http://www.asyura2.com/10/senkyo100/msg/168.html
Tweet |
http://sun.ap.teacup.com/souun/3680.html
2010/11/22
「働きかけるべき本当の対象は、実は政府ではなく、大多数の一般市民の心:小野 昌弘氏」小野 昌弘氏のツイートより。
小沢氏の今後を占うメキシコの小沢(AMLO)の経過、慎重すぎると思うほど慎重に行動すべき:小野 昌弘氏から続きます。未読の方はこちらから先にお読みになることをお勧めします。
懸念1)メキシコの事例は、デモが働きかけるべき本当の対象は、実は政府ではなく、大多数の一般市民の心なのだということを教えてくれています。
いまネットの中で仲間言葉となっていても、テレビ層は聞いたこともない単語を多用してデモをしている人たちを、街のひとたちはどのように眺めるでしょうか
懸念2)同時に全国各地でデモを行えば、その分目が行き届かなくなります。
いかに主催者の方々が気を配っても、たとえば、明らかに偏った団体が参加してくることを全都市で防ぐのは、一カ所で行うよりもはるかに困難です。
ほか予期せぬ事件が起きる可能性はどうしても増えてしまいます。
懸念3)AMLOはバリケードで評判を落としましたが、評判の落ち方はそれだけではありません。
たとえば、ヘルメット・サングラス・マスクをしたひとたちが過激な主張とともに小沢氏支持を掲げて行進したとしたら、それを目にした人の心の中で小沢氏の評判は地に落ちます。
懸念4)真摯な主張をすべき問題に「過激派」や「右翼」が参入して雰囲気を壊すという事態は京大ではよくあり、逆宣伝と呼ばれていました。
既にネット上では逆宣伝は始まっているように見えます。
例えば今回の同時デモを紹介する奇妙なHPが出現しています 街のひとの気持ちに立って、幅広いひとの心に届く言葉で訴えかけることが何より大事です。
不測の事態があったとき「重要なデモだからこそねじ曲げられようとしている」と冷静に対応し早急に軌道修正できる人が少しでもいれば、AMLOの失敗を繰り返さずに済むのではないかと思います。
-------------
nobuyoyagi
ここで補足。@masahirono氏は言及していないが、AMLOの土地取引冤罪疑惑で逮捕することで、大統領立候補権を剥奪しようとした事件もあった。
こちらの顛末は、http://bit.ly/9arG1s
そしてこの試みが失敗すると、突然、大統領選が電子投票に「変更」され、その結果、僅差でAMLOは負けた。
当然、AMLOも支持者も激怒して、大統領就任を宣言。
メキシコシティは2ヶ月以上「自称大統領が2人いる、暴動状態」に陥る。
この逆の例として、94年のメキシコの先住民ゲリラEZLNの成功例がある。
「ゲリラ」という「時代遅れ」で、「テロリスト」レッテルを貼られかねない反乱だったが、いわゆる「既成のイデオロギー組織」や「用語」をいっさい排除し、徹底して「人権」と「環境」を訴えることに絞った
そのことによって、彼らは、左派から右派はもちろん幅広い浮動層を取り込むことに成功し、メキシコ憲法の改正をも含む、大幅な先住民問題の改善を達成した
もう一つ注意点。メキシコは大統領選後、混乱に陥った。
その中でAMLO派は過激化することで支持を失ったが、だからといって大統領派が支持されていたわけではなかった。
現カルデロン大統領はメキシコ史上最も疑惑に満ちた、不人気な大統領として任期を始めることになる
その彼が始めたのが「麻薬戦争」。
麻薬マフィアの脅威が大宣伝され、戦争化するにつれて、報道はそちら一色になり、「戦争」は国民を結束させ、支持率を上げる結果を生む。これはブッシュのイラク戦争でも起こったこと。
-----------------
的確な補足とリツイートありがとうございます。
メキシコの麻薬戦争と予兆についての見方も賛同します。
もちろん日本においては麻薬戦争そのままではありえませんが、現代日本の社会文化の中で対応する「それ」は何だろうか、と真剣に考えるべきときに入ったと思います。
投稿者: 早雲
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK100掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。