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れんだいこのカンテラ時評860 れんだいこ 2010/11/26 19:58
【「読売新聞、産経新聞、赤旗連合」考】
2010.11.26日、ネットで検索するのに読売新聞、産経新聞、赤旗が一斉に小沢どんの新たな政治資金疑惑を報じている。疑惑内容を確認する前に一言しておく。こたびの「小沢どんの新たな政治資金疑惑」に対する「読売新聞、産経新聞、赤旗連合」による一斉報道こそ臭い。この連中によって小沢パッシングが組織的系統的に為されていることが分かる。この連合は今、何かと論調が揃いつつある。その昔、ロッキード事件でもこれが見られた。かの時、産経新聞は榎本秘書の自供を誘うべくニセ新聞まで拵えて検察捜査に協力し、取り返しのつかない汚点を刻んでいる。それでも平気で今日まで口をぬぐっているのが産経らしいところではある。
現在、読売新聞紙上で「時代証言者」シリーズに不破が登場連載しているが、これも「読売―日共の蜜月関係」を明らかにしていよう。保守系メディアに共産党の最高指導者が登場する時代の転変が面白い云々と評する向きもあるが、ノ―天気なのではなかろうか。
この関係がいつ頃から生まれたのか。次第にアケスケになってきつつあるが、かなり昔から始まっている。戦後読売の最高指導者・正力松太郎が戦犯指定解除と引き替えにCIAとエージェント契約を結んでいたことは既に明るみになっている。正力後の読売の最高指導者・ナベツネもいずれ暴露されよう。
そのナベツネは、戦後直後の共産党時代から宮顕と気脈通じている形跡が認められる。宮顕のその後の党中央登壇、壟断以降も、両者の関係は地下ルートで繋がっていたと容易に推定できよう。この関係は不破時代にも継承されており、こたびの「時代証言者」シリーズへの不破登場、小沢どんパッシングの「読売新聞、産経新聞、赤旗連合」の背景でもあろう。正力、ナベツネが国際金融資本帝国主義のエージェントとすれば、そのエージェントと親密な関係にある日共がどういうことになるのか、述べるまでもなかろう。
以上前置きして、取り敢えずこたびの疑惑内容を確認しておこう。
2009.7.21日、昨年8月に行われた衆院選直前のこの日、民主党岩手県第4区総支部が、政治団体「改革フォーラム21」(東京都千代田区)の解党時残余金の中から3億7000万円の寄付を受けている。同支部は寄付を受けた翌日、小沢氏の資金管理団体「陸山会」(港区)に同額を寄付している。同支部はこの年、「寄付・交付金」として3億7062万円を支出している。このことが岩手県選挙管理委員会が公表した昨年分の政治資金収支報告書の要旨で判明した、としている。
政治資金規正法は、政党や政治資金団体以外の政治団体が、同一の政治団体へ年間5000万円を超える寄付をしてはならないと規定している。「改革フォーラム21」から「陸山会」への直接寄付は、この規定に抵触するため、民主党岩手県第4区総支部を迂回(うかい)させた可能性がある。これにつき、昨年10月まで改革フォーラムの会計責任者を務めた平野貞夫元参院議員によると、改革フォーラムから同支部への寄付は、民主党の衆院選候補者に配るための資金だったという。小沢氏と改革フォーラム側が相談の上、衆院選候補者のための資金として同支部の口座に送金したという。
「改革フォーラム21」は1993年、自民党時代の小沢氏らの政策グループの政治団体として発足。小沢氏らが新生党を設立した後も存続し、歴代の代表や会計責任者は小沢氏の側近だった故八尋護氏や平野貞夫元参院議員、樋高剛衆院議員らが務めた。同党が解散して旧新進党に移行した1994.12月、「改革フォーラム21」には新生党本部と新生党岩手第4支部など10支部から、総額9億2526万円が寄付されている。その後、1995年に約2億6000万円を支出した以外は、資金の出入りはほぼ毎年数十円〜数百万円で推移し、2008年末には約6億9000万円が残っていた。
以上が概要である。「読売新聞、産経新聞、赤旗連合」は、「政党資金の私物化ではないか」、「政党が使い残した“公金”をなぜ小沢氏が一人占めにできるのか」と疑惑している。これをどう評するべきだろうか。
れんだいこの解答は簡単である。小沢どんに対する「陸山会事件」同様、これを咎める直接的法文規定がない以上は罰せられるべきではない。政治的道義的責任論は仕切りがない分、魔女狩り化される恐れが強く、採るべきではない。何より、政治資金収支報告書への記載があれば大過なく、政治資金収支報告書への記載のない金銭授受こそ重責とされるべきである。もう一つ、小沢どんに対する法規制は、他の議員、他の政党の離合集散にも等しく適用されなければならない。小沢どんのみ取り締まる法規制なぞ有って良い訳がない。
もう一つ付け加えるならば、政治にはカネがかかると云う現実を踏まえ、それを個人の着服ならいざ知らず、こたびのように「民主党の衆院選候補者に配るための資金」、秘書寮の建設費、その他諸々の政治活動費に使われていたなら大目に配慮されるべきではなかろうか。法と云うものは弁えがあってこそ活きる。世の中の万事を法規制しようとするのは息苦しくなるだけのことである。
一見聞こえの良い「キレイ、清潔、潔癖」論を押し進め過ぎると際限のない統制社会に陥る可能性がある。我々は何より、そういう社会を忌避すべきではなかろうか。れんだいこが、企業献金、業界献金、労組献金、団体献金につき収支報告書に記載するならば可論、資金も活動も極力自由自主自律論を唱える理由がここにある。それぞれ限度額を設定し、受け取りできるようにすれば良い。それが政治活力を生むと思っている。
もとへ。そういう眼で見ると、「読売新聞、産経新聞、赤旗連合」による「小沢どんの新たな政治資金疑惑」は不発である。破裂したのは「読売新聞、産経新聞、赤旗連合疑惑」の方である。ブーメランが帰って来たことになる。「読売新聞、産経新聞、赤旗連合」よ、何なら君たちの資金疑惑を採り上げて見ようか。君たちは天の声捜査に耐えられるか。こっちの方がよほど裏がありそうだ。いずれにせよ敵方が揃い踏みし始めている。何かが始まる前触れだろう。
2010.11.26日 れんだいこ拝
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れんだいこのカンテラ時評859 れんだいこ 2010/11/25 19:52
【日共の延坪島事件論は腐りきっている】
北朝鮮軍による黄海上の延坪(ヨンピョン)島攻撃事件に対して、案の定、日共が噴飯ものの声明を発表している。これを論評する。
11.24日付け赤旗は、「北朝鮮が韓国の島砲撃 兵士2人死亡、民間人負傷 一時交戦状態」の見出しで事件報道している。その際妙な地図が添付されている。それによると、北朝鮮が主張する軍事境界線の一部がえぐれ、延坪島が韓国領であるとする形に図示されている。日共は「延坪島韓国領」を説明する義務がある。北朝鮮が、「延坪島=韓国領」を認めている形跡、経緯を示さぬまま「延坪島=韓国領」を図示するのは公正さに欠けよう。理解できぬのはれんだいこだけだろうか。
志位委員長は同日の記者会見で、韓国・延坪島を砲撃した北朝鮮を非難する声明を発表した。声明は砲撃について「朝鮮戦争の休戦協定はもとより、国連憲章にも反する無法な行為だ」と指摘。領海について南北双方の主張が異なることを指摘した上で「それを武力攻撃の理由にすることは、断じて許されることではない」と主張。「砲撃を受けた延坪島は、北朝鮮が主張する領海に囲まれた位置にあるが、『同島と同島への航路が韓国側に属することは、北朝鮮自身も認めており、北朝鮮の言い分はまったく成り立たない』」と非難している。
この論法のキモは、「同島と同島への航路が韓国側に属することは、北朝鮮自身も認めている」である。その根拠はどこにあるのだろうか。どういう経緯で「北朝鮮自身も認めている」のだろうか釈然としない。北朝鮮側は同島の北朝鮮領土論を主張しているように思われるので、日共は説明せねばならない。
次に、「北朝鮮の軍事挑発行為を厳しく非難」し、北朝鮮に対して「攻撃とそれによる被害の責任をとり、挑発的な行動を繰り返さないことを厳重に求める」とした。付け足しで、韓国をはじめとする関係各国に対しては、軍事的緊張や軍事紛争につなげることなく、外交的・政治的な努力により解決することを要請した。しかしながら、日共の論調が北朝鮮批判に偏していることは明らかであろう。こんな共産党がいつからできたのだろうか。れんだいこの知る共産党では断じてない。
想起すべきは、共産党の朝鮮動乱の時の対応ではなかろうか。かの時は、北朝鮮側が先行して侵攻したにも拘わらず韓国側の侵攻が先と主張して、「歴史の真実」に堪えない対応を見せ顰蹙を買っている。既に多くの識者が指摘しているところである。当時の対応が左派的な偏向論調であったとすれば、こたびのそれは極めつけの右派的な偏向論調であり、又もや「歴史の真実」に堪えない対応をしているのではなかろうか。そのうち失笑を買うことになるだろう。
れんだいこには、どちらも間違いと云うより、こたびの右派的な偏向論調の方が重度過失性が高いとみる。なんとならば、朝鮮動乱当時の左派的な偏向には「朝鮮民族の南北分断固定化反対、祖国統一支援」の意図があり是認できる面があったからである。それに比して、こたびの右派的な偏向論調には求めるべき何があるのだろうか。米韓日の策動を裏から支援する腹黒い魂胆しか見えてこない。正確には、骨の髄まで国際金融資本帝国主義のシナリオに乗っており、それをプロパガンダしているに過ぎない。共産党的対応は微塵もない。一体、我々は、こういう共産党をいつまで許すべきだろうか。日共党員よ怒れ。怒らないとすれば共同正犯である。この党は腐ってしまっている。
こたびの事件は一見、北朝鮮側の蛮行が際立つように思われる。だがしかし、れんだいこはそうは思わない。韓国にも北朝鮮にも怨みもツラミない。東亜の平和と安定、協調を求めるばかりである。そういう観点から疑問と見解を述べて見たい。それには延坪島問題を日本の北方領土問題に引き据えて考えてみれば良い。日本の置かれている立場がオカシな二枚舌マルチ舌に陥っていることに気づかされよう。
北方領土問題では、日本領土の目と鼻の先の歯舞、色丹島がロシアが実効支配されている。その不自然さにより、幾ら戦争に負けたにせよ不当として北方領土返還運動が始まっているのではなかろうか。或る時、ロシアが日本領土目前の歯舞、色丹島で軍事演習し、し続けたと仮定しよう。それに対して日本政府は拱手傍観すべきだろうか。挑発行為であるとして警告するのが正義であろう。然るに、ロシアの軍事演習が次第にエスカレートするばかりであったと仮定しよう。日本政府は当然、更に激しく抗議すべきではなかろうか。
「北朝鮮軍による黄海上の延坪(ヨンピョン)島攻撃事件」は、この事態に遂に忍耐の緒が切れて日本の自衛隊が軍事演習するロシア軍に対して発砲したと云う構図ではなかろうか。それが許されるかどうかは別にして、この場合、日本ばかりが国際世論から轟々と批判されるべきだろうか。ロシア軍の挑発行為こそ元凶論で立ち向かう世論も生まれるべきではなかろうか。
それを思えば、日本政治が本来為すべきは、我が北方領土問題に引き据えて、韓国の挑発行為に対しても非を咎める論調に立つべきではなかろうか。今、日本政界はこぞって激しく北朝鮮批判を奏でている。日共も然りである。せめて共産党ぐらいは、北朝鮮の非、韓国の非を同等に論うべきではないのか。こたびの志位委員長声明には、この複眼視点が一切ない。あからさまの一方的北朝鮮批判に加担している。その日共の北方領土問題は勇ましい。千島列島全域まで返せ論でラッパを吹き続けている。可能かどうかは別にして千島列島全域の返還を求める唯一の党として宣伝している。
日共は、北朝鮮の眼前の延坪島問題と日本の眼前の北方領土問題とをどうロジック的に識別しようとしているのだろうか。日共は、態度の差を整合的に説明せねばならない義務がある。ロシアが歯舞、色丹島で執拗に軍事演習を策動する時、どう対応すべきなのか説明せねばならない。これは日本政府の対応も然りである。日本政府は、日本の北方領土問題と北朝鮮の延坪島問題をどう説明しようとしているのだろうか。れんだいこには理解できない。
仮定の話ではあるが、「北朝鮮軍による黄海上の延坪島攻撃事件」に対する批判対応は、北方領土域に於けるロシア軍の度重なる挑発行為に対して日本の自衛隊が反撃したとして、日本政府自らが「許し難いものであり、日本を強く非難する。ロシア政府を支援する。対日本制裁措置を強化する」と云っている構図となるのではなかろうか。オカシな具合になる。
これは何も北朝鮮側のこたびの発砲を正論化しようとしているのではない。日本の領土問題に引き据えて考えれば、こういうロジックになると云うことを確認しようとしているに過ぎない。北朝鮮側からすれば、韓国側に実効支配されているものの、領土の目前の延坪島で度々の軍事演習は挑発行為と受け取るのは自然ではなかろうか。そもそも沿岸200カイリ論からすれば、北朝鮮側の主張する海上軍事境界線の方が整合的なのではなかろうか。日本政府の北方領土論は北朝鮮側の主張に即しているのであって、ロジック的には仲間であろう。
にも拘わらず、北朝鮮側の主張する海上軍事境界線を認めず、韓国側の主張する北方限界線を良しとするロジックが分からない。韓国側の主張する北方限界線良し論は、ロシア式領土論即ち先の大戦で勝利したことによる戦勝国側の実効支配であり何ら問題はない、敗戦国側の返せ論は虫の良い駄々っ子とする論の方が正当化されるのではなかろうか。今、日本政府は北方領土論で返還を求めている。ならば、こたびの事件に対する日本政府の北朝鮮側の主張する海上軍事境界線否定、一方的な北朝鮮軍批判は追って日本の北方領土論の首を絞めることになりはすまいか。かく外交は繋がっていると考えるべきではなかろうか。
あれこれ考えると、日本政府の領土論、外交論は、米国の後ろ盾を頼みに米国の指針する領土論、外交論を主張しているだけに過ぎないと云うことになる。国際金融資本帝国主義のシナリオに添って走狗しているに過ぎないと云うことになる。これによれば、こういう有事緊張事態に即応して更なる軍備強化が求められることになる。核武装も云われ始めているが米軍傭兵論の促進でしかない。憲法改正は無論のことである。こうして平和国家から好戦国家への転換が策動され続けている。
我々は、この傾向に悪乗りして正義ぶるべきだろうか。日本の外交は、こういう紛争に対して非軍事的、経済協調的、文化交流的促進を押し進める処方箋で処すべきではなかろうか。あるいは火中のクリを拾って平和を求めるべきではなかろうか。そういう外交こそが日本に望まれているのではなかろうか。我々が民主党政権に期待したのは、こういう外交ではなかろうか。今は全くダメで反対のことばかりしている。自公とまるで同じ対応している。何だったのだろう政権交代は。政治に芸がない能力がない。そろそろ菅―仙石の顔を見るのも嫌になって来た。
2011.11.25日 れんだいこ拝
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