http://www.asyura2.com/10/senkyo100/msg/403.html
Tweet |
http://www.olive-x.com/news_ex/newsdisp.php?n=100271
2010年広州アジア競技大会で10日までの国別メダル獲得数を調べてみた。
中国金146、銀71、銅70
韓国金55、銀46、銅61
日本金30、銀54、銅61
スポーツ競技は国威発揚の場と言われているが、この結果を見るとなるほどと思うが、その内容はかなり怪しいものもあるようだ。「19世紀の国家がいきなり21世紀の経済力を手に入れた」と表現される中国に於いての開催で、日中間でいろいろ問題が起きている時期である。ニュースや情報番組で取り上げられた日本選手に対する中国側の審判や選手、観衆のいかがわしさはあからさまで、スポーツの場にふさわしくないものばかりである。
試合開始前に日本の国家「君が代」が流れると罵声とブーイング。これは非常に失礼な行為だ。禁止されている鳴り物入りの応援。セパタクローという競技では主審を中国人にするように要求し、この競技の発祥地であるタイやマレーシアはいやな思いをしたことだろう。ダンススポーツで中国は全種目の演技順が最後になったが、ダンス競技では後になるほど点数のつけ方が有利だとされている。順番は抽選で行われたが、この確率は約7800分の1であるという。全種目で中国が最後になったのは偶然だろうか。
大会は全般的に中国有利の判定となっているようだが、特に女子柔道はひどかった。48キロ級決勝で日本の福見友子が果敢に攻めていたが、ほとんど防戦一方の中国の呉樹根選手に1対2の判定負け銀メダル。3人の審判のうち福見友子を支持したのはレバノン人の副審のみで、モンゴルの主審と韓国の副審は中国を支持した。
福見選手はさぞかし無念だったことだろう。それでも一礼し中国選手と握手を交わした。「勝っているとは思ったが、投げないと意味がないので。負けと同じだと思います」と、ポイントを取れなかったことを潔く反省した。柔道選手なら誰もが投げて勝つことを理想とするだろう。しかし厳しい勝負の世界ではもつれ込むことも多い。「やってるのが、ばかばかしい」と監督に言わしめた今回の事態は、福見選手の胸中にも割り切れない思いが残ったと思うが、試合を見ていた人は中国人を除く誰もが金メダルは福見選手のものと判定したに違いない。
他にも呉選手は韓国選手の投げ技で畳に落とされたが、判定結果は呉選手の一本勝ち。スポーツ選手としてこの結果内容を素直に喜べるのかと呉選手に感想を聞いてみたいものだが、審判や国策も絡み選手の意思の届かないところの問題もあるので、選手ばかりを責めても意味がない。
一方、柔道女子63キロ級は世界選手権2連覇の上野順恵が優勝したが、卑怯な仕打ちを受けていた。こちらは選手個人の資質の問題と審判の共同体だった。準決勝で北朝鮮選手のキム・スギョンと対戦した上野選手は、開始早々に相手の拳を目の辺りにまともに受けた。試合のビデオでは明らかに目を狙っている。その後も5、6発殴られたという。主審はキム選手の反則を取るどころか、うずくまる上野選手に試合続行を促した。主審のそばにいた若い女性が「えっ?」と驚いたように思わず主審を見たのが印象的だった。
それでも上野選手は延長戦を優勢で勝ち越した。目の周囲を紫色に腫らした上野選手は試合終了後にキム選手に手を差し伸べて握手をした。キム選手はそのとき何を思ったのか。このような不実な選手は柔道の精神に反し、そもそも柔道をする資格がないのではと思った。上野選手は目がふさがって見えないような状態でも決勝戦で一本勝ちして金メダルを日本にもたらした。
サッカー男子の21歳以下の日本代表に対しては「試合会場の芝を保護する」という理由でスパイクとボールの使用を禁止。結果的に実際の試合会場で公開練習をさせないという嫌がらせを受けた。このような決定は前代未聞だとのこと。日本側は芝生の状態やらいろいろチエックが出来ない状態でぶっつけ本番試合に臨み、日ごろその会場を使って練習をしていた中国選手にはひどく有利なはずだったが、それでも日本は3対0で勝利した。
体操女子は特にあからさまだった。女子床運動で日本の山岸舞選手が大会の運営上の嫌がらせを2回も受けた。1回目は演技開始と曲開始をずらした。これは緊張の極度にある競技スタート前の選手には致命的な仕打ちだ。2回目はなんとまったく関係のない曲が流された。嫌がらせもここまではっきりすると「よくもまあ」と苦笑いである。
山岸選手は「動揺しなかった。めったにない経験ができてよかった」と感想を述べているが、その根性は見上げたものだ。「めったにない経験」の内容とは、まさに中国という国ならではのものだ。優勝は案の定中国選手だったが、トラブルがなければ山岸選手が優勝したかもしれない。
スポーツがフェア精神を尊ぶことは世界の約束ごとだが、中国はそのスポーツでさえも守れないことを実証した。政治の世界となると容易に想像がつく。中国政府のうわべだけの柔軟姿勢を日本政府が「友好」などと勘違いするのは国民としては心もとない。中国に対してはどのような場面でも気を引き締めてかかるのが正解かもしれない。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK100掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。