、東アジアの情勢を激動させかねない、米中二大巨頭の激突の行方、などがテーマになる予定です。
今の金融経済情勢の変化の背景には大国の攻防があるという古くて新しいテーマが、<「大政治(ハイポリティックス)が生む金融破局の裏道筋(=新聞・テレビ報道)を解明する」>という演題名に表現されています。どうぞご期待ください。
<副島隆彦を囲む会主催定例会>
「大政治(ハイポリティックス)が生む
金融破局の裏道筋(=新聞・テレビ報道)を解明する」
講師:副島隆彦先生 須藤喜直研究員
開催日:2010年11月28日(日)
会場:都市センターホテル 3Fコスモスホール
開場 12:15
開演 13:00
終了 16:30
・上記定例会へのお申し込みは、コチラ↓
http://soejima.to/cgi-bin/kouen/kouen.html
http://www.snsi.jp/tops/kouhou/1443
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