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「反安倍勢力」と「安倍補完勢力」の混合物を
分離・改革して、反安倍勢力を拡大すべきだ !
「日本の支配者」の謀略とは ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/02/20より抜粋・転載)
1)2019年は、統一地方選、参院選があり、今年は、
次の総選挙に向けて、勝負の年になる !
2)「衆参ねじれ解消」の情報誘導で、2013年に、
ねじれが破壊されて、安倍暴政がもたらされた !
3)昨年の総選挙での自公の絶対得票率は、約24%であり、
反安倍政治の野党は約25%だった !
4)反安倍政治の候補者を、選挙区毎に、一本化する事が何よりも重要だ !
5)希望の党と民進党の前原代表の本音が、隠れ自民党
の創設だったため、希望の党は、完全に失速した !
6)反安倍政治での野党共闘が、構築できなかったのは、
旧民進党が、鵺(ぬえ)だったからだ !
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
7)鵺の政党を分離・改革して、反安倍陣営の
連帯拡大、大同団結が重要だ !
これを完遂し、反安倍陣営の連帯、大同団結を実現することが求められている。
ところが、この重要な工程が、凍結されてしまっている。
希望、立憲民主、民進党、無所属に分離された状態で、フリーズしてしまっているのだ。
このフリーズ状態で2019年に移行すれば、主権者の4分の1の支持しか得ていない安倍自公政権が存続してしまう。いま求められていることは、旧民進党の完全分離を実現することである。
言い方を変えると、敵側の狙いは、野党勢力の分断を図ることだ。
8)悪徳ペンタゴンの謀略は、野党勢力の分断
・隠れ自民党構築だ !
野党をあいまいな状態にとどめ置く。
与党だか野党だか分らない状況を温存する。
これが、野党の大同団結を妨げるもっとも効果的な手法だ。
そのための工作部隊が「連合」なのである。
そして、その「連合」自体が、「反安倍勢力」と「安倍補完勢力」の混合物なのである。
9)「反安倍勢力」と「安倍補完勢力」の混合物を
分離・改革して、反安倍政治勢力を拡大すべきだ !
この「あいまい」状況を完全に払拭して、「反安倍自公」の連帯の体制を構築すること。
これが2018年の最大の課題である。
この意味で、立憲民主党が担うべき役割が極めて大きいが、肝心のその立憲民主党の行動が鈍い。
三つの作業が必要である。
第一は、旧民進党の分離・分割を完遂すること。
要するに「安倍自公補完勢力」と「反安倍自公勢力」の完全分離を実現することだ。
参議院民進党の多数の議員が、立憲民主党への移籍予備軍である。
10)参院民進党が、ぐずぐずしているが、
多数の議員が、立憲民主党への移籍予備軍だ !
しかし、この参院民進党が、ぐずぐずしている。
極めて低次元の「主導権争い」の類いのものが、立憲民主党への合流を妨げているのだと思われる。
政治家は自分の利益ではなく、主権者の利益を基準に行動するべきだ。
低次元の権力争いが政党再編を妨げている。
希望の基本性格は「安倍自公補完勢力」になっているのだから、この政党に所属している「反安倍自公勢力」の議員は立憲民主側に移籍するべきだ。
「無所属の会」で、活動する民進党議員も、分かりにくい存在だ。
11)野党・国会議員は、反安倍暴走政治、
国民ファーストで、行動するべきだ !
議員は自分ファーストではなく、国民ファーストで行動するべきである。
第二は、自由党、社会民主党との合流を視野に入れることだ。
原発、憲法、消費税の基本政策を共有できる勢力が一本化することが望ましい。
まずは、選挙区での候補者一本化が重要だが、その先にはひとつの政党としての大同団結が重要になる。
第三は、共産党との共闘関係確立だ。―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
「日本の支配者」は、対米・大資本隷属体制を
固定化するため、人物破壊工作と
「保保二大政党体制」構築を目指している !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/09/04より抜粋・転載)
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1)野党再編が論議の焦点は、「保保二大勢力体制」か、
それとも「保革二大勢力体制」かである !
野党再編が論議の対象になるが、焦点は、「保保二大勢力体制」か、それとも「保革二大勢力体制」
かということになる。「保保」というのは、現在の自公政権の基本政策と類似した、基本政策を掲げる政治勢力が、自公勢力と類似した規模に、拡大する状況である。
米国の共和・民主二大政党体制と類似した政治状況である。
2)「日本の支配者」は、「保保二大勢力体制」を目指しているが、
「保革二大勢力体制」を構築しないと、安倍政治の刷新はできない !
「日本の支配者」=悪徳ペンタゴンの巨大資本・CIAが、目指しているのが、この政治状況=「保保二大勢力体制」である。
これに対して「保革」は、現在の自公政権が示す、基本政策方針と対峙する、基本政策方針を明示する政治勢力が、二大政党体制の一翼を担う体制である。
かつての英国の保守党・労働党の二大政党体制が、ひとつの類型である。
3)鳩山政権は、自公政権の基本政策路線と、
明確に対峙する政策方針を、明示した !
日本では、2009年に、鳩山由紀夫民主党が、政権を樹立した。
鳩山政権は、既存の政権の基本政策路線と、明確に対峙する政策方針を、明示した。
その基本政策方針の転換とは、対米隷属 VS 対米自立、官僚支配 VS 官僚利権廃絶、大資本支配 VS 大資本支配排除というものだった。
この基本路線転換を象徴する具体的な政策提言が、普天間基地の県外・国外移設方針、官僚天下りの根絶、企業団体献金の全面禁止の三つであった。
1948年に、芦田内閣が破壊されて以来、初めて樹立された、本格的な革新政権が、この鳩山政権であった。
4)対米自立、・官僚利権廃絶・大資本支配排除を目指した、
鳩山政権を、「日本の支配者」は破壊した !
「日本の支配者」が、本格的な「革新政権」をいかに恐れているのかは、鳩山政権の命運をたどれば、鮮明に浮かび上がる。鳩山政権を誕生させた主役は、小沢一郎氏と鳩山友紀夫氏(名前表記を首相辞任後に変更)の二人である。
この二人の盟友に対して「日本の支配者」が苛烈で卑劣な人物破壊工作を仕掛けたことは周知の事実である。小沢一郎氏に対する攻撃は、2006年4月に、小沢一郎氏が、民主党代表に就任した時点から、本格化した。
「日本の支配者」は、なぜ、これほどまでに小沢−鳩山民主党を警戒したのか。
5)小沢−鳩山両氏が主導する政治は、日本の既得権政治を、
根底から改革する可能性大だった !
その理由は単純明快である。
この小沢−鳩山・二人が主導する政治が、日本の既得権政治を、根底から破壊=改革する惧れが高かったからだ。
「日本の支配者」は、小沢−鳩山民主党を破壊するための、激しい人物破壊工作等活動を展開するとともに、これと並行して、「害のない」もうひとつの政治勢力を構築するための工作活動を展開してきた。
これが、いわゆる「第三極」と称された、新政治勢力創出の試みである。結論を急ぐ。
6)「日本の支配者」は、対米隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指した !
「日本の支配者」は、自公と類似した政策方針を示す、もうひとつの政治勢力を創出しようとしているが、これは、対米隷属・日本の体制を固定化するためのものである。
日本の主権者の多数が、「安倍政治を許さない !」との判断を保持する以上、二大勢力の一翼を担う政治勢力を、「革新勢力」にする必要がある。
この「革新勢力」が、政権を奪還して初めて、日本政治の刷新が実現する。
安倍政治刷新のためには、「保保二大政党体制」ではなく、「保革二大政党体制」を目指すことが不可欠である。
7)反安倍政治・「革新勢力」が、政権を奪還して初めて、
日本政治の刷新が実現する !
これが、当面の野党再編論議で、認識しておくべき、最重要事項である。
「日本の支配者」と表記してきたが、具体的に言えば、米国を支配する、巨大資本のことである。
米国政治、米国政府を支配しているのも、この巨大資本である。
この「支配者」が、米国の政治経済金融制度を構築した。
政治制度における、共和・民主両党による二大政党体制は、どちらに転んでも、巨大資本の利益が損なわれない制度であり、事実上、政治路線は、固定されている。
8)「保保二大政党体制」が構築されれば、
「二党独裁制」になってしまう !
9)「日本の支配者」の実行部隊の中核を
担ってきたのが、CIAである !
10)「人物破壊工作」・隠れ自民党つくり等、
すべてが、CIAによる工作である !
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