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カーラジオなどで今国会を何度か垣間見ることがありましたが、万年与党で建設的なのが売りのはずだった自民党の質疑の中身のなさにはほとほとあきれてしまいました。与党時代政策論議のシナリオも官僚の振り付けがあったからできていただけで、そもそも本当の実力はなかったのかもしれませんね。
自民党の一昔前の世代は、保守の矜持みたいなものを感じさせる風格がある方が多くみうけられましたが、”コイズミネオコン”とか”安倍ちゃんお友達内閣”の焼き直しみたいな執行部は、民主のネオコンと同じで、”口げんかが得意なだけのくそガキ”みたいなのばかり目に付くのでげんなりさせられます。もっとましなの出せよ~という気分です。
対する菅内閣の対応も、官僚のマニュアルどおりの事務的な返答ばかりで、不毛な内容で、こんなちんけな国会ショーのために、官僚の作文時間も含めて多大な税が使われてるとしたら、国会議員そのものを仕分けの対象にしやほうがいいんじゃないかと思ってしまいますね。むしろ与党の民主党議員のほうが、具体的な政策課題に踏み込んだ質疑をしていたようで、なんだかなあの気分です。
国会最初の質疑の中心を占めた小沢さんの”政治と金”での国会招致の問題にしても、”政治と金”というフレーズだけが一人歩きしていて、”この人たち本当に具体的な事実関係わかっていててしゃべってるの?”という感じがしました。機密費もらって毎晩赤坂通いをして、クラブのチーママくどきに忙しく、事実確認もしないで思い込みだけでテレビで適当なことをいってる大新聞の編集幹部と同レベルなんじゃないでしょうか。
やたら知ったかぶりしてテレビで解説してる新聞社の幹部なんか、”具体的にどんなことが犯罪事実ですか?”と聞いてあげたら、むにょむにょガセネタの疑惑をつぶやくだけしかできないでしょうし、”ええ!それがガセネタだったのまだ知らないんですか?わあ〜編集長の癖に情弱っ〜!どんくせっ〜!”て、一発かましてやったら、”だって世論調査でも80%の国民がうにょうにょ〜”としかいえなくなるんじゃないでしょうか?
その時は”報道関係のあんたが情弱80%の世論盾にしてどうすんだい!ますますどんくせっ〜!この高給どろぼう!”てかましてやれば、撃沈しちゃうんじゃないかと思います(爆)。
そんなマスコミのレベルの低いクズ幹部に便乗して、税金で何千万円もの給料もらって、”国会に出て説明しろ””疑惑隠しは許さない!審議拒否だ!!”とかやってる野党も野党なら、代表選挙で小沢氏にかけられた”政治と金”の冤罪を利用してしまったばかりに、反論もできずにもじもじするしかない菅総理も岡田幹事長も、税金の無駄遣いそのものです。
岡田幹事長の立場だったら”一連の疑惑のもとになった証言・・みんなガセネタだったことが分かりました。事実が明らかになった以上この厳しい世界情勢、経済情勢の中でガセネタで国会審議をとめる無駄は許されません!”と一喝しておしまいにすれば済む話だと思いますが、岡田さんもガセネタに乗せられたことを反省して仕切り直しすればいいのに、それができない意地っ張りで中学生坊主みたいですね。
そもそも小沢さんが国会で説明するとしても、記者会見でなんども説明してきたとおり、”不正な献金は受け取っていません。””会計処理の細かい部分は担当秘書に任せてきましたが、適切に行われているものと信じてきました。”
ということの繰り返し以外答えようがないと思います。だいたい国会招致を求める国会議員の人たちも、勝手にかけられた疑惑に対して無実の証明などできるわけないということがわかってていってるわけで、本当に意地が悪い人たちだと思いますね。西松のダミー組織迂回献金という証言も、水谷建設のダム工事受注に対するヤミ献金という話も、出所がいかがわしい情報屋の流したガセネタに、真偽も確かめずに検察が乗ってしまったというのがそもそもの発端じゃないですか。
そうした事実無根だったことが明らかになっているガセネタを、わざわざテレビ中継のもとで問いただして、どんな意味があるのか逆に問いただしたいですね?真相解明といいつつ、犯罪を問える事実がないことがわかっていても、あることないこと質問で取り上げることで、疑惑があるように印象付けたいだけ、という腹黒い政治的意図があるっていうことなんでしょう。
不思議なのは小沢氏の身内である民主党執行部まで、疑惑があることが前提になってるような対応ばかりしていて、相当なあほか、わざとだとしたら相当な”腹黒大魔王”だと思います。鈴木宗男さんの国会喚問の時に明らかになりましたが、犯罪事実がなくてもあのような形で、国会招致が行われ、疑惑として質問されれば、なにか犯罪事実があるかのような印象を与えられます。
そうした悪い印象が国民の中で醸造された状況では、無理筋の逮捕でも許されてしまうという恐ろしいことが現実に起きてしまいます。鈴木宗男さんが有罪とされた収賄容疑は、正規の政治献金として公表されたものを、献金者が取調べで”賄賂性があった”と供述したという特捜検察の調書(証言者本人が後日否定しても裁判で採用されず)により、でっち上げられたものです。そうした不当なでっちあげ立件逮捕が許されたのも、あの国会喚問で鈴木氏に投げかけられた、ガセネタにもとづく質問による印象誘導があったからだということを冷静にふりかえり、その危険性を十分認識しないといけないと思います。
そうした良識を欠如させ、魔女狩り裁判をさせないから審議拒否だとかいう議員は、民主政治を担う資格がないタダのゴロツキとして断罪されるべき存在だと思います。にもかかわらず、いまだに”政治と金””小沢氏国会招致”とかいってるマスコミの連中、野党の人、それを党内の内ゲバに利用しようとする与党の面々・・何考えてるんでしょうかね。日本はいつから目先の利害最優先でこんなにモラルを喪失した社会になったんでしょうか。ほとほとゲンナリさせられるばかりです。
そもそもの小沢氏の”政治と金”のガセ疑惑の原因をつくったのは、検察とマスコミ編集幹部です。記憶力があり、論理構成力があれば、勘が鈍くても、情がなくても受かる司法試験に受かっただけの世間知らずな検察の連中はともかく、まがりなりにも社会のいろんな分野の人間と交流があるはずのいい年をしたマスコミ編集幹部まで、自分たちの過ちを認めないのには、大量の”こども大人”を生みつつある現代日本の病理の深さを象徴しています。
彼らの大部分は70面下げてるから、孫もいる年代です。自分の孫には、”間違いを起こすことは誰でもある。大事なのはそれを素直に認めて謝ることができるかどうかということだよ。”ともっともらしい講釈をたれていそうですが、”その言葉を早速自分で実行してくださいな”といってやりたいです。
一連の小沢氏の”政治と金”問題の発端となった報道のすべてが、事実無根だという小沢氏、小沢氏秘書の説明どおりだったという事実があきらかになっている現在にいたっても、マスコミは誤報を国民世論調査など別の報道でごまかそうとしています。ガセ情報を垂れ流して拡散したマスコミの編集幹部が、”すみません!ガセネタに飛びついて拡散してしまいました!ほんとすみません!”と正直に正しい事実を報道したら、犯罪事実なんてありえない”政治と金”で無駄に時間を浪費させられずに済んだわけですから、いまだに意地をはってるマスコミ幹部の罪は重いです。
野党の人たちも、クズのマスコミの開き直りに便乗して政治利用するようなクズなことしていたら、本当の支持は得られないということを肝に銘じたほうがいいです。つい2ヶ月前、マスコミの小沢氏たたきに便乗した菅総理がどんな運命をたどっているか?他山の石にして来年の国会はもう少しのまともな救国政策をどんどん打ち出す国会にしてもらいたいものです。
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