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いつか、あの出っ歯のタレントさん、そうそう、明石家さんまさんがドラマに出てて、写真屋さんの役で、沖縄で、兵隊に駆りだされるんだけど、さんまさんのもともとのキャラクターによく役があっていたということもあったが、実に好演だった。
いつも笑顔で、よく喋る写真屋さんで、みんなの笑顔の写真を取るのが生き甲斐だった。
最後のシーンが実に感動的であったが悲しいシーンでもあった。あたしも大泣きした。
さんまさんは、負傷したアメリカ兵を銃で撃てと、上官に命令されるんだけど、米兵に、『ヘルプミー』と頼まれどうしても撃てない。
軍事訓練というのは、簡単に言えば、上官に『撃て!』と言われたら、何も考えずに撃てるようになる訓練だ。学校で、行進の練習をさせられることがあるが、あれも、一種の軍事訓練で、右を向けと言われたら、そのとうり右を向き、左を向けと言われたら、そのとうり左を向く訓練である。何も考えずに条件反射的に指示に従って行動する訓練である。
あたしなんか、さんまさんのように、すべての軍人が撃てと言われても撃てなくなるといいなと思うが、そんな軍隊では実際には役に立たない。
逆に、撃てと命令されなくても、自分の判断で撃ってしまう兵隊がいるともっと困る。尖閣諸島諸島沖での中国漁船との衝突ビデオをインターネットに公開した神戸海保職員は、英雄視されているが、オーバーに言えば、こっちの類かな。
やや、話が逸れたが、軍事訓練で劣等生だったさんまさんは、米兵に、『ヘルプミー』と命乞いされ、どうしても撃てない。
撃たなければ、自分が撃たれてしまう。
この写真屋さんの帰りを今か今かと待っている美しい妻がいる。
生まれたばかりの可愛い子どもがいる。
妻のためにも、子供のためにも、さんまさんは、この米兵を撃たなければならない。
自分が撃たなくとも、どうせ、この米兵は他の兵隊に撃たれるのだ。
『何をしているのだ、早く撃て!命令に従わないなら、お前を撃つぞ!』
と上官に怒鳴られる。
さんまさんは、米兵に銃口を向け、引き金に指がかかる。
しかし、さんまさんはどうしても撃てない。
『わたくしは!』
とついにさんまさんは叫ぶ。この写真屋さんは、自分のことを、いつも、『わたくし』という。
『わたくしは、こんなことをするために生まれてきたんではありません!わたくしは、笑顔の写真を・・・』
という言葉の途中で、バーンと、音がして、さんまさんは上官に射殺される。
さんまさんは、この悲しくも感動的なシーンを、キャバレーに遊びに行くと、よく女の子の前で再演して見せて大受けしているそうだ。
それはともかく、こんなことは、沖縄ではいっぱいあったことだろう。
そんなことは一切関係なく、沖縄の広いさとうきび畑には、今年の夏も、風が通り抜けた。ざわわ、ざわわ、ざわわ、と。
そして、米軍はいまだ沖縄に駐留し続けている。
まだ、いくさは終っていない!
沖縄の知事選が、11月28日の日曜日に投開票される。マスコミはあまり注目していないけど、あたしは、今後の日本の行く末を決める最も重要な選挙だと思う。
米軍の駐留を絶対に許してはならない。いわんや、基地の新設などもってのほかだ。
現職の仲井真弘多は、今は基地反対と言っているが、当選したら、『万止むを得ず基地を容認します』と言い出すことは見え見え。穏やかそうな顔の裏で、どうしたらうまく県民をごまかせるか腐心している卑劣漢だ。
一方、伊波洋一氏ははっきり基地反対を明言し、これをけっして破らない人だ。
沖縄県民は、圧倒的多数で、伊波洋一氏を勝利させ、沖縄の断固たる民意を、日本に世界に知らしめてほしい。
平和より、金を優先しないでほしい。
『わたくしは、笑顔の写真を・・・』という言葉の途中で、銃に撃たれた写真屋さんは、米兵を撃つことが出来なかった。
しかし、あたしは、けっして彼を弱虫だと思わない。あたしは、あの写真屋さんこそ、真の勇気ある人だと思う。
こうした真の勇気が真の平和を創りだす。武力を振り回す蛮勇で、真の平和は創りだせない。日本に米軍基地などひとつもいらない!
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