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http://www.olive-x.com/news_ex/newsdisp.php?n=100294
朝鮮半島で再び緊張が高まっている。周辺関係国の立場は、中国とロシアが南北両国に自制を求める声明、米国はオバマ大統領が激怒の報道官声明、日本は菅首相が許し難い蛮行と表明、韓国は安全保障会議を開き米韓で緊密に対処とし、米韓軍事演習も実施する。なおこれらの情勢判断について、The Voice of Russia が適格なコメントを出しているのでそちらを紹介しておく。
----- 緊張高まる南北朝鮮 http://japanese.ruvr.ru/2010/11/24/35552714.html
北朝鮮と韓国間で戦争の勃発はないと考える第一の理由は、北朝鮮側が大胆不敵な声明を表し、戦闘的な行動を見せてはいるものの、彼らは自国軍が幅広い攻撃作戦を展開できる状態にはないことを非常によく理解しているからだ。加えて北朝鮮には、このような行動を支持する用意のある同盟国がない。現在は、1950年代の朝鮮戦争時に中国とソ連が北朝鮮側にいた「冷戦」時のような同盟対決の時代ではないのだ。恐らく韓国側も、同国経済が発展を遂げた時代に多大な努力によって獲得した安定性に対し、危険を冒す用意はないと思われる。さらに韓国軍は、米国軍の指揮のもとにあり、米国からの指令なしにはいかなる行動にも着手できないのだ。-----
つまりロシアは、朝鮮半島に於ける北朝鮮の行動に対し、冷戦時と同様の中国軍やロシア軍の「同盟国」としての軍事行動はないと表明しているに等しい。その場合、北朝鮮は単独で幅広い軍事作戦を展開できないことは十分に理解している、だから小紙は、であるからこそ北朝鮮金正日体制は核保有を国是とするのだと付記しておきたい。
一方、韓国は経済発展を遂げており、ソウルが人質になったまま戦端を開けば、その経済が破壊されてしまうから、軍事作戦には慎重に行動すると云うことである。小紙の今後の南北朝鮮半島情勢の予測は、詰まるところ昨日も述べたように、現在は金正日より金正恩体制への移行期に当たり、朝鮮半島は神経質な様相を見せるとしている。そしてその神経質さからは、やはり核保有しかないとの結論が導かれ、韓国の戦術核再配備も議論の俎上に載るだろう。
日本には、平成11年に成立した周辺事態法と云う法律があり、今般の仙菅ナホト内閣に何処までこの法律に対する対処意識があったかは全く不明である。菅首相に連絡がつくのに1時間余を要し、仙谷長官らの対処は更に遅延した。安全保障会議は、開かれていない。これは拙い。なお安全保障に関する情報は、我が国のテレビ・新聞以外に周辺各国のメディアが報じている立場を多角的に分析すべきである。
ただ仙谷官房長官が記者会見したのが、オバマ大統領が声明を出してから3時間後では、お話にもならない。やはり日本の国家安全保障のためにも早期に小沢ちゃんの登場を希望する。小沢ちゃんは国防族である。
一方、声明の口調とは別にオバマ大統領が置かれた立場は厳しさを増している。オバマ大統領は、イラクから撤退、アフガンは2014年よりの撤退を表明しており、そこに北朝鮮南北緊張が加わり、何処を取っても困難だからである。アフガンは戦車を投入する模様だが、それ自体が作戦の困難さを物語っている。
民主党幹部の中には、「砲撃は民主党にとって神風だ」とか云ったトンデモな方がいたようだが、最早、天を見上げるばかりである。むしろ今後、国会で更なる困難が待ち受けているだろう。シロートなのだから。現在、韓国では北朝鮮に対する怒りが沸騰しているが、その怒りの矛先は、徐々に米韓同盟の本質にも及ぶようになるだろう。もしロシアの分析と指摘が正しいのであるなら。皆さんのご意見もお待ちする。
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